尿内の細菌を調べる尿培養とはどんな検査ですか？

尿培養とは？

医師は尿培養を勧めてきています。尿培養は尿路感染症（UTI）の原因となる、尿内の細菌や細菌を調べる検査です。尿路には、腎臓、膀胱、そして尿を運ぶチューブ（尿管と尿道）があります。

感染は通常、膀胱や尿道から始まりますが、尿路のどの部分でも感染の可能性があります。感染している場合、排尿の際に焼けるような痛みが生じることがあります。または、尿意を催しても、尿が出ないこともあります。熱や腹痛がある場合は、より深刻な感染症がある可能性があります。

尿培養のために何をする？

まずは、尿カップに尿を出します。とてもシンプルです。カップは他の菌が付いてしまわない様、きれいに使用してください。

やり方は以下の通りです。

1.手を洗う。
2.尿を出す部分をふき取る
女性であれば、膣の外側の唇を広げ、前から後ろに向かって、男性は、彼らの陰茎の先端をウエットティッシュなどで吹きます
3.中間尿を入れる
すぐにカップの中に、おしっこしないでください。まずはトイレに少し出して、れから約1または2オンスのカップを採尿します。容器が皮膚に触れないようにしてください。そして最後は、トイレに尿を出し切ってください。
排尿している途中の事を「中間尿」といいます。
4.もう一度手を洗う。

中には、尿道や膀胱に挿入された細いチューブをカテーテルを通して採取する必要がある人もいます。この検査は、医療従事者の助けを借りて行われます。サンプルは、清潔な容器に採取します。

次にすることは？

サンプルは研究室に送られます。採取されたの尿液をペトリ皿に入れ、体温で保管します。数日後には、サンプル中の細菌や酵母が増殖しています。
その後実験室で作業員が顕微鏡下で細菌を確認します。様々なサイズ、形、色の細菌が確認できます。研究室の職員は、成長している細菌がどれくらいいるのかを記録します
有害な細菌がいなければ、この検査は「陰性」といえます。悪性細菌が増殖している場合、は「陽性」になります。膀胱炎の最も一般的な原因は、腸内に存在する大腸菌です。
研究室では、どの薬が感染と戦う可能性が最も高いかを調べるために、更なる検査を行うこともあります。

いつ結果が分かる？

病院には1〜3日の間に連絡が行き、医師は患者と一緒に結果を確認します。感染している場合は、抗生物質が処方されます。ほとんどの場合、抗生剤で治療可能です。しかし、特に女性の場合は再発の可能性があります。医師が指示する方法で薬を摂取することが重要です。膀胱や尿道から始まる感染が腎臓に広がり、腎臓を損傷させる可能性があります。