正しい手洗いの仕方~頻度、重要性~

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正しい手洗いとは

自分と周りの人たちを風邪、食中毒、インフルエンザなどから守るのに最も簡単で効果的な方法は、手を正しく洗うことです。

では、「正しい」手の洗い方とはなんでしょうか?

手を洗うときに、ハッピーバースデーの歌を2回繰り返して歌うくらい(約20秒)時間をかけるといいでしょう。洗い方は、以下を参考にしてみてください。

お湯か水で手を濡らす。
十分な量の石鹸をつける。
手のひらどうしをよくこする。
左手の甲を右の手のひらでよくこする。このとき、指をからめるようにする。反対の手も同様に行う。
指をからめて手のひらをよくこする。
両手を組むようにして、指の後ろをこする。
左の親指を右手でつかみ、回すようにしてこする。反対の親指も同様に行う。
指先を手のひらの上で円を描くようにこする。反対の指先も同様に行う。
お湯か水でよくすすぐ。
手を乾かす。使い捨てのハンドタオルだとなおよい。
手を拭いたタオルで蛇口をとめる。

石鹸で手を洗えない場合、アルコール消毒で済ませてもよいです。

どれくらい頻繁に手を洗えばいいのですか?

・お手洗いに行ったあと
・生の食材(肉、魚、野菜など)を扱ったあと
・食べる前や食事の準備をする前
・ペットなどの動物と触れ合ったあと

どうして正しく手を洗うことがそんなに重要なのですか?

手を洗うことで、ウイルスや細菌、土などをほかの人やものに広げるのを防ぐことができ、食中毒、インフルエンザ、下痢の予防につながります。

「トイレで大便をしたあと、手には大腸菌が容易につき、手を正しく洗わないと、さわったものに菌を拡大させてしまいます」と、Public Health Englandの伝染病学者であるJeremy Hawker先生は話します。

「残念ながら、すべての人がトイレのあとや食べ物を扱う前に手を洗う習慣があるわけではありません。石鹸で手を洗うと、ウイルスや細菌、土が十分に洗い流されますし、下痢になる確率を50%減らします」

手が不衛生な場合にどのような人が一番リスクにさらされていますか?

ばい菌に最も触れる機会が多く、いろいろなところに広げてしまうのは、子どもです。

病院などを訪れる前は、感染症の拡大を予防するために、きちんと手を洗ったかどうか特に注意しましょう。

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