妊婦にとっての良い脂肪と悪い脂肪とは

妊娠中の脂肪の摂取
脂肪という言葉を聞くと、「太る」などといったネガティブな印象を持たれる女性もおおいのではないでしょうか。
これは不健康的な脂肪(フライドポテトにサクサク感を与える油など)に関しては全く正しいのですが、適切な脂肪をとりさえすれば大きな利点が得られるのです。(とりわけそれを望んでいる場合は。)この良い脂肪は子ども(と妊婦)にとって最高のパートナーとなり得ますから、子どもが生まれる前から是非接取を始めておきましょう。
脂肪の中で最もすばらしい?
オメガ三系脂肪酸、特にDHA(科学者達の間ではドコサヘキサエン酸として知られている)はどんな食事においても健康的なパートナーとなります(コレステロール値や血圧を下げ、心臓病のリスクを軽減します。)し、赤ちゃんを育てているのならばとても良い選択となるでしょう。DHAは、例えば、脳組織と網膜組織にとって欠かせない物質なので、胎児や新生児の脳・目がまともに発達するためには絶対必要なのです。第三期において、脳の発達レベルは頂点に達します。そして、生後最初の一年は発達を続け、一歳になる頃には脳の大きさが三倍程の大きさになります。つまり、赤ちゃんにとってのこの栄養素の必要性は急騰するのです。(この忙しい三ヶ月間においては、脳のDHA量が3-5倍になる必要があります。
脳にとってのこの燃料は一体どこからくるのでしょうか。各所で繰り返していますが、赤ちゃんがこの物質を手に入れられるかどうかは妊婦の食べる妊娠食にかかっています。但し、DHAが豊富な食事を取り続けることはなかなか難しいことかもしれません。というのも、妊娠中は様々な魚が摂食禁止となっているからです。幸い、DHAはサケ(可能な限り野生を選ぶ)、コイ等の脂っこい魚に含まれています。
強い足が欲しい?ならばDHA強化卵(オメガ三系卵)を試してみなさい。これらはDHAを含んだ食事を取った鶏が産んだもので、パッケージにそう書いてあるはずです。普通の卵の卵黄にも少量のDHAが含まれています。完全菜食主義者の方々も、焦る必要はありません。藻類は天然のDHA供給源ですから、海草などを食事に取り込めばいいのです。
以下の食物もまたDHAを含みます。
アンチョビ
イワシ
マス
脂っこい魚
以下の食物も、少量ではありますが取る価値のあるだけの量のDHAを含有します。
ツナ缶(一週間に200g程の摂取量であれば安全)
カニ
エビ