小さな子供が発熱したときの熱の測り方

子供の発熱とは
子供の発熱を心配していませんか?ここでは、小さな子供の熱を測るための方法を紹介します。
いつもは元気いっぱいな子供が、元気がなく床に座り、けだるそうで、お気に入りのおもちゃにも関心を示さない。お昼ごはんにも手をつけず、頬はトマトのように真っ赤。おでこに触ってみると「あつい!」。胸がドキドキしだし、なぜ熱が上がったのか気になりだすでしょう。
子供が高い熱の時に落ち着くのは難しいと思いますが、冷静になりましょう。
幼児期の発熱のすべてがパニックに値するわけではなく、病院にいく必要があるというわけではありません。発熱は、感染したということ、そして体の免疫システムが戦っていることを表しています。
適切な治療のために、熱を測ることは重要です。例えば、幼児の発熱が103°F以上の場合は、医者に電話する必要があります。しかし、約101°F以下であれば、アセトアミノフェンまたはイブプロフェンを与えることで不快感が和らくかもしれません(イブプロフェンは6ヶ月以上の子供にのみ承認されます)。
では、どのように幼児の体温を下げればいいのか?以下を参考にしてみてください
直腸検温
楽しい方法ではないかもしれませんが、幼児の体温を取る最も正確な方法です。それに、正しい方法で測れば、不快になることはありません。
・デジタル温度計を使用する
デジタル体温計は、最も正確とされています。
・体温計は石鹸とぬるま湯でよく洗った後、冷たい水ですすぐ
こうすることで、正確に温度を測ることができます。アルコールで消毒するのもよいでしょう。その後は、素早くすすぐようにしてください。
・温度計に以前の測定値がないことを確認し、ワセリンで先端を潤滑する。
・座って、膝の上に枕を置いて、赤ちゃんがうつ伏せになるように頭を乗せる。
赤ちゃんがもがくようであれば、リラックスできるように、背中やお腹に手を置いてあげてください。もしくは、仰向けにして胸につけるように足をまげた体制でもよいでしょう。怖がるようであれば、好きなビデオを見せたり、歌を歌うなど、気が紛らわせるようにしてみてください。
・直腸の開口部が見えるよう、片手でお尻を広げる
1/2インチ程度まで体温計を滑り込ませます(抵抗を感じる場合は押しこまないでください)。測定完了の音が鳴るまで、もしくは完了したことを目で確認できるまで、そのまま入れておきましょう。
・体温をチェックする。
直腸測定値は、口腔測定値より1度高い傾向があることに注意してください。 (通常、直腸温では99.6°Fが正常とみなされます)。医者に相談した際に困らないように、測定した時間と体温を書きとめておきましょう。
・使用後はお湯と石鹸でしっかり洗う。
洗った後は、涼しく乾燥した場所に保管し、間違っても子供が口にしてしまわないようにしましょう。
口腔検温
子供が唇を閉じた状態で温度計を舌の下に(噛むことなく)保つことができれば、口腔検温を始めてもよいでしょう。大体4〜5歳前後でできるようになりますが、3歳の子供ができることもあります。
・直腸検温をしていた場合と同じようにデジタル温度計を使用し洗浄する
それから以前の測定値をリセットクリアしましょう。
・子供が口に何も含んでいないか確認してください
また、飲食後15分置くようにしましょう。
・子供の舌の下に、喉に向かってに体温計を置く
しっかり口を閉じて、鼻で呼吸しているか確認してください。また噛まないように注意してください。
・測定完了の音が聞こえるか、または目で測定完了を確認するまで、数値をチェックする。
98.6°Fの口腔温度は正常とみなされます。
・測定値と時間を書き留めておく。
必要ならばそれをあなたの小児科医に報告することができます。そして、温かい石鹸水または消毒用アルコールで温度計をきれいにし、涼しく乾燥した場所に保管してください。
脇下検温
脇の下での検温は簡単ではありますが、それほど正確ではありません。ただ、子供が熱があるかを見ることはできます。
・口腔または直腸のデジタル体温計と同様に使用し、洗浄する
・服を脱がせるか、服を持ち上げ、脇の下が乾燥していることを確認する
・これまでの測定値の温度計をクリアし、幼児の脇の下に置く。
服ではなく、肌にみに触れてるようにしてください。肘をゆっくり子供側に押して、体温計の上に腕を下ろしましょう。
・測定完了の音が鳴るか、完了を目で確認できるまで待つ
脇下での測定は、口腔より1度または2度低い傾向があるので、97.6度は、脇下の測定としては正常とみなされます。
・温度と時間を記入しておく
必要に応じて小児科医に伝えることができます。そして、最後に温かい石鹸水または擦り傷のアルコールで温度計をきれいにし、涼しく乾燥した場所に保管しましょう。
耳、額、おしゃぶり体温計
赤ちゃんのための耳、額で測る体温計や、おしゃぶり型の体温計を見たことがあるとおもいます。これらは一見便利に思えますが、彼らは正確に測定できるとは言えません。いざというときに、体温には簡単に測定することができますが、正確に体温を測定するためには、直腸、口腔、また最低でも脇下で測定する必要があります。測定の際は、正しく測定するため、説明書に従いましょう。