産後の背中の痛みについて~原因~

産後の背中の痛みとは何ですか?
しつこく続く背中のこりや痛みは、産後の回復をはるかに楽しいものにしてくれます。(そんなことはありません!)
原因は何ですか?
姿勢を悪くさせた腹筋の緊張とあわせて、靭帯や関節を緩めた奇妙な妊娠ホルモンが原因です。そして、今では一日中、腰を曲げて赤ちゃんを抱っこしてあやしているのはもちろん、分娩室で行ったことを忘れないでください。成長している赤ちゃんを間違った方法で抱っこしていると、後で痛みにつながる可能性があります。
知っておくべきこと
背中が正常に戻るには時間がかかるので、忍耐強く、エクササイズをやり過ぎたり、急いで戻そうとしたりしないでください。
すべきこと
あわてずゆっくりやってください。作業をするときはほぼ常に背中を使っているので、いつも以上に背中の使い方に気をつけ、簡単なエクササイズをすることで、背中を正常に戻すことができます。
・腰の曲げ方や物の持ち上げ方を意識する。赤ちゃん、洗濯物、ベビーカーなどを持ち上げるときは、背中でなく膝から動き始めます。
・授乳したり、赤ちゃんを抱っこしているとき、背中を丸めない。背骨はまっすぐにしているほうが良いです。
・ペルビックティルト(骨盤を傾けるエクササイズ)のような穏やかな産後のエクササイズをゆっくりと始める。
・きれいに洗った浴槽で、温かいお風呂に浸かりましょう。ただし、帝王切開で出産した場合は、いつからお風呂に浸かってもよいか医者にたずねてください。または、マッサージシャワーヘッドを使います。
・座っているときや授乳するとき、フットレストを使用して足を少し持ち上げておく。とにかく足は上げておいた方がいいです。
・背中の痛みを長期間放置しない。立っているときには背中の力をある程度抜くために、可能であれば片足を低い台の上に置きます。
・マッサージを受ける。パートナーにマッサージしてもらったり、可能であればプロのマッサージを受けに行きましょう。