いじめの実態について~原因、結果~

症状

いじめの経験

多くの子どもや若者は、学校やそれ以外でいじめを経験しますが、それを我慢する必要はありません。

イギリスでは、2013年におよそ45,000人の子どもがChildLineといういじめ相談所に相談したというデータがあります。英国児童虐待防止協会は、約46%の子どもや若者が学校などでいじめを受けた経験があると推測しています。

いじめに遭ったらどこに助けを求めたらいいですか?

いじめに遭っていても、決して我慢しないでください。いじめに遭っている人を助けてくれる人や組織はたくさんあります。

お子さんがいじめに遭っていると思われたら、子どものいじめと向き合うために親にできることもたくさんあります。

いじめとは?

いじめは、からかわれたり噂を流されたり、暴力を振るわれたり、さまざまなやり口があります。ほかの人が見ている前で行われることが多いです。

いじめは、悪口を言う、からかう、蹴る、人のものを盗んだり汚したりする、攻撃的な落書きをする、悪い噂を流すなどの手段があります。これは、仲の良かったグループ内の人をターゲットとする場合もありますし、ほかの特定の人をターゲットとする場合もあります。

なぜいじめに遭うのですか?

子どもや若者は、さまざまな理由でいじめに遭います。人種、宗教、外見、同性愛などの性的思考、障がい、家庭の状況など、理由はさまざまです。

肌の色が違う、太っている、賢い、ゲイであることでいじめの標的になることがありますが、これらは原因のうちのほんの一部です。何の理由もなくターゲットにされてしまうこともあります。

ネットいじめは、学校の内外で近年増加傾向にあります。携帯電話やインターネットを利用したすべてのいじめがネットいじめと呼ばれます。

たとえば、攻撃的な内容のメールを送る、その人のみっともない写真をネット上で拡散する、フェイスブックなどのSNSでほかの人になりすますなどがあります。

いじめの結果

いじめによって、被害者は悲惨な目に遭います。自信を喪失させ、安心感を失わせます。学校での成績や出席率に影響することもあります。

いじめによって、悲しみ、孤独、自尊心の低下、恐怖、不安、集中力の低下を引き起こします。また、自傷行為、うつ病、自殺願望、自殺につながる恐れがあります。

子どもの頃に頻繁にいじめにあっていた人は、大人になってからも精神的な問題を抱える人が多いというデータもあります。

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