男性器への不安を解消するためには

治療方法

男性器への処置

インターネットは男性器の長さと太さを向上させると謳う錠剤から器具までさまざまなものを売るサイトで溢れかえっています。しかしこれらの処置は効果があるのでしょうか?

男性の男性器の大きさへの不安は客観的に根拠のない「男性器拡充製品」の何百万ポンドもの規模の世界的な産業を生んでいます。

多くの男性が自らの男性器は小さすぎると心配している一方、調査はたいていの男性の性器は普通の大きさであり心配は必要ないと示しています。性医学コンサルタントであるケヴァン・ワイリー教授は、自分たちの性器の大きさに関心のある男性はほとんどが役に立たない上、高価でそもそも危険である器具を試す前に健康の専門家に相談することを考えるべきだといいます。

「男性器の大きさに不安を抱く多くの男性はたいてい全般的な体のイメージの問題を抱えています」と教授は指摘します。「そうすると彼らは自分の男性器に関する貧弱なイメージにばかり目を向けてしまうのです」

「カウンセリングで自尊心を構築し、体のイメージにまつわるねじ曲がった見方を是正し、人を魅力的にするものについてより学ぶことで、しばしば患者さんは本当に変わるのです。」

安全に男性器を拡大するためにできることはあまりないですが、男性はより自分の体に自信をもつためにいくつかできることがあります。

・陰毛を手入れする
陰毛があまりにもじゃもじゃしていると男性器は実際より小さく見えるものです。
・減量する
ビール腹が男性器にかかるようでは男性器が小さく見えてしまいます。
・健康でいる
体調を整えることは自分をより魅力的に感じさせるだけでなく、性生活の向上にもつながるでしょう。

ワイリー教授は市場に出回る男性器拡大のための器具の根拠、安全性および種類について評価を下しています。

医学的でない処置

錠剤とローション

これらの製品はしばしば男性器を大きくすると謳うビタミン、ミネラル、ハーブやホルモンが含まれています。その印象的なうたい文句とは裏腹に、これらの製品の効果にはほぼ医学的根拠がなくあるものは有害ですらあります。アメリカのメリーランド大学がこれらのうちいくつかを分析したところ、鉛、農薬、大腸菌や動物の糞などの痕跡が見つかったといいます。

「これらは完全に時間の無駄です」とワイリー教授はいいます。「錠剤やローションの効果は立証されていません。もしそれらが有効なら、きっと薬屋で売られていることでしょうね。ローションを使うのは男性が男性器に親しみを持つのを助けるのかもしれません。男性の中には性器を恥ずかしがる人もいますからね。ローションは男性器に関して落ち着きを与える上ではいいのかもしれませんが、実際には大きくする効果はまったくありません」

真空装置

男性器ポンプは男性器の上に筒を置いて空気を吸出し真空状態を作り出すというもので、真空で男性器に血液を誘引し膨れ上がらせるというものです。真空装置はときにインポテンツの短期治療に使われます。しかし男性器ポンプの過度の使用は男性器の組織を傷つけ、勃起が起こりにくくなることにつながる恐れがあります。
「これらの器具が明らかに長期にわたる肥大をもたらすことにはほとんど証拠がありません」とワイリー教授はいいます。「一日に数分間ポンプを使うことは男性器の拡大にほとんど寄与しないでしょうね」

男性器拡張器

この器具は縮んだ男性器に、時たま牽引器と呼ばれる重しをつけたり小さな拡張枠をとりつけたりするものです。ワイリー教授は重しの使用が男性器の拡大につながる科学的証拠は何もないといい、恒久的な損傷を男性器に与える可能性があるとします。しかし、牽引器に関するよりよい結果は報告されています。

「牽引器が何がしかの影響を、とくに男性器が小さい男性に与えるといういくつかの証拠があるのです」と彼は言います。」「6ヶ月牽引器を使った患者たちは1から2センチ自分たちの男性器が大きくなったことに気づいたのです。しかし、このような処置は医師の監督なしにはじめないようにして下さいね」

ジェルキング

ジェルキングは勃起時の大きさを向上することを目的としたもので、親指と人差し指で縮んだ男性器を繰り返し引っ張るというものです。引っ張る運動は男性器の勃起組織の能力を高め、伝えられるところでは男性器の長さと太さを向上するのだといいます。

「ローションを使うように、この手法を使うことでで弛緩時と勃起時の大きさのかなりの違いにより満足する男性もいます。自分たちの体をよりよいものに感じるわけです」とワイリー教授は言います。「しかしジェルキングが男性器の大きさを拡大することを示す科学的証拠はどこにもありません」

男性器の診療

男性器の太さの診療

男性器の太さを向上しようという外科的方法には体のほかの部位から取った脂肪を男性器に注入するというものがあります。いくつかの研究で、1.4から4センチメートルの向上が報告されています。しかし、そうした処置をされた男性を長期にわたり追跡した調査では、変形、損傷、固化、病気の伝染などの複雑で残念な結果が出ているのです。まだ実験段階にあるほかの方法は男性器周辺の組織細胞で満たされた筒状の生分解性の型を男性器の皮を引っ張って包むというものです。

ワイリー教授は生分解性の型は脂肪注入よりもよい結果をもたらしたと語ります。「脂肪注入の問題は時間がたつにつれ、身体が脂肪を再吸収して結果的に男性器の大きさが元通りになってしまうことでした」と彼はいいます。

男性器の長さの診療

もっとも一般的な手法は男性器を恥骨と結び付けている靭帯を切断し、性器の根元に皮膚移植を行い長さを伸ばすというものです。ワイリー教授はこの処置で縮んだ状態の男性器を平均して2センチ伸ばすことができるが、勃起時の男性器の大きさは変わらないといいます。そのうえ、勃起した男性器は靭帯がもはや支えてくれないために手術前ほど上を向かないのです。

「この処置を受けた男性の多くは実際にはこの角度の喪失をありがたく思ってはいません」とワイリー教授はいいます。「これにより性行為は非常に不快になるおそれがあります。パートナーと一緒にあの手この手を尽くさなくてはなりませんね。弛緩時の平均2センチの増量よりも勃起時の角度の喪失が重過ぎます」

脂肪吸引

度胸のある男性なら、脂肪吸引という腹部の脂肪を除去する外科的方法で、男性器を長く見せることができます。余分の脂肪を性器周辺に移動することで部分的にうずもれた男性器がより目だって見えるのです。

ワイリー教授は表面的な結果は患者に理にかなっていると考えられがちだといいます。「脂肪吸引は短期的には2センチの増加をもたらしますが、もし再び患者が増量したら脂肪は性器のほうに戻ってしまうでしょう」と彼は指摘します。

「この方法は患者に自信を大いに与えますが、効果を長持ちさせたければ、食生活を向上させて運動しなくてはなりません」

しかし、すべての外科的方法のように、脂肪吸引は副作用と複雑化を伴うのです。

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