妊娠について産婦人科医に訊いてみる~Q&A~

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医師に聞くべきこと

Q:「たった今自分が妊婦だって分かったんですが、産婦人科には行ってないんです。何が自分にとってよいか理解するにはどんな質問をお医者さんに聞けばよいでしょうか?」

お母さん、どうもおめでとう。赤ちゃんを育てているんですね!妊娠検査で陽性を出すのに必要なのはあなたがた2人(お母さんとだんなさん)だけでしたが、一番いい形で出産を終えるのを確かにするには赤ちゃん育成チームにもう一人加える必要ができる(産婦人科医)わけですね。よい出生前のケアは健康な赤ちゃんをつくるのにもっとも大事な要素のひとつだからです。どんなタイプのお医者さんがよいか(医者か、それとも免状のある看護師や助産師か)決めたら、つぎの段階は勘定に一番合う人を見つけることですね。

産婦人科医に狙いを定めたのなら、すでにお母さんは産科学および婦人科学をご自分の婦人科ケアにお求めで、その方とよい関係にあり、おそらくほかの場所を見る理由などないのでしょうね。産婦人科ではないところ、ですか(あるいは不幸にもその産婦人科とうまくいきませんでしたか)?それではあちこち捜し求めることになりますね。その人がお母さんの人生の中で最もわくわくする、試練にあふれた9ヶ月を指導なさるわけですから。今完璧な相手を見つける利点は(妊娠期間と出産のころによいお医者さんを見つけるという明らかな優位をのぞいて)何ですかって?お母さんのすべての婦人科的需要、妊娠期間のさらにその先まで(たとえば授乳や骨盤検査、さらには日々の一般的健康に関する質問まで)を満たしてくれる誰かと強い関係を築くことができるって事ですよ。でもどうやって一番いいお医者さんまで絞り込めばいいのでしょう?候補となる人たちに聞くべき質問がいくつかあります。

一人で、それともグループで診療にあたりますか?

どちらにも賛成意見、反対意見があります。ひとりのお医者さんからは個人的注意をたくさん払っていただけますが、しかしもしそのお医者さんが休暇をとったりほかの誰かの赤ちゃんが生まれるので病院にいたりすれば、予約をキャンセルしなくてはならないかもしれません。もしグループを選べば、初期を診てくれたお医者さんに毎回会えるわけではありません(そしておそらく分娩室でも同じでしょう)が、医務室にいるみんなが概してお母さんの経過に詳しくなっているでしょう。

自分自身のケアにどのように自己判断を下せますか?

一緒に妊娠期の判断、たとえば出産計画を組んだりいつ硬膜外麻酔をするか、しないかなどの判断を下せば下すほど、自分の出産についてよい感情をもつことができます。候補のお医者さんにこの質問をすることで、どれほどお医者さんがお母さんを出産までの過程に口出しさせてくれるかがよく分かることでしょう。

出産時の鎮痛についてどのようにお思いですか?

もしかしたらお母さんは赤ちゃんをありのままに産むのを当然だとおもっているかもしれませんね。あるいはもしかしたら病院に自分の名前のついた硬膜外麻酔があることを計画のうちに入れているかもしれません。それとも鎮痛剤を赤ちゃんを分娩台に産み落とすまでは使わないと決めているでしょうか。どちらにせよ、鎮痛剤(あるいは鎮痛剤を使わない)について聞くときに、お医者さんが自分と同じ考えかどうか確かめておくとよいでしょう。お医者さんがお母さんの意見を尊重して出産時の痛みを乗り越えるほかの方法、たとえばマッサージ、鍼療法、催眠、水治療法など、もしお母さんが試したいやり方があれば支援してくれるかを聞いておきましょう。

分娩誘発率はいくつですか?分娩の基準はなんですか?

今日出産の約20%は自然分娩です。もちろん、ほとんどの場合分娩にはよい理由があります。子癇前症や糖尿病などの医学的リスク、また妊娠期間が2週間、あるいはそれ以上予定日を過ぎているなどです。しかしお医者さんにはお医者さんの予定に合わせるために分娩日を調整する人も、お母さんの予定にあわせて調整する人もいます。それはお母さんか、赤ちゃんにとって最良とはいえないかもしれません。それについて聞くのはまったく驚くにはあたらないことなのです。

帝王切開率はいくつですか?いつ帝王切開をお勧めになるのですか?

うれしいことに、一方では、帝王切開は極端に安全です(妊娠期間にケアをしてくれる最適の医者を決めるもうひとつの方法です。とくに今日約33%の赤ちゃんがこの方法で産まれているわけですから)が、お母さんか赤ちゃんの健康が危ないときにだけ行われるべきなのです。覚えておいてください、これは外科的処置なのです。多少のリスクとかなりの回復、そして単に日程的利便性やその他の医学的でない理由では行われるべきではない手術なのです。もし主治医候補の方が帝王切開を50%行っているならば理由を聞く価値はあるでしょう(単にお医者さんがリスクの高い妊婦さんばかり抱えているからかもしれません)。

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