出産場所の選択肢~さまざまな出産形態~

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さまざまな出産形態

従来の病室での出産から、バーシングセンター(助産院施設)や水中出産、自宅出産まで、今日では様々な出産形態があります。

あなたの赤ちゃんはどこで生まれるでしょうか。自宅のベッドの上、最新の設備の整った病院の分娩室、あるいは家族に焦点を当てたバーシングセンターでしょうか。またどうやって出産しますか。水中で、しゃがみながら、あるいは四つんばいになって、でしょうか。加えて、周りの環境も選ぶことが出来ます。明かりは薄暗いほうがいいのか、雑音の無い静かな環境がいいのか、またはお気に入りのCDをBGMとして流したいのか、などです。

最近では出産場所から出産方法まで、様々な選択肢が用意されています。決定権があなたにゆだねられていると仮定すると(ときどき医者や妊娠歴、保険に左右されることもあるので)、あなたと赤ちゃん双方にとって良い選択をするには、少しの準備が、そして熟考と相談が必要かもしれません。

選択肢を吟味する

決断するためにはまず、選択肢を吟味する必要があります。地元の病院やバーシングセンターが何を提供するのか、しないのか、最近そこで出産した友達や親戚に評判を聞いてみるなどしましょう(特に産婆を雇った場合、その人の評価も聞いてみましょう)。また、保険でどこまでカバーされるのかも確認しましょう。さらに医者と、あなたの場合何が出来て何が出来ないのかを相談しましょう。たとえばハイリスク妊娠の場合、バーシングセンターや自宅での出産は通常出来ないことになっています。また異なる出産場所や環境のメリットやデメリットについても話し合ってみましょう。

配偶者と相談する

両者が想像する出産経験について、配偶者に話してみましょう。従来通り、現代の産科の技術をすべて備えた病院で産むのが一番落ち着くのか、思い入れのある自宅で産みたいのか、またベッドの中がいいのか、温かいバスタブの中がいいのかなど、どこで産みたいのか相談しましょう。あるいは助産婦が取り仕切るバーシングセンターがあなたの求めていた幸せな環境を提供してくれるかもしれません(設備は整っていますが最新のものではなく、分娩監視装置よりも出産バスタブのほうが主流です)。

代替案を用意しておく

もし思い描いていた出産シーンが実現できそうに無い場合、たとえばお金が無かったり、気に入ったバーシングセンターが家から45分かかるなど論理的に不可能だったり、症状が複雑で病院以外の施設では対処できないなど、医療的に難しい場合でも、心配しないでください。どこでも幸せに子供を生むことはできます。同様に、もしバーシングボールやスクワットバーを使おうと思っていたのに、胎児ストレスや継続的な観察が必要となったためにその望みが潰えても、がっかりしないでください。最良のバースプランというのは、安全な出産で母子ともに健康的であることだということを忘れないでください。

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