妊娠中に破水してしまったときの対処法とは

症状

破水したら

破水したら、いよいよ出産のサインです。破水するとはどのような感覚なのか、また、破水したらどうしたらいいかについてまとめました。

予定日が近くなってくると、いつ破水するか心配で、よく眠れない日もあるのではないでしょうか。予期せぬ場所で破水した、なんていう体験談を聞いてしまうと、余計に心配になってしまうでしょう。でも、実際は、そうはならないことがほとんどです。

破水はどのようにして起こる?

「破水」とは、羊膜嚢が破れて羊水が流れ出てくることで、赤ちゃんがもうすぐ産まれるという合図です。実を言うと、40週付近にこのような連鎖反応が起きるきっかけや要因について、はっきりとしたことは分かっていません。専門家は、胎児からの脳信号をはじめとした、複数の要素が複雑に絡み合うことで破水するのではないか、と見ています。

破水はどのような感覚になるのですか?

最初から羊水が大量に流れ出るということはあまりないでしょう。たいていは時間をかけてちょろちょろと流れ出るか、少量が噴出する程度で、臭いはほとんどありません。

羊水と膣からの分泌物の見分け方

羊水の色は、薄い黄淡色をしています。一方、膣からの分泌物(白帯下)は、乳白色をした粘液で、生理の前後に出る液体に似ていますが、量が少し多いものです。もし、ピンク色や茶色がかった血液が見られたら、出産が目前に迫っているという合図です。

尿と羊水の見分け方

尿か羊水か分からない場合、においをかいでみてください。黄色がかっていてアンモニア臭がするときは、尿と考えていいでしょう。においがほとんどない場合や少し甘いようなにおいがあれば、羊水の可能性が高いです。

破水は出産の前に起こるのですか?

いつ破水するのか不安な方も多いと思いますが、そこまで心配しなくても大丈夫です。出産前に破水する女性は、15%程度と言われています。出産前に破水したとしても、出産が近いという合図が事前にあったということで、心の準備ができるでしょう。出産が近づいてすでに病院にいるときに破水するケースもあります。

陣痛がきていないのに破水してしまったら?

出産が近いという合図です。出産前に破水する人は、12時間~24時間以内に最初の陣痛が来る人がほとんどです。出産前に破水しても、羊水が足りなくなるということはありません。赤ちゃんが出てくる前まで、体内で羊水は作られ続けます。

陣痛が来る前に破水する人の10人に1人の割合で、なかなか出産の段階にたどり着かない場合があります。羊膜嚢が破けたことによって感染症を引き起こすリスクは、出産までの時間が長ければ長いほど高くなります。感染症を防ぐためにも、たいていは破水してから24時間以内に、陣痛を促進させます。

対処法

破水したらどうしたらいいかは、担当医から事前に説明を受けるかと思いますので、その指示に従ってください。指示を忘れてしまったり、不安がある場合は、必ず相談しておきましょう。

破水してから12時間くらいは陣痛が来るのを待つように指示されたら、ご自分と赤ちゃんを感染症から守りましょう。それまでは、感染症から守る役割を果たしていた羊膜嚢が破けてしまうと、感染するリスクが高くなってしまいます。生理用ナプキンをあてて、羊水で洋服が汚れないようにし、膣の周辺を清潔に保ちましょう。トイレで用を足したら、前から後ろに向かって拭くようにしてください。また、この間の性行為も禁止です。

こんなときはすぐにお医者さんに連絡してください

・破水した液体が緑色または茶色がかっているとき。赤ちゃんが子宮内で排便した可能性があります(胎便と呼ばれています)。
・37週より前に破水したとき。(これは非常にまれなケースです)
・膣に違和感を感じたり、膣口からへその緒がのぞいている場合は、救急車を呼んでください。まれに、出産前に破水し、赤ちゃんがまだ骨盤領域に入っていないとき(逆子だったり早産児の場合)、破水と同時にへその緒が頸部や膣に入り込んでしまうことがあります。

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