安全で効果的な混合ワクチンのMMRワクチンとは?

治療方法

MMRワクチンとは

MMRワクチンは、一度の注射で、はしか、おたふくかぜ、風疹という三つの異なる病気に対する免疫力を構築するために接種される、安全で効果的な混合ワクチンです。フルコースのMMR予防接種は、二度の投与を必要とします。
はしか、おたふくかぜ、風疹は強力な感染力を持ち、致死性のある深刻な合併症を発症させる可能性があります。合併症には、髄膜炎、脳炎、難聴等が含まれます。
この三つの病気は、妊婦にも合併症をもたらす可能性があり、胎児に影響を与えて、流産を引き起こす可能性もあります。

赤ちゃんと幼稚園児のためのMMRワクチン

MMRワクチンは定期予防接種の一環として、通常は赤ちゃんが一歳を迎えてから一ヶ月以内に単回投与されます。
次に二度目のワクチン注射があり、これは学校に入る前(通常三歳四ヶ月の頃)に行われます。MMRワクチンは、生後六ヶ月の赤ちゃんに投与される場合もあり、これは赤ちゃんがはしかウイルスにさらされた、或いははしか大発生が起きているときに当てはまります。
生後六ヶ月未満の赤ちゃんには通常、MMRワクチンを接種しません。これは、はしか・おたふく・風疹に対する免疫抗体が母体から赤ちゃんへと受け継がれており、出産間もない頃はこれが維持されているために、ワクチンに対して免疫力が働いてしまってワクチンの効果が無くなるからです。
これらの母体由来の抗体は時間の経過と共に数が減少し、およそ一歳くらい(一般的にMMRが与えられる時期)には全て消えてしまうのです。
特定の状況で赤ちゃんの感染のリスクが高まっている(はしかの大発生など)ときは、MMR予防接種は生後六ヶ月から九ヶ月の赤ちゃんが受けることも推奨されています。
しかしながら、この子供達はこの早期注射からは十分な防御力を得られていない可能性があります。ですから、生後12-13ヶ月と生後40ヶ月で標準的なMMRを投与される必要あるのです。
MMRワクチンは、上腕部や大腿部の筋肉への注射で与えられます。単回投与です。

妊娠を考えている女性のためのMMR

妊娠を考えているのであれば、はしか、おたふく、風疹に対する免疫力がゆるぎないものとなっていることを確認しなければなりません。妊娠中に風疹に感染してしまうと、深刻な出産不良や流産に繋がります。
二度のMMR投与を受けたかどうか不確かである場合は、医者に相談しましょう。
もしも二度の投与を受けていない、或いは記録が残っていない場合は、診療所で予防接種を受けましょう。
MMR予防接種を受けてから一ヶ月以内は、妊娠することを避けるべきです。
既に妊娠している女性にとってMMR注射は適切ではないということを覚えておきましょう。

MMRワクチンの仕組み・効果

MMRワクチンは、生きてはいるものの弱体化したはしかウイルス、おたふくウイルス、風疹ウイルスを内蔵しています。このワクチンは、免疫システムがこれらの病気に対する免疫抗体を生産するよう働きかけるものです。
そうすると、予防接種を受けた後にいずれかの病原体と遭遇しても、免疫系がこの病原体を認識し、速やかに抗体を量産して抵抗するのです。
また、MMRワクチンを直近で受けている人が他の人を感染させることはありません。

MMRワクチンの副作用

単回投与の中に三つの異なるワクチンが含まれているため、異なる副作用が別々のタイミングで現れる可能性があります。MMRワクチンの副作用は通常軽いものです。はしか、おたふく、風疹により引き起こされる可能性のある合併症と比べればこれらの副作用はとても軽度なものであるのだということを覚えておきましょう。
副作用は以下の通りです。
・二日~三日間に渡って軽度のはしかを発症する(伝染性はない)
・一日~二日間に渡って軽度のおたふくかぜを発症する(伝染性はない)
稀なケースにおいて、痣のような小さな発疹が注射から数週間後に現れる可能性があります。このような発疹に気づいた、或いはMMR注射を受けて以来子供の症状が心配される場合は、主治医の診療を受けましょう。

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