食べ物が原因で拭き物が出ることがある?

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食品の栄養素

今では、特定の栄養素が、特定の身体部分の働きをより良くすることは、一般的に知られています。

健康な骨にはカルシウムとビタミンDが必要です。オメガ3脂肪酸が豊富な魚を食べると、心臓をより健康にしてくれます。それでは、健康な肌のために、特定のものを食べなければならない、ということでしょうか?

どの食品が肌に良いのか、どの食品が有害であるのか、よく分からないのは、あなた一人ではありません。ニューヨークの皮膚科医であり、医師の前は栄養士として働いていた経験を持つCheryl Karcher氏は、特定の食事と肌の健康の関連性を明らかにした研究は、ほとんどない、と話します。また、一般的に出回っている食事と肌の健康に関する「常識」とされているものの多くは、個人的な体験談に基づいたものだ、と言います。

それでも、「肌は、体全体の健康状態を反映しています」と、米国皮膚科学会の広報担当者であるKarcher氏は言います。体内部を健康に保つ栄養価の高い食事は、外見をよく見せるために効果的です。その一方で、貧しい食習慣も、肌に表れます。

ここでは、栄養と皮膚科学の両方にまたがる専門家たちのもと、どの食品がすべすべとした、健康な肌をサポートするるのか、そしてどの食品が発疹、染み、吹き出物の原因となる可能性が高いのかについてお伝えします。

血糖値との関連性

Valori Treloar氏は、自身のキャリアの初期を通して、典型的な皮膚医として、患者と向き合いました。しかし、働くにつれて、治療が困難な症例や、重篤な副作用の可能性があるケースに疲れてしまいました。そのため今では、マサチューセッツ州立大学の医師だったTreloar氏は認定栄養士になり、現在は医学と一緒に患者に、薬の服用とともに食生活の改善を促進しています。

ここ40年間の中でのいくつかの研究において、食生活はニキビの原因とならないことが証明されており、この考え方は広く医学の信念となっています。 「医学部や皮膚科の研修を通して、“患者の食生活には心配しなくても大丈夫、にきびには関係ないから”、と教えられてきました。」とTreloar氏は語ります。

しかし、近年では、新しい考え方が支持されています。肌の健康を改善するためには、血糖を安定に保つものを食べることが効果的だ、ということです、とTreloar氏は語ります。食品によっては、血糖値を急上昇させるものがあります。そして血糖値が上がると、糖分を吸収するために、インスリンが大量に分泌されます。

一日を通して、あなたが「クッキーを食べていたり、グラノーラバーを食べていたり、甘味飲料を飲んでいるとき、血糖値は急速に、高くなり、このことで血流を循環するインスリンの量も増えています」とClear Skin Dietの共同執筆者であるTreloar氏は言います。

いくつか研究では、インスリンがにきびに役割を果たすかもしれないことが示唆されています。 2007年の研究では、可能性のある関連性についての研究が行われました。この研究では、十代の若者43人と、にきびの症状を持つ若者が対象となりました。

研究では、3ヶ月間、低血糖負荷食をとる人と、血糖指数を気にせずに炭水化物をたくさんとる人に分けられました。その結果、特別な低血糖負荷食を摂取した人々のにきびに、より改善が見られたことが明らかになりました。

また一方で、その年の後半に皮膚科ジャーナルに発表された研究では、にきび、インスリン値、および血糖値の測定値の間に関連性は見出されませんでした。ですから、問題はまだ解決されていません。血糖を安定に保ち、皮膚の問題となりうる症や酸化による損傷と闘うための手順は次のとおりです

・低血糖指数(GI)食を重点的にとる。
GIは血糖負荷に関する測定値です。低GI食を食べることで、血糖値の上昇を抑えることができます。低GI食品と高GI食品の識別には時間がかかることがあります。

・軽い食事を頻繁にとる。
2時間半から3時間ごとに摂取することで、血糖値とインスリン値をより安定に保つのに効果的です、とTreloarは言います。

・野菜をたくさん食べる。
Treloar氏は、毎日10種類の野菜を握ることを推奨しています。濃くて明るい色の範囲で野菜を選んでください。これらには、フリーラジカル(または酸化力のある)損傷および炎症を抑制させる様々な抗酸化物質が含まれています。野菜の中にはGIが高いものがあるため、注意が必要です。

乳製品とにきび

乳製品とにきびの関連性は、明確に証明されてはいませんが、説はあります。皮膚の専門家であり、乳製品とにきびの関連性を提唱しているF. William Danby博士は、2008年に医学雑誌に書いた記事の中で、これら2つが、いかに関連しているかについて説明しました。牛乳には、ホルモンテストステロンに関連する成分が含まれています。この成分が、皮膚の油腺を刺激して、にきびの原因になるということです。

Karcher氏 も同様の話を聞いたことがあります 「乳製品を止めると、にきびが良くなったと言う患者いました。乳製品をとらなくても、完全に健康な食生活を築けます。患者が、乳製品に原因があるかもしれないと感じたら、バランスの取れた食事を取っているのであれば、乳製品を辞めてみても、何の問題もありません。

「私のスキンケアの実務の中では、乳製品を一切控えてもらうことがが多いです。この方法は、栄養士の処置として効いたことはありませんが、大きな違いをもたらしました」とカリフォルニア州 Venturaの栄養士であり、皮膚疾患に特別な関心を持っているCarmina McGee氏は語ります。

研究では乳製品とにきびの関連が示されていますが、原因と効果は示されておらず、乳製品がにきびの原因となることは証明されていません。乳製品をやめた人からの逸話はありますが、同じことが必ずしもあなたに当てはまるというわけではありません。

乳製品は、特に骨にとって必要なカルシウムとビタミンDの重要な供給源です。ですからもし辞めるのであれば、以下の通りケアを検討してください。

・乳製品を辞めると肌がきれいになることが分かった場合は、吹き出物をださずに、少しでも乳酸菌をとることができるかどうかを確認する。
一部の人々は、少量のミルクであれば、症状を出さずに抑えることができます。

・まざまな種類の乳製品を試す。
牛乳の無糖ヨーグルトや、ヤギなど他の動物からの乳製品に変えると、肌に影響を及ぼさないかもしれません。

・通常は乳製品から得られるカルシウムを、カルシウムが豊富な葉物野菜(ケールやマスタードのような)、ブロッコリー、イワシなどから取るようにする

脂肪のバランスをとる

私たちが食べる食品に含まれるさまざまな脂肪酸は、炎症を強めたり、弱めたりする効果があります。そして、体の中に炎症が多すぎると肌に現れることがある、とTreloar氏は話します。以前は、オメガ6脂肪酸とオメガ3は、人間の食生活でおいて、同様の分量が摂取されていました。しかし今では、オメガ6の比重のほうが、ずっと高い傾向にあります。

この不均衡に対処することができます、とTreloarは言います。

・トウモロコシ、ベニバナ、キャノーラ油などの植物油の使用を減らす。
・トウモロコシで飼育された動物ではなく、牧草地を歩きながら餌を食べた動物の肉や卵を購入する。
・サケやサバなどのオメガ3に富む魚の量を増やし、魚油のサプリメントの摂取を検討する。
摂取するサプリメントについては、医師に相談して下さい。そうすれば、副作用や薬物相互作用の可能性を見つけ出すことができます。

グルテンの役割

セリアック病と呼ばれる状態の人々は、特定の穀物に含まれるグルテンと呼ばれるタンパク質を避けなければなりません。セリアック病の人が、グルテンを摂取すると、小腸を傷つけてしまいます。

セリアック病ではない人のグルテンの影響について、近年懸念されている、とMcGee氏は語ります。しかし、セリアック病を患っていなくても、グルテン感受性がある可能性があります。グルテン感受性が皮膚の発疹の原因になりうる、と彼女は語ります。しかし、疱疹状皮膚炎と呼ばれるグルテン感受性に関連する発疹は、主にセリアック病患者に見られます。

低グルテン食では、全粒粉パンのような栄養価の高い食品が、まったく食べれなくなってしまいます。グルテンなしの食生活を開始する場合は、まず医師に相談してください。

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