ビーチで安全に楽しむために気をつけるべきこと

その他

ビーチでの危険

毎年夏にはたくさんの水難事故が発生しています。ビーチを安全に楽しむために、ビーチでの危険について知り、簡単なアドバイスに従ってください。
救助される人のほとんどは子どもであり、どの年齢層でも一番多いタイプの事故は、逆波に巻き込まれたちまち深いところに引きずり込まれるというものでした。
「ほとんどの事故は激潮水域で起こりますが、逆波は波のあるビーチで発生します。このため、きちんとライフセーバーが監視している赤と黄色の旗の区域を泳ぐことを勧めています。」あるライフセーバーはこう述べています。

ビーチに行く人へのアドバイス

ビーチで水難事故に巻き込まれないように、以下のアドバイスに従ってください。

ライフセーバーが巡回するビーチで泳ぐ

ライフセーバーがいるビーチでは溺れる可能性が非常に少ないうえ、万が一の場合にもライフセーバーに応急処置やその他の救助をすぐにしてもらえるためです。これが一番重要なアドバイスです。すべてのビーチにライフセーバーがいるわけではありません。
赤と黄色の旗を見つけて、常にその間で水泳やボディボードをしましょう。垢と黄色の旗がある場所はライフセーバーがパトロールする場所なので、ビーチで最も安全な場所です。逆波など海の危険は潮汐や気象条件の変化に伴い変わることがあるので、ライフセーバーは海の変化にあわせて旗を移動させることがあります。

情報を探し、助言に従う

行く前にビーチについて調べ、天候と潮時をチェックしてください。潮については、詳しくはこのページの下部を参照してください。
ビーチに着いたら、入り口の安全標識を読んでください。これは、どのような危険があるかを知って避け、泳ぐのに最も安全な場所を見つけるのに役立ちます。また、緊急時にどうすべきかについての具体的な指示も書いてあります。

決して一人で泳がない

・海の中にいるときに問題が起こったら、手を海面の上に出して叫んで助けを呼ぶ
・危険な状態にいそうな人を見つけたら、ライフセーバーに知らせる
・強い風や荒い海では浮き輪類を使わない
浮き輪類を使うと、沖合でわずかな微風が吹いているだけで、すぐに海にの深いところに流されることがあります。
風がほとんどまたは全くないときは、赤と黄色の旗の間の区域で浮き輪類を使用し、子どもがきちんと見守られるようにしてください。

子どもたちを見守る

いつでも子どもを見守り、はぐれた場合に備えてビーチでの待ち合わせ場所を決めましょう。

飲酒後には海に入らない

酒を飲むと反応が鈍り、距離も正確につかめなくなる可能性があります。

旗の意味を知る

ライフセーバーが巡回するビーチでは、泳ぐのに最も安全な区域やウォータースポーツ用に指定された区域などがさまざまな旗で示されています。この旗は国際的に共通しています。
赤と黄のフラグの区域は、ライフセーバーによってパトロールされます。 泳いだり、ボディボードをしたり、浮き輪類を使うのに最も安全な場所です。
白黒のチェックの旗の区域は、サーフィンやカヤックなどのウォータースポーツのためのエリアです。ここでは泳がないでください。
オレンジ色の吹流しは、沖合に風があることを意味します。風邪ですぐに沖合に流される可能性があるので、吹流しを見たら浮き輪類を使わないでください。
赤い旗は、泳いだり水に入ったりすることが危険であることを示します。赤い旗があるときは決して水に入ってはいけません。

海の危険

逆波

逆波は、泳いでいる人を浅い水域から深い水域に巻き込む可能性がある強い流れです。
逆波の兆候としては、水が茶色く変色する(砂が海底から浮き上がるため)、水面上に泡が出る、ごみが海に浮かぶ、などがあります。
逆波に巻き込まれたときは、以下に気をつけてください。
・落ち着いてください。
・立つことができれば、歩いてください。泳がないでください。
・浮き続けられるようにボードや浮き輪類を持ち続けてください。
・手を挙げて助けを求めてください。
・逆波に逆らって直接泳ごうとしないでください。疲れてしまいます。
・逆波がなくなるまでビーチに平行して泳ぎ、海岸に向かいましょう。

潮は驚くほど速く満ちます。潮で立ち往生して救助される人はたくさんいます。海岸にいるときは、潮の方向を見守って、潮がどれくらいの速さで満ちているか確認してください。特に、岩場で遊んでいる場合は注意してください。

小さな子どもがいる場合は、波に特に注意してください。小さな波でも子どもにダメージを与えることがあります。

飛び込み

飛び込みで重傷を負ったり死亡する人はたくさんいます。飛込みが危険な理由はいくつかあります。
・水の深さは潮の変化に伴って変化し、思ったよりも浅いこともあります。
・岩や水の中の物は良く見えないことがあります。
・水が冷たくてショック状態になると泳げなくなる場合があります。
・流れが強くて沖合いに流される場合があります。

その他のビーチでの危険

日焼け

日焼けを避け、太陽の有害な紫外線から肌や目を保護するためのヒントについては、日焼け防止のページをご覧ください。

脱水

十分に水を飲むようにしてください。涼しい日でも、太陽と風で脱水症状になることがあります。
ビーチで酒を飲むのはやめてください。脱水しやすくなり、判断力が鈍くなって危険な行動をしてしまう可能性があります。飲酒したら絶対に水に入ってはいけません。

ウィーバーフィッシュやクラゲの棘

ウィーバーフィッシュは背中に有毒の棘がある小さな魚です。踏むと非常に痛いです。ウィーバーフィッシュにさされたら、患部をお湯(快適な範囲で、できるだけ熱く)につけておきましょう。水の温度を最初に確かめて、刺された人を火傷させないようにしましょう。
クラゲに刺された場合は、患部をこすらないでください。痛みがひどくなります。患部を海水で軽くスプレーし、できれば冷たい湿布を貼りましょう。
屋外での水泳での危険について、詳しくはこちらをご覧ください。

虫刺され

傷を手当てする方法と、医者の治療が緊急に必要かどうか判断する方法については、虫刺されの治療法のページをお読みください。

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