海外の食事と飲料水~感染症から身を守る~

感染症から身を守る
不衛生な食べ物や水は、さまざまな病気にかかる危険性があります。
下記のガイドラインを参考にして、旅行者下痢症などの感染症から身を守りましょう。
水を飲む際の注意
公衆衛生が整っていない地域では、水道水を飲んだり、歯を磨くときに水道水を使わないようにしてください。
ペットボトルの水、沸騰させた水、きちんと消毒された水のみを飲むようにしてください。未開封のペットボトルの炭酸飲料や、沸騰した水で作った温かい飲み物はたいてい安全です。冷たい飲み物に入っている氷は避けたほうがよいでしょう。
水を消毒するのに最も信頼性のある方法は沸騰させることですが、これは必ずしもいつもできるとは限りません。
ヨードや塩素などの化学消毒剤は細菌やウイルスを殺します。これらは、大きな薬局や旅行専門店でも購入することができます。
しかし、ヨードや塩素だけでは死なない寄生虫もいます。
ヨードや塩素を配合した水を、旅行専門店などで取り扱っている特別なフィルターを使ってろ過することで、効果があがります。
避けたほうがよい食べ物
衛生環境の悪い地域では、以下のような食事は避けたほうがよいでしょう。
・サラダなどの生野菜
・調理されていない野菜や果物(自分で安全な水で洗い、皮を剥いた場合を除く)
・暖かい場所で常温保存されたもの、あるいは屋台などのハエの多い場所に長時間置かれているもの
・殺菌されていない牛乳、チーズ、アイスクリーム、その他の乳製品
・生か十分に調理されていない魚介類
中級のホテルやレストランでも、準備の段階で汚染されている可能性もあるので、必ずしも安全であるとは言い切れません。
安全な料理が提供されると評判のある場所を選ぶようにしましょう。
新鮮な食材を使い、しっかりと火が通っていて、あつあつの状態で運ばれてくる店を選ぶことがポイントです。
トイレに行ったや食事の前には必ずよく手を洗うようにしましょう。