加齢とともに重要になる運動とは?

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加齢と運動

体を使う活動や運動は加齢につれ健康的でいること、精力的であること、自立していることを助けます。
65歳以上の成人の多くは、平均して、毎日10時間かそれ以上座ったり寝転んだりしているもっとも座りがちな年齢層です。
彼らは活動しないために転倒、肥満、心臓病や早死になどの率が他の年代に比べて高く、高額の出費をしています。
年をとるにつれ、健康的で自立していたいのであれば活発でい続けることがより重要になってくるのです。
もし活動的でなければ、これまでいつも楽しんできて当たり前であったことがすこし難しくなりだすかもしれません。
孫と遊んだり、店に出向いたり、娯楽を楽しんだり友達と会ったりすることなどの単純なよろこびを追求することに苦しんでしまうかもしれません。
いままで抱えたことのない病気や痛みを感じ始めたり、出かける元気があまりなくなったりするかもしれません。倒れて傷つきやすくなることもあるでしょう。
これは自分の面倒を見づらくなったり楽しいことがしにくくなることにつながるのです。

強い証拠

活発な人々は心臓病、脳卒中、2種糖尿病、がん、うつや認知症のリスクが低いという強い証拠があります。

年をとっても痛みのないままで、心の病気のリスクを下げ、外出することができちゃんと自立していたいのであれば、動き続けることです。

それは単純です。活発になる方法はいくらでもありますし、それは単に運動についてだけではないのです。
「加齢に伴い体の機能が低下するにつれて、身体的運動がその低下をゆるやかにするのです」と健康促進コンサルタントのニック・キャヴィル博士は言います。「年をとっても活動的であり続ける、もしくはより活発になることが重要なのです」

たいていの人は年をとると共同体、友人や近隣住民などとの社会に関わり続けたがります。そして活発であり続けることは社会に関わり続けることを確固たるものにするのです。

体の運動って?

体を動かすものであれば何でも体の運動です。ウォーキング、ガーデニングからレクリエーションの運動までなんでも含まれるのです。

毎週適度な運動を最低150分することを目標にしましょう。

理想的には、できれば一度に10分以上の運動を毎日何かしらするように心がけましょう。
150分の運動を達成する1つの方法は30分の運動を最低週5日することです。

適度な有酸素運動には以下のものが含まれます。
早く歩く
水中エアロビクス
平坦な土地で自転車に乗る
ダブルスのテニスをする
草刈機を押す

じっとしている時間をなくすことにはなりますが、心拍数を上げたりするほどハードではないので、買い物、料理や家事といった毎日の家事は150分には入れません。

150分の目標に加えて、筋肉を使う運動をするよう心がけましょう。これには以下のものがふくまれます。
重量トレーニング
重い荷物を運ぶ
きつい庭仕事をする

いつもの体を使う運動と同様に、一日のうち座って過ごす時間を減らすよう心がけましょう。つまり長時間テレビを観続けたり、コンピューターを使ったり、運転したり、座って本を読んだりしゃべったり音楽を聴くのを避けるということです。

はじめること

何をするかはあなたの状況によるでしょうが、指導原理としては、楽しめる活動をするのがよいでしょう。

もしすでに活動的であるなら、週に75分の精力的な運動は150分の適度な運動と同じくらい効果的だと思われるかもしれません。

より活発なライフスタイルから健康的利潤を受けるのに遅いなどということはないと調査は示しています。たとえば、活発な年配の成人は心臓病と脳卒中のリスクを活発な若者と同程度まで下げることができるでしょう。

もしあなたがしばらく活発でないなら、推奨されるレベルまで徐々に活動を高めることができます。あなたは健康をその中途で向上させ、転倒やその他の病気のリスクを軽減します。

「ゼロからはじめた人にとって最大の利潤は、」とキャヴィル博士はいいます。「健康に一番大きな違いをもたらす座りがちなライフスタイルから適度にアクティブなライフスタイルへの変化ですね。すればするほど、より健康的利潤はおおきくなりますからね」

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