赤ちゃんの初めてのお風呂について

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赤ちゃんの入浴

最初の数回はちょっと滑稽かもしれませんが、すぐにプロになるでしょう。ここではお風呂の時間の取り組み方についてご紹介します。

赤ちゃんが下に降りたり、地面の上で汚れたりするまで、毎日のお風呂は必要ありません。実際のところ、赤ちゃんは週に1、2回お風呂に入ればよいのです。へその緒が隠れるまで(だいたい生後1~4週間)、最初はスポンジバスでかまいません。その後、赤ちゃん用のバスタブを使い、最終的に大人と同じバスタブに入れてあげてください(大人と同じバスタブを使うのは、赤ちゃんが自力で立つことができて、赤ちゃん用のバスタブだと小さすぎるときです)。しかし、あなたはもっと頻繁にお風呂に入れたいと思うかもしれません。なぜなら、お風呂の中で水遊びをする赤ちゃんの姿を見ることほど、かわいいものはないからです。

赤ちゃんの入浴に関するメリット

赤ちゃんをお風呂に入れることは、きれいにすること以上のメリットと、いくつかのかわいい写真を撮ることができることがあります。

親と赤ちゃんの絆を深める

お風呂の時間が2人にとって、1日の中でもっとも大切な時間―2人だけで一緒に過ごす時間にすぐなるからです。赤ちゃんの世話をすることで、あなたも赤ちゃんのことを理解できます。赤ちゃんの目をじっと見たり、かわいいお腹にキスをしたり、かわいい足の指を数えたり、赤ちゃん言葉で話しかけたり、ばかばかしい歌を歌ったりしてあげてください。やさしく触った感触や声を聞くことで(何を言ったか、歌ったかに関係なく)、赤ちゃんはどれだけ愛されているかを知ることができます。

学びの機会になる

信じるかどうかはさておき、バスタブの中で学ぶことはたくさんあります。お腹にやさしく水をかけると、赤ちゃんの感覚をくすぐります。おそらく赤ちゃんはうれしくてくすくす笑うでしょう。赤ちゃんのそばに水を少し注ぐか(赤ちゃんが大きな目でじっと見ていれば、興味を引いているとわかります)、水を蹴ってしぶきを作るのを見せ、原因と結果について教えたりしましょう(きっと、いつもあなたの動きを面白がってみているに違いありません)。洗っているときは実況を忘れないでください。たとえば、石けんで洗っているときにその部分の名前を言います。赤ちゃんはあなたが気づくよりも速く、たくさんの言葉をバスタブで学ぶでしょう。

むずかる赤ちゃんをなだめる

おそらく、ご自身の入浴時間の経験でご存知だと思いますが、長い1日の後、バスタブにお湯を入れることほど穏やかで快適なことはありません。お風呂の後に赤ちゃんのマッサージをして、さらにリラックスしてください。ほとんどの赤ちゃんは、すぐに体をこすってもらうことを気に入るとおもいますが、もし赤ちゃんがいやがる(騒いだり、首を振ったりする)なら、入浴を無理強いせず、代わりに抱きしめてあげてください。そうすれば、早い段階でどうするのが一番いいかを理解できると思います。

睡眠を含める

赤ちゃんとお風呂に入るのが好きになる理由がもうひとつあります。それは、特に赤ちゃんの寝かしつけをするようになったときに加わる理由です。温かいお湯と温かい部屋、そしてほっとするような安心感、安全で心地よい暖かな雰囲気で、赤ちゃんが眠りにつきやすくなるでしょう。

もし赤ちゃんのへその緒がまだふさがっていなかったり、包皮切除した赤ちゃんの陰茎が治癒していなかったりしたときは、一緒にお風呂に入るのを控え、手を使うか、きれいにするために赤ちゃん洗い用のクロスを使ってください。準備ができたら、平面を見つけましょう。入浴室やキッチンカウンター、ベッド、床でもかまいません。赤ちゃんが慣れるまで、やさしく、手短に石けんで洗ってあげてください。

赤ちゃんのお風呂のコツ

日課を作る

毎晩バスタブに浸かっているか、スポンジバスと交互にしているかに関わらず、夜の日課を作っておくと、赤ちゃんの体内時計が定まるのに役立ちます(「ママが僕をお風呂に入れているということは、もうすぐ寝る時間なんだな」といったことです)。照明を暗くして寝る時間であることを伝えることも付け足し、お風呂から上がったら音や動きを出さないようにしましょう。でも、もし赤ちゃんがお腹をすかしているようなら、お風呂の時間を後回しにしたほうがよいでしょう。周囲の関係者にいい影響を与えないからです。そして、寝る時間のお風呂がくつろぎの時間であることも忘れないでください。そうすれば、もし別の時間のほうがあなたと赤ちゃんにとって都合がよいとき、別の時間にしやすくなるでしょう。

日用品を集める

入浴する前に、必要になるものをすべて用意してください(そうしないと、忘れ物を取りに行くために、裸の赤ちゃんを途中でバスタブの真ん中にじっとさせておかなければなりません)。必要なものは、赤ちゃん用の石けんとシャンプー(あるいは石けんとシャンプーを兼ねたもの)、綿の体洗い用タオル1~2枚、毛布、湯上り用のタオル、お湯をためたプラスチック製の桶、そして、パートナーにはカメラを持ってもらいましょう(もちろん、きれいなおむつや服、お風呂上りのおむつ軟膏やクリームが必要かもしれません)。

温かく快適な状態を保つ

赤ちゃんはとても早く湯冷めします。裸でいるときはなおさらです。ですから、サーモスタットをつけるか、数分間シャワーを出しっぱなしにして浴室内を蒸気でいっぱいにするなど、入浴する前に浴室を十分に(25度ぐらいに)温めておきましょう。赤ちゃん用のバスタブか流し(実際に座り始めているときに大きなバスタブの変わりになる)を使うときは、最初にお湯をたくさんためて(お湯がまだ十分たまっていない間は赤ちゃんを絶対に入れないでください)、下半身がしっかり浸かるようにしてあげてください。水は適温になるよう、ひじや手首の内側(この部分は指先より敏感なのです)で温度を確認してください。

グリップをつかむ

赤ちゃんをそっとバスタブの中に入れましょう。最初は足から入れ、赤ちゃんの頭を片方の腕でしっかりと支えてください(手は赤ちゃんのわきの下をつかむのに使ってください)。そして、もう一方の腕でお尻を支えます(赤ちゃんは魚のように滑りやすいかもしれませんが、すぐにコツをつかむと思います)。いったん赤ちゃんをバスタブに入れたら、水の中に長時間座らせないようにしましょう。肌に炎症を起こす可能性に加えて、体が冷えやすくなる可能性があります。

石けんは控えめに使う

赤ちゃんの手やお尻の部分には低刺激の石けんを使ってください。本当に汚れていなければ石けんを使わず、水だけで洗っても大丈夫です。

どこから洗うか?

最初に顔を洗う

体洗い用タオルの角かコットンボールを温水に浸して、片方の目をやさしく、内側から外側へ拭いてください。タオルの別の角や新しいコットンボールを使って、もう片方の目をきれいにしてください。体洗い用タオルを全部ぬらして、特にミルクやよだれがたまりやすい口のまわりやあごの下をよく洗ってください。そして、耳の中や後ろを洗いましょう(絶対に自分用の綿棒を使わないでください)。赤ちゃんの顔にがんこな汚れがついているときは、石けんを少し使ってもかまいません。

赤ちゃんの体を洗う

温水に体洗い用タオルを浸し、赤ちゃんの首や胴を洗います。もし、まだへその緒の断面が残っているようなら、へその緒の周りは慎重に洗ってください。そのまわりのざらつきはそっとふき取って大丈夫です。次に、わきの下や指の間をきれいにしましょう。肌のしわや肌が重なっている部分もきちんと洗ってください。

デリケートな部分をさっと洗う

柔らかくてきれいな布と低刺激の石けん、そしてぬるま湯を使って、赤ちゃんの生殖器を洗いましょう。女の子だったら前から後ろに洗い、肌が重なっている部分もやさしく洗うことを忘れないでください(でも、陰唇の中まで洗う必要はありません)。包皮切除した男の子のペニスもさっと拭いてきれいにしてください。もし男の子がまだ包皮切除していないなら、引っ張る必要はありません。次はかわいいお尻を洗います(この部分は石けんを少し使うようにしてください)。

赤ちゃんがベビーバスを卒業したら

髪の毛をシャンプーする

もちろん、髪の毛が生えていたらです(まだ生えていなかったら、頭を体洗い用タオルで拭いてください)。水と少量のシャンプーを使い、赤ちゃんの頭皮を泡で洗いましょう。また、頭皮を指でマッサージしてください。その際、頭頂部の泉門のあたり(柔らかい部分)もマッサージします(心配しないでください。突っついたりせず、ただやさしく洗えば大丈夫です)。

リンスして乾かす

最後にリンスをするときは、きれいな、温かいお湯を使います。洗面器の上に赤ちゃんの頭が来るよう、フットボールスタイル(片方の手で赤ちゃんの頭を抱え、赤ちゃんの体を腕に沿わせる)で固定します。コップに水を入れて、赤ちゃんの頭にそっとかけてあげてください。その後、柔らかい乾いたタオルで赤ちゃんの肌をぽんぽんとたたきます(こすらないでください)。全身や肌が重なっている部分もきちんと水分をふき取ったかを確認してください(丸々太った赤ちゃんは、肌が重なっているところがたくさんあります!)。

無理強いしない

もし赤ちゃんがバスタブに入るのを絶対にいやがるなら、数日間スポンジバスに戻し、その後でもう一度入浴させてみましょう。最終的に、赤ちゃんはコツをつかむと思います。

安全を保つ

決して赤ちゃんをひとりでバスタブの中やその近くに置き去りにしないでください。そして、少なくとも片方の手でずっと体を支えてください。

この後にやることは

たっぷりつけなくてよい

きれいな(そして、とても敏感な)肌に、ローションやオイル、クリームは必要ありません。肌に塗るものの中には吹き出物の原因になるものがあるだけでなく、驚くほど自然な赤ちゃんのにおいにふたをすることになります。また、パウダーも控えましょう。パウダーは赤ちゃんの呼吸管に炎症を起こす可能性があります。ただ、もしかかりつけの医師がクリームなどを勧めるよい理由があれば(たとえば、赤ちゃんが乾燥肌もしくは湿疹ができやすい肌の場合)、低アレルギー性のローションを肌に塗りこみましょう(最初に手のひらで温めてください)。

おむつと服を着せる

新しいおむつの上に乗せ、清潔な服を着せてあげてください。スポンジバスの後少しなだめる必要があれば、毛布にくるんだ後、清潔でいいにおいがするかわいい子どもと一緒にくつろいでください。

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