検査が必要な性感染症の症状について

陰部

性感染症について

性感染症に感染しても多くの人々には症状は表れないため、大丈夫だと思っても検査を受ける意義があります。性感染症に感染しているかもしれないと思うなら、見つけるのが早いほど治療も早くできます。
性感染症は、膣性交やアナルセックス、オーラルセックスを含む性的接触を通じてうつります。性的接触をすれば、相手が誰であっても性感染症に感染したりさせたりする可能性があります。
性感染症は、男女間でも、女性間でも、男性間でも感染します。より具体的なセクシャルヘルスに関するアドバイスについては、女性と性的交渉をする女性のセクシャルヘルスと男性と性的交渉をする男性のセクシャルヘルスを読んでください。
性感染症の多くは抗生物質で治療することができます。 HIVのようなものは治療法はありませんが、悪化を防ぐための治療があります。
性感染症にかかっているかどうかは相手の(あなた自身も)見た目だけではわからないので、無防備な性交をしたり、性感染症にかかっている危険があると思われる場合は検査を受けることが重要です。

症状

性感染症にかかっても、多くの人には症状は出ません。女性にとってクラミジアの自覚症状はないことが多いですが、クラミジアを放置すると不妊になることがあります。
淋病にも不妊の危険があります。それでも、女性の約50%、男性の約10%には症状がありません。
性感染症を治療せずに放置すると、健康に影響が出る可能性があります。以下のいずれかの症状がある場合は、検査を受けてください。
女性と男性の場合
・排尿痛
・性器周囲のかゆみ、灼熱感、うずき
・性器周辺の水疱や炎症、斑点、こぶ
・黒い粉や小さな白い点が下着につく―陰部の蚤のふんや卵の可能性があります
女性の場合
・黄色または緑色のおりもの
・おりものが臭う
・不正出血、性交後の出血
・性交痛
・下腹部痛
男性の場合
・陰茎から膿が出る
・尿道の炎症(尿管が出る)
これらの症状があったからといって必ずしも性感染症にかかっているわけではありませんが、症状の原因を見つけて治療を受けるために診察を受けたほうがよいでしょう。
例えば、性行為をしなくてもカンジダ症になることもありますが、痛みやかゆみ、膿などのSTI様症状を引き起こす可能性があります。カンジタ症は簡単に治療できます―カンジタ症の治療については、こちらをご覧ください。

安全な性交

常にコンドームを使用して、性感染症に感染したりさせたりすることを防ぎましょう。

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