家庭の薬棚に常備しておきたい薬とは

治療薬

家庭での薬棚

風邪、頭痛、下痢のような軽度の病気や不快感でさえ、あなたの人生を崩壊させる可能性があります。家庭で十分に蓄えられた薬棚を保有することによって、最も一般的な病気に対して備えてください。

ここであなたが薬棚に入れておくべき必要不可欠な薬を説明します。この一覧はすべてを網羅しているわけではありませんが、ほとんどの軽度の病気に対処するのに役立ちます。

常に医療用書類と情報の書かれたリーフレットの指示に従ってください。そして規定の服用量以上は絶対に服用しないでください。

これらの医薬品に関して質問がある場合やこれらの医薬品を購入したい場合は、最寄の薬剤師に相談してください。

医薬品は常に子供の目線や手の届かない場所に置いておくようにしてください。涼しく、乾燥した場所にある、高くて鍵のかかる食器棚が理想的です。

薬の有効期限を常にチェックしてください。薬が使用期限を過ぎている場合は、使用せず、廃棄してください。その薬を薬局へ持って行き、安全に処分してもらいましょう。

痛みを和らげるもの

アスピリン、パラセタモール、イブプロフェンなどの鎮痛剤は、頭痛や月経痛などの軽度な痛みのほとんどを和らげるのに効果的です。アスピリンは16歳以下の子供は服用してはいけません。

これらの薬は痛みや高熱を軽減することによって、一般的な風邪のような軽度の病気の治療にも役立ちます。

これら3つの薬は、関節炎や捻挫に見られる炎症を軽減するのにも役立ちます。

抗ヒスタミン剤

これらはアレルギーや虫刺されに対処するときに役立ちます。花粉症にも有効です。

抗ヒスタミン剤は、皮膚に塗るクリーム(局所抗ヒスタミン剤)の形、あるいは嚥下式の錠剤(経口抗ヒスタミン剤)の形で得ることができます。
抗ヒスタミン剤は虫刺されやトゲイラクサからくる発疹やかゆみを和らげます。

抗ヒスタミン剤の錠剤は花粉症の症状や食物に対する軽度のアレルギー反応を抑えるのに役立ちます。また、水痘にかかっているときにかゆみを和らげるのにも役立ちます。

抗ヒスタミン剤の中には眠気を引き起こす可能性のあるものがあります。眠気を引き起こさない抗ヒスタミン剤もあるので、このことについてはお近くの薬剤師に相談してください。

経口補水塩

発熱、下痢、嘔吐は水分や必須なミネラルを奪い、脱水症状に繋がります。

このような症状があって普段の食生活を続けることができない場合、経口補水塩は体のミネラルや水分の自然なバランスを回復させ、不快感や疲れを和らげるのに役立ちます。しかしこれらはウイルスやバクテリアなどの病気の根底にある原因と闘っているわけではありません。

経口補水塩は、お近くの薬局で手に入れることができますが、ミネラルや水分を摂取し、体調の回復を助ける簡単な方法です。

下痢止め剤

下痢は食中毒やウイルス性胃腸炎などさまざまなものによって引き起こされ、突然起こる可能性があります。下痢止め剤を家庭に保管しておくのはよいことでしょう。

下痢止め剤での治療は下痢の不快な症状を急速に抑えることができますが、根本的な原因に対処することはできません。

最も一般的な下痢止め剤はロペラミド(イモジウム、アレット、ダイアソーブなどの名称で販売されている)です。それは消化機能を遅くすることによって作用します。

望ましくない副作用があるかもしれないので、12歳未満の子供に下痢止め剤を服用させないでください。このような症状がある子供に関しては医師や薬剤師に相談してください。

消化不良の治療

胃の痛み、胸焼けがある場合、簡単な制酸剤は胃の酸性度を軽減し、安心感をもたらします。

制酸剤は咀嚼式の錠剤、水に溶かす錠剤、あるいは液体の形で提供されます。

日焼け止め

少なくともSPFが15ある日焼け止めを使いましょう。日光にほんの少しさらされただけでも日焼けにつながり、皮膚がんの可能性を高めます。自分の日焼け止めがUVA防御の効果を持っているかどうか確認してください。

帽子やサングラスを着用し、最も陽が出ている午前11時から午後3時の間に日光を浴びることを避けることによって、太陽からより身を守ることができます。

救急箱

上記の薬だけでなく、十分に準備された救急箱を持っているようにしてください。これにより、軽度の切り傷、捻挫及び挫傷を治療し、切り傷から感染症になる危険性を軽減することができます。救急箱には以下のものが含まれているべきです。:
・包帯:手首の捻挫などの負傷した手足を支えることができ、病院で治療を受ける前に大きな切り傷を直接圧迫します。
・絆創膏:サイズの種類が豊富で、防水のものもあります。
・体温計:口に入れるタイプの体温計は非常に正確に体温を測ります。脇に挟むタイプの体温計は赤ちゃんや幼児の体温を読み取るのに適しています。
・消毒:包帯を巻く前に傷口をきれいにすることができ、ほとんどのものが虫刺され、化膿、にきびを含むさまざまな症状を治療することができます。アルコールを含まない消毒ペーパーは傷口をきれいにするのに便利です。
・洗眼ソリューション:目の中のほこりや汚れを洗い流すのに役立ちます。
・無菌包帯:大きな怪我は、医療従事者によって治療を受けられるまで、感染症を防ぐために殺菌された包帯を巻く必要があります。
・医療用テープ:包帯を固定するために使用され、負傷した指を無傷のものにテープで固定し、間に合わせの添え木のようなものを作ることもできます。
・ピンセット:とげや破片を取り出すために使います。とげや破片が残っていると、不快感を引き起こし、また病気に感染するおそれもあります。

薬剤師がどうやってあなたを助けるのか

あなたの地域の薬剤師は、咳、風邪、喘息、アトピー性皮膚炎、花粉症や月経痛など、多くの病気に対して手助けをしてくれることを忘れないでください。彼らはアドバイスをしてくれ、また適切な場合には、病気を解決するのに役立つ薬を提供してくれます。

医師の診察を予約する代わりに、いつでもお近くの薬剤師に診てもらうことができます。

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