妊娠中の下肢静止不能症候群についての基礎知識

症状

妊娠中の症状について

妊娠中によくある、胸焼け、二時間に一度はトイレに行きたくなる、脚がつる、不眠症などで、ただでさえぐっすり眠ることができなくなっているのではないでしょうか。そして、妊娠後期に差し掛かったことで、下肢静止不能症候群(RLS)という新たな症状によって睡眠を妨害される妊婦さんが全体の15%います。発症すると、足先や脚がむずむずするような不快感を覚え、それによって動かさずにはいられなくなります。とくに寝ているときに悩まされます。まるで自分の脚ではなくなったような感じがしてしまいます。

原因は?

専門家にも原因はまだはっきりとは分かっていませんが、おそらく遺伝である可能性が高いといいます。ほかには、鉄分不足、ストレス、食べ物のアレルギーがあることなども原因として考えられています。

知っておいたほうがいいこと

RLSは夜に症状がでることが多い傾向にありますが、座ったり横になっているときはいつでも症状が出ることがあります。足がつったときに有効なストレッチなどは、効きません。また、症状を和らげる薬は妊娠中に飲んではいけません。残念ながら、出産するまで症状と上手く付き合っていかなくてはなりません。出産後、数週間で症状はなくなるでしょう。

どのように対処したらいいですか?

・食事の記録をつける
RLSの症状が出る前に食べたものを記録してみてください。人によっては、夜遅くに炭水化物をとると症状が引き起こされるなど、特定の食べ物が関係している場合があります。記録することで、症状を悪化している恐れのある食べ物が分かるかもしれません。
・検査をする
鉄欠乏性貧血はRLSの原因の一つと考える専門家もいます。貧血の可能性がないかどうか検査をしてみてください。同時に、ほうれん草、豆類、ドライフルーツなどの鉄分の豊富な食べ物を積極的にとるようにしてください。
・温めたり冷やしたりする
ぬるま湯に浸かったり、逆に冷やしたりすると、症状が和らぐことがあります。
・鍼治療をしてみる
鍼治療を受けてみるのもいいかもしれません。また、ヨガ、瞑想などのその他のリラクゼーションも効果があることがあります。

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