タイプ別のニキビの治療法について

治療方法
中程度のニキビ
このタイプのニキビは、ホワイトヘッド、ブラックヘッドがたくさんでき、丘疹や膿疱が顔や体のその他の箇所の1/4~1/3を覆うケースです。抗生作用のあるローションやジェル、レチノイン酸が有効です。レチノイン酸は、ビタミンAからできています。これは、ホワイトヘッドやブラックヘッドの予防に有効です。医師は、エリスロマイシンなどの抗生物質も処方するでしょう。避妊のためにピルを服用している場合は、抗生物質はピルの効果を弱めてしまう可能性があります。コンドームなどの他の避妊方法を検討してください。また、レチノイン酸や抗生物質によって肌が太陽の光の刺激に弱くなってしまう恐れがあります。こうした薬を使っている間は、日焼け止めを塗り、なるべく日陰で過ごすようにしましょう。
ひどいニキビ
ニキビがひどくなると、嚢胞、赤み、腫れ、皮膚への激しいダメージ、痕などが目立つようになります。このようなタイプのニキビには、皮膚科を受診したほうが良いでしょう。適切な治療を受ければ、ニキビ痕を予防することができます。皮膚科では、経口の抗生物質が処方されます。ひどく炎症を起こした嚢胞は、薬品の注射によって改善することができます。赤み、腫れ、刺激を和らげ、治癒を促します。
大きな嚢胞の中には、薬が効かないものもあります。その場合、切除が必要です。これは、皮膚科医のみが行うべき行為です。自分の手で潰したりつついたりすることで無理に取り除こうとしてはいけません。炎症を起こしたり、ニキビが悪化し、痕として残ってしまう原因になります。
同じ治療を2ヶ月続けてみても肌に変化がなければ、治療方法についてもう一度医師と相談してみてください。