妊娠第23週の赤ちゃんとお母さん

その他

妊娠第23週目の赤ちゃん

・胎児の体重の増加
身長28センチ、体重は500グラムを超えていますが、この週あたりから胎児の体重は急激に増えだします。この後の4週間だけで、胎児の体重は今の倍になります。(同様に、お母さんの体重も増えます。)脂肪が成長するよりも皮膚の成長が早いために、皮膚は少したれさがっています。でも、すぐにその枠に脂肪が付き、きちんとした肌になり始めます。出産するときまでには、ふっくらしたほほや足など、丸々として生まれてきます。妊娠第23週には、皮膚の下に臓器や骨を見ることができ(発達中の血管とその下の動脈のため赤い色に見えます)、一度脂肪がついてくるとこのような透明な姿ではなくなってきます。

・聴診器で赤ちゃんの心音が聞こえる
ドップラーを通して、これまでにも何度も赤ちゃんの心音を聞いてきたことかと思いますが(何度聞いても聞き飽きるものではありませんが)、普通の聴診器でも赤ちゃんの心音を聞くことができるようになります。なんと愛しいことでしょう!

妊娠第23週目のお母さんの体

赤ちゃんはお腹に快適に落ち着いていますが、これまでにも妊娠はお母さんの体の頭からつま先まで様々な影響を与えてきたことに気がついていることかと思います。妊娠第23週には、頭はぼんやりしていて(プロゲステロンが脳に作用しているためです)、足の指は肥大しています。手のひらと足の裏は赤くなっており、あせもや軟性線維腫になりやすくなっています。妊娠線はピンクや紫のはっきりした線が体の表面のあちこちにできています。待って、お腹の真ん中から下に走る、この濃い色の線は何なんでしょう?

・皮膚変色
信じられないことに、この線は「黒線」と呼ばれています。肌の色の濃い女性であればもっとはっきりでてしまうもので、妊娠した女性には現れるものです。これはおへそから恥部まで走るもので、妊娠ホルモンが原因で起こります。乳輪や手足にあるしみを濃くしたり、他の皮膚の変色も引き起こしています。妊婦の中には(特に肌の色が濃い人ほど)、特に鼻の周辺、額、頬、瞳の顔面の皮膚変色に気づくかもしれません。これは妊娠性肝斑と呼ばれており、顔の上を覆うマスクのように現れます。でも心配しないでください。仮面舞踏会を演じる期間はそんなにありません。こうした変色は出産後数ヶ月で消えていきます。当面の間、コンシーラーで隠しましょう。(美白クリームを使ったとしても、効果はありません。)
多くの幸せは同時に多くの心配をもたらしていますか?そんな時は深呼吸してください!今、不安を和らげるリラクゼーションテクニックをいくつか習得するにはいい機会です。妊娠の不安(もう少し後、出産の際には分娩収縮があります)に対処することに役立つだけではなく、新しく母になる人生(赤ちゃんが持久走のごとく泣き続け、パートナーは仕事で帰宅が遅く、煮沸消毒で少しやけどしてしまい、お母さんがひっきりなしに電話してくる、そんな時にも)でいつでも使えるものです。

ストレスを解消するためには、ヨガは最適なものですので、レッスンを受ける時間があるようであれば参加してみましょう。こちらにはあなたの魂を癒すために、どこででもいつでもできる妊婦瞑想法を紹介します。

1.目を閉じて座り、美しく、平和な風景を思い浮かべます。(例えば、お気に入りのビーチに夕日が傾き、浜辺に波がやさしく打ち付けている風景や、山の風景で、小川に湧き水がせせらいでいる、等。)

2.足の先から顔まで上に向かって、全ての筋肉がリラックスしていくことに集中します。鼻だけでゆっくり、深く呼吸し、「はい」「イチ」等のシンプルな言葉を選んで息を吐き出す度に大きい声で言います。これを10-20分間続けるのがよいですが、1-2分間だけであっても何もしないよりは効果があるでしょう。

その他アドバイス

悲しいことに、睡眠をとることが容易ではなくなってきました。妊娠不眠症は妊婦の75%に影響を与えていると言われています。足の間に枕を挟み、膝を曲げて休ませましょう。
赤ちゃんと会えるまでには何週間もありますが、産休について考え始めないとならない時期です。直属の上司と人事部に相談し、全員が同じ意向を共有していることを確認しましょう。
男性育児休暇の取得についても忘れないでください。パートナーの会社にはどのような制度があるのかパートナーに確認するように頼んでみましょう。育児休暇については、国の育児休業給付金等の制度がありますが、手続きや要件などを確認してみましょう。
水の入ったボトルをいつもそばに置きましょう。常に水分を摂ることは血液量の増加を維持し、羊水の交換、母乳の産生に役立ちます。

一般的症状

・胎動
子宮内の赤ちゃんの動きを感じることには慣れてきたことでしょう。今の弱いキックを愛しいものと思いましょう。後の赤ちゃんのキックはもっとパワフルで、はっきりしていて、時々痛く感じます。(特に赤ちゃんが肋骨、下腹、頸部をキックすると、とても痛いです。)

・食欲の増加
キッチンの棚と冷蔵庫の中にある食べ物を食べたいという欲求自体は全く正常です。(成長している赤ちゃんを食べさせなければならないからです。)フルーツや、カット野菜、ナッツ、全粒クラッカー等、健康的なおやつを家に常備しましょう。

・膨満感
食べ過ぎたという感覚がなくならない場合は、プロゲステロンの効果のためかもしれません。このホルモンは消化管を緩め、消化を遅くし、栄養が血流に入り込み、赤ちゃんに栄養が届けられるまでには時間がさらにかかります。水分を多く摂り、腸を動かせるようにしましょう。

・いびき
妊娠中によくある症状であるいびきは、自分やパートナーの眠りを妨げます。体重の増加により引き起こされた鼻詰まりと鼻腔内の粘膜の腫れが原因ですが、就寝中のネーザル・ストリップの使用や寝室での加湿器の使用により、いびきを軽減することができます。
・歯茎からの出血
歯茎の炎症(ホルモンの影響でここ最近通常より腫れている状態になっている)を減らすため、チューイングキャンデー等の甘いものを避け、歯磨きやデンタルフロスを定期的に行い、妊娠中に一度は歯科医の検診に行きましょう。

・手のチクチク感
妊娠中のむくみは手首の神経に圧力をかけることがあり、手根管症候群に関連した痛みとチクチク感が起こることがあります。コンピューターを使う場合は、手のストレッチのための休憩を取るようにし、パソコンに向かうときは手首は真っ直ぐにし、肘が手よりも上の位置にこないようにしましょう。

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