ニキビの跡と皮膚へのダメージへの対処法

ニキビの跡について
ひどいニキビがあると、それが治った後もニキビの跡が残ってしまうかもしれません。でも、多種多様な治療法があるので跡を目立ちにくくすることができます。皮膚科の医師があなたにぴったりの治療法を見つけてくれるでしょう。
医師は検査を通して、治療法を提案します。この提案は肌へのダメージがどのような種類のものか、およびどれほど深刻なものかによって変わってきます。
ニキビの跡は大きく分けて3種類に分類できます。
・アイスピック型:深いが小さい跡です。
・ボックスカー型:辺縁が垂直に近い角度で落ちくぼんでいる跡です。浅いものも深いものもあります。
・ローリング型:広く浅くなる傾向があり、表面というより肌の裏側がダメージを受けてできた跡です。
ニキビの跡の治療法
肌を元通りなめらかにするには、複数の治療法を同時進行する必要性がでてくるかもしれません。医院や病院の外来診療で大半の治療が行われています。
皮膚のリサーフェシング
新しく健全な皮膚を作るため、ダメージを受けた皮膚の層を除去することが目的となります。そのために、3つの方法があります。
・レーザー治療:レーザー治療では、皮膚の表面を平らにします。
・皮膚切除術:粗い表面を持ち高速で回転する専用の輪で傷ついた皮膚を削り取ります。
・ケミカルピーリング:特殊な酸性物質が皮膚の表面を除去します。この治療法は深くなってしまったニキビの跡を治療するのに役立ちます。
新しい皮膚はリサーフェシングの7日から10日後に再び形成され始めます。当該箇所は数週間から数ヶ月の間、ピンク色のままでしょう。
フィラー治療
注射でダメージを受けた箇所にフィラー(コラーゲンまたは脂肪)を注入します。これによりニキビの跡の下がふくらみ、表面がなめらかになります。皮膚がフィラーを吸収する速度はゆっくりなので、この作業を何度も繰り返す必要があります。
ダーマローラー(または針治療)
極細の針がたくさんついたローラーを皮膚の上で転がします。これは皮膚の下にあり皮膚を生成する組織を刺激する安全な方法です。数回することが必要になるでしょう。
手術
あくどいニキビの跡などを除去するために手術が必要なことがあります。医師は手術でその箇所を切り取るかニキビを取れやすくします。当該箇所は縫合または皮膚の移植(自分の体の他の所からとってきた皮膚)で修復されます。
必ず医師相談すること
あなたがどの治療法を考えているかに関係なく、様々な質問が頭に浮かんできていることだろうと思います。聞くことリストを作って診察時に持参しましょう。聞くことリストの例を挙げておきます。
・他の治療は必要ないですか?
・この治療は痛いですか?
・この治療法のリスクは何ですか?
・変化が出てくるまでどのくらいかかりますか?
・複数の治療を同時並行で行う必要はありますか?
・手術の後しても良いこととしてはいけないことを教えてください。
・どれくらいのお金がかかりますか?
・保険適用範囲はどうなっていますか?