補聴器をつけるメリットと補聴器の種類とは

補聴器とは

現在の補聴器は、これまでにないほど薄型、軽量、小型です。そして、楽しい色合いのものがたくさんあります。
補聴器をつければ聞こえづらさが改善できると思われる人もたくさんいますが、実際につけている人は多くありません。聴覚学者のLouise Hart氏によると、補聴器はおしゃれではない、つけると老けて見えると考え、補聴器をつけようとしない人が多いそうです。
「そう考える人は気付いていないのかもしれませんが、現代の補聴器は、10年前のものより大きく進歩しています。今日のデジタルな補聴器は旧式のアナログ補聴器よりも優れているばかりでなく、はるかに小さくおしゃれになっています。補聴器への認識を改めましょう。補聴器はメガネと同じくらい普通のものなのです。」

補聴器をつける利点

研究によると、補聴器をつければ難聴の生活への影響を少なくすることができます。補聴器をつけ始めるのが早ければ早いほど、快適な生活を早く始められます。
補聴器は、インターホンや電話の音などの毎日の音を聞くのを補助し、人の声が聞きとりやすくなるように設計されています。補聴器をつければ、人と話すときに自信が持てて、まわりがどんな状態でも会話についていくのがずっと簡単になるはずです。また、周りの人にとっても快適なボリュームで音楽やテレビを聞けるようになるでしょう。
調査によると、補聴器着用者は一般に非常に満足しています。回答者の半数以上が補聴器をつけると「安心感がある」と回答し、「周りとより関われるようになった」ために生活が改善したと感じている人がほとんどです。

補聴器のタイプ

さまざまなタイプの補聴器は、サイズ、音の拡大の程度、デザインなど、それぞれに異なる強みがあります。いずれのタイプもすべて電池で作動し、主なものは次のとおりです。
耳かけ型補聴器(BTE)
耳の後ろにかけて使うタイプで、イヤモールドか小さくて柔らかい部品を使って耳に音を送ります(後者はオープンフィッティングと呼ばれる装着方法です)。
耳あな型補聴器(ITE)
外耳道と外耳に装着するタイプです。
カナル型補聴器(ITC)
イヤモールドの中に入る部分に主要な機能が搭載されており、補聴器全体が外耳道の中に収まるタイプです。
CIC型補聴器(CIC)
カナル型補聴器よりも外耳道の中にすっぽりと収まります。
現在の補聴器はほぼすべてデジタルです。
補聴器の種類について、詳しくはこちらをご覧ください。

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