反応性関節炎について~症状、原因~

症状
反応性関節炎とは?
反応性関節炎は、ライター症候群とも呼ばれる細菌感染の後に起こる関節、目、陰部の炎症を生じる病気です。関節炎の痛みと同時に関節が腫れて傷つくことがあるめずらしい病気です。20〜40歳の男性に多くみられ、女性では発症しても軽度です。
反応性関節炎では、以下のような症状がみられます
膝、足首またはつま先の腫れ
かかとやアキレス腱の痛み
排尿時痛
陰茎や腟(ちつ)からの漏出(ろうしゅつ)
目の赤み
ほてり
視界がぼやける
原因
食中毒を引き起こすのと同じ細菌が、反応性関節炎を引き起こす可能性があります。 淋菌、クラミジア、後天性免疫不全症候群(AIDS)によるHIV感染などの性感染症(STI)が要因となることもあります。
予防法
薬を飲む
STIにかかっている場合はパートナーも検査する
安全な性交する(コンドームなどの使用)
肉は完全に調理して、食器や野菜はよく洗い、食物は冷蔵庫で保存し、食中毒になる危険性を減らす
軽い運動をする
その他、安全に何ができるかは医師に相談してください。
治療方法
痛みや腫れのための薬を処方します。
STIがある場合は、抗生物質が必要な場合もあります。 その場合はSTIの再発を防ぐためにパートナーも検査を受け治療します。
ほとんどの人にとって反応性関節炎は3〜4カ月で消失しますが、一部の人では関節の痛みは何度も繰り返されることがあります。
このようなことが起こったときは医師に相談してください。
医師に質問すべき事項
最良の治療法は何ですか?
治療はどれくらいの期間続くでしょうか?
症状は再発しますか? 再発したらどうしますか?
STIは関係ありますか?
性交相手に伝染させてしまうことがありますか?
症状を和らげるために自宅でできることはありますか?
どのような運動をすればよいですか?