歩き始めた赤ちゃんの食事について

その他

歩き始めた赤ちゃんの食事

2~4歳の赤ちゃんの食事のパターンは、味覚芽の示す嗜好と同様、とても不安定です。故に、赤ちゃんは目にするもの全てを貪り食べる日もあれば、全く食べ物を口にしない、なんていう日もあるわけです。しかしながら、この年齢の赤ちゃんは、エネルギーを保つためにも安定した食事の供給が必要です。ですから、一日三食、という時刻のきっちりと定まったタイムテーブルに従わせるのではなく、スケジュールをゆるく設定して、赤ちゃんの食欲に任せるようにしましょう。長期的には、赤ちゃんの取る典型的な少量の食事を、健康的なスナック(最適な時間に供給する)で補うのが現実的でしょう。
以下には、このほかの戦略をご紹介します。

一日は朝食で始まる

一日に食べる食事のうち最も大切なものは朝食だ、と親御さんに口うるさく言われた覚えがありませんか。これは、全くその通りなのです。朝食を取らない人ほど怒りっぽかったり落ち着かなかったりする傾向にあり、また(驚くべきことに)肥満体にもなりやすいのです。ですから、赤ちゃんの一日も必ず健康的な朝食から始めるよう習慣づけましょう。

タイミングが全て

朝食の後は、どのくらいの時間に赤ちゃんが食欲を覚えるのかを知りましょう。そして、食事の時間は赤ちゃんがいつもお腹をすかせる時間の直前に設定しましょう。こうすることで、赤ちゃんをイライラさせることはなくなるのです。赤ちゃんが夕食の時間まで我慢できそうにない日は、赤ちゃんの分の夕食の一部を与えてその場しのぎをし、家族で夕食をとる時間に残りの分を食べてもらえばよいでしょう。

食事を抜いてはいけない

歩き始めたばかりの赤ちゃんが、お母さんの言うことを聞いて、決まった時間に与えられた食事を取る、というのは稀なケースです。しかし、食事を丸ごと抜くことだけは、絶対に良いことではありません。これはエネルギー供給を怠るだけでなく、赤ちゃんのその日全体(或いは翌日も!)の食事スケジュールをめちゃくちゃにしかねないのです。ですから、なんとしても何かしらは口にしてもらうよう心がけましょう。たった2,3口の食事でも、何も食べないよりはずっとマシなのです。

スナックを与える時間帯をよく考える

朝食、スナック、昼食、スナック、夕食、というリズムがあれば、赤ちゃんは一日中燃料切れになることはないでしょう。但し、赤ちゃんがそれぞれの時間に何をどれだけ食べるか、といったことは全体に影響するのです。例えば、赤ちゃんが夕食をあまり口にしないのであれば、午後のスナックが食事の時間に近すぎるか、或いは量が多すぎるのです。午前10時頃に赤ちゃんがイライラし始めるのであれば、朝食後すぐにスナックを与えればよいのです。

おわりに

お母さんと赤ちゃんの両方にとって都合の良い方法をとりましょう。最終的には、赤ちゃんが良く食べて、食事の時間を楽しむことが目標なのです。そのために夕食にパンケーキを、朝食にチキンを与える必要がある、というのであれば、そうすればよいではありませんか!

関連記事一覧