妊娠中の足のむくみについて~原因、予防~

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妊娠中の足のむくみ

妊娠中に膨らむのはお腹だけではありません。身体全体が少しむくんでいるように感じ、重力の影響で、特に足のむくみを感じます。むくみ具合は、時間や天候によって変わります。夕方はむくみがひどくなり、暖かいときはむくみやすくなります。

むくみを感じるのはいつ?

妊娠22週から27週頃、妊娠中の女性の約3/4がむくみを感じます。そして、出産するまではむくみが続く可能性があります。

妊娠中の足のむくみの原因は?

妊娠中、妊婦と赤ちゃんを守るために体液が増え、血流が増えて、大きくなる子宮が骨盤静脈や大静脈を圧迫した結果、組織中に蓄積すると、むくみが起こります。(大静脈は、身体の右側にあり、下肢から心臓に血液を戻します。)これにより、足のむくみがひどくなります。急激に体重が増加した場合、さらに足がむくみやすくなるかもしれません。

足のむくみに関連するリスクはありますか?

特に一日の終わりに靴を履こうとしたときや、むくみがピークに達しているときでも、足のむくみは無害で、まったく正常なことです。まったくむくみがないのもまた正常で、妊婦の4人のうち1人は、幸運なことにまったくむくみがありません。しかし、手や顔がむくんで、一晩で改善しない場合は、医者に相談してください。ひどいむくみは、子癇前症の兆候の1つですが、そうであれば、血圧の上昇、急激な体重増加、尿中のタンパク質の増加など、さまざまな他の症状が伴います。出生前診断で調べる血圧と尿が正常であれば、心配することはありません。

妊娠中の足のむくみを予防するには?

・立ちっぱなしや座りっぱなしなど、長期間、同じ体勢をとらない。長時間立ちっぱなしの場合は、座って休憩をとってください。長時間座りっぱなしの場合は、少なくとも1時間に1回は5分間歩いてしてください。

・足を投げ出す。可能であれば、座っているときに台などに足を上げてておいてください。

・横向きに寝る。できれば左側を下にして、横向きに寝てみてください。それは腎臓の働きを促し、老廃物を排出させ、むくみを軽減します。

・運動する。妊婦向けの運動をしてみてください。ウォーキングは、むくみを防ぎ血液の流れを保ちます。医者が承認したら、水泳をしてみましょう。水圧は、体液を組織から静脈に戻し、腎臓に運び、尿として排出させます。

・締め付けのきつい靴下やストッキングを避ける。血液や体液が自由に流れるようにするのが目的です。

・快適な靴を履く。特に外出するとき、ハイヒールはやめましょう。また、矯正用の靴や中敷も検討してください。それにより、足は快適になり、妊娠中の足や背中の痛みを軽減することができます。家に帰ったら、柔らかいスリッパに履きかえましょう。

・弾性ストッキングを使ってみる。お腹の部分に余裕があるストッキングか、常に熱く感じる場合は、口ゴムがゆったりしている膝丈か太もも丈のものを選びましょう。どのタイプの弾性ストッキングを選んでも、午前中むくみが起こる前に履いて、効率よく活動できるようにしましょう。

・たくさん水を飲む。水で体液を押し流そうとするのは違和感があるかもしれませんが、1日に8~10杯の水を飲むと、過剰なナトリウムや他の老廃物を身体の組織から取り除き、むくみを最小限に抑えてくれます。

・塩分をとり過ぎない。塩分を制限し過ぎるとむくみがひどくなるので、完全にカットしないでください。しかし、すべての食品同様、適切な摂取量を保ち、好みに合わせて塩分を摂取するようにしましょう。

靴がきつくなる別の理由は足の成長

靴がきつく感じる場合、むくみに加えて、別の要因があります。身体のほかの靭帯と同様に、足の靭帯は、リラキシンというホルモンの影響で緩んでいます。リラキシンは、骨が広がることを可能にします。昔から履いている靴を履き続けると、苦痛に感じることがあります。数ヵ月後、むくみがなくなり、余分な体重が減って、通常の体重に戻ります。関節と靭帯は引き締まりますが、足は大きいままなので、大きい靴が必要になります。

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