オステオパシー(整骨療法)について

その他

オステオパシーとは

オステオパシー(整骨療法)は、筋肉や関節を動かしたり、伸ばしたり、マッサージすることによって、健康問題を見つけ出し、治療し、予防する方法です。
オステオパシーは、健康は、骨、筋肉、靭帯、結合組織が円滑に機能することによるという原理に基づいています。
整骨医は、以下の目的のために、触診、ストレッチ、マッサージを行います。
・関節の可動域を広げる
・筋肉の緊張を和らげる
・組織への血液供給量を増やす
・身体を癒す
整骨医は、いろいろな手技を使いますが、薬物を使ったり手術は行いません。
英国では、オステオパシーは補完代替医療で、従来の西洋医学とは異なります。
オステオパシーは従来の医療技術を使用することもありますが、オステオパシーは必ずしも科学的証拠に基づいているとは限りません。

一般的用法

整骨医を受診するほとんどの人は、筋肉、骨、関節に影響を及ぼす以下のような症状を改善したいと思っています。
・腰痛
・首の痛み
・肩の痛み
・関節炎
・骨盤、腰、脚の問題
・スポーツ傷害
・運転、仕事、妊娠によって起こる姿勢の問題
整骨医の中には、頭痛、偏頭痛、生理痛、消化不良、うつ病、乳児疝痛など、筋肉、骨、関節に直接関係のない状態を治療することができると主張する人もいます。しかし、オステオパシーがこれらの問題を治療できることを示唆する十分な証拠はありません。

オステオパシーは効果がありますか?

オステオパシーが持続性腰痛の治療に効果的であるという証拠があります。英国国立医療技術評価機構(NICE)は、この症状の治療として、オステオパシーを推奨しています。
頸部、肩、下肢の痛みや股関節や膝の手術後の回復には効果があることを示唆する限られた証拠があります。
現在、オステオパシーが筋骨格系と無関係の健康状態の治療として有効であるという十分な証拠はありません。

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