腎臓病の基礎知識~健康維持、性交~

治療方法

腎臓病とは

腎臓病は生活のあらゆる分野に影響を及ぼすことがありますが、その変化に対処する方法というのも同時に存在しています。腎疾患が軽度で、ほとんど、あるいは全く症状がない場合でも、腎臓が機能していないために透析を行っているような重度の場合でも、いずれにせよ腎臓病とともに生きることは困難を極めるかもしれません。
それは年齢、腎疾患の重症度や原因によっても変わりますが、人々に最も関係してくるのは以下の課題でしょう。

健康の維持

運動することを恐れないでください。たとえどんなに重症であったとしても、定期的に運動することは腎臓病をもつ人全員に良いことです。運動は体力を増加させるだけでなく、入眠を助け、骨を強化し、うつ病を和らげ、健康の維持に貢献し、さらに心臓病のリスクを軽減することも出来ます。
軽度から中等度の腎臓病である場合は、運動能力は平常時とほとんど変わっていないので、健康な腎臓を持つ同年代の人と同じくらいの頻度と激しさで運動することが出来ます。
もし腎臓病がより進行しているか、もしくはすでに透析をしている段階であれば、運動能力は低下しており、より息切れや疲労しやすくなっているかもしれません。
しかし運動することが有益であることに変わりはないので、やめないでください。最初はゆっくりと始め、徐々に鍛えていきましょう。また、新しいプログラムを始める前には、必ず医師と相談しましょう。

時間のかかる治療を最大限に生かす方法

腎臓病が軽度である場合、あるいはすでに移植を受けた場合、定期的な通院以外にはおそらくほとんど時間をとられないでしょう。
しかし、透析を受けている場合、治療には時間がかかります。通う時間と回復の時間を考慮すると、腎臓の透析に丸1日、そしてそれを毎週3日間することになります。
国立腎臓病連盟(NKF)のティム・ステイサム氏(Tim Statham)は、「定期的な病院での治療によって生じる時間、自由、制限の喪失は、透析患者から受ける最も多い苦情である。」と語ります。
「前向きに治療に取り組み、透析している間の時間を有用で充実したものにするための方法を見つけることが対処の鍵です。それは読書かもしれないし、語学のテープを聴いたり、特別な運動をすることかもしれません。」
透析は自宅で行うことも可能で、多くの人は病院よりも自宅のほうが便利だと感じています。現時点では、自宅で治療を受けている血液気透析患者は100人中1人です。ただ腎臓の専門家によれば、より多く(10-12%)の人が出来ると言っています。もし自分が適切であると思った場合は、、コンサルタントや看護師に相談してみてください。

性交と妊娠

軽度から中等度の腎疾患がある場合、病状またはその治療が性生活、あるいは子供を持つ機会に影響することはないでしょう。
しかし腎不全をわずらう男女は性的な問題を抱え、子供を持つことがより困難であると感じるかもしれません。
「男女ともに、性行為の喪失や勃起問題について相談することが大切です。それらはしばしば解決することができるのです。」と、腎臓のコンサルタントのドナル・オドナヒュー教授は言います。
「この問題に関して、子供を望む若い女性は出来る限り早く医師と相談して、計画についての情報提供やサポートをしてもらうことをおすすめします。」

休暇や保険への影響

腎疾患が軽度である場合や、すでに透析を受けた場合は、休暇中に国外へ旅行しても健康上の問題はないでしょう。
たとえ透析中であっても、事前に治療の予約を済ませておけば、休暇を楽しむことが出来ます。もし国外に旅行する場合は、目的地の近くで透析ができるように、出来るだけ早く治療計画について相談してください。

仕事

病気が進行している場合や、透析が必要な場合を除いて、腎臓病が仕事に影響を与える可能性は限りなく低いでしょう。透析が必要な場合も、通常透析部が仕事のスケジュールにあわせて最適な治療計画を立ててくれるでしょう。
透析に合わせて仕事を修正することが出来る人がいる一方で、短期間で仕事を完全にあきらめる人もいます。透析が必要であるとわかったらすぐ、仕事を自由勤務、あるいはパートタイムにして続けることが出来ないか、雇用主に相談してみましょう。

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