ウォッカを飲んで昏睡状態になった少女の体験談

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飲み会で

アンナ氏は、学期終了の飲み会で友人と1リットルのウォッカを飲み、昏睡状態に陥り始めました。

時は学期終了まで間近というところ、アンナ氏の友人の一人が、飲み会を開いて一緒に酔っ払おう、と提案してきました。「参加する男の子の1人が、年齢よりも年上に見えるので、飲み会用のアルコールを買ってきてくれました」とアンナ氏は言います。「私は度数の低いアルコール飲料を頼んだのですが、彼は1リットル瓶のウォッカを買って戻ってきたんです」

「ウォッカは私にはおいしくありませんでしたが、それでも瓶一本まるまる飲み干すことに決めました ― そして実際に、まさに、そうしたのです。他の人たちは発泡性のワインをシェアしていました。自分が気持ち悪くなったのは覚えていますが、それ以上はあまり覚えていません」

「ただ、凍りついた」

午後10時半頃、アンナ氏はユース・クラブの外でばったり倒れているところを発見されました。10分間、友人が彼女の目を覚まそうと努めましたが、彼女の目は開きませんでした。救急車を呼びました。連れの仲間たちは彼女を起こすことが出来ません。時間は11時15分。彼女の心拍数は極めて少なく、危険な状態にありました。

アンナ氏が病院へ救急搬送され、彼女の母親のジョアンナ氏が、その恐ろしいニュースを耳にしました。『娘は意識不明の状態になっている』と。「ただただ、凍りつきました」とジョアンナ氏は語ります。「私が病院に着いたとき、アンナは救急用ベッドの上に横たわっていて、鼻には点滴、喉にはドレーンが取り付けられていました」

「医者たちはアンナの目を開け、中を電灯で照らしました。娘の目は、完全に白目をむいてしまっていました。彼らが、娘が薬物を服用していたかを尋ねてきたので、いいえ、と答えました」とジョアンナ氏は言います。「とてもおかしなことなのですが、アルコールに関しては心配したことは一度もありませんでした。娘は、アルコールの味すらも嫌いでしたから」

「医者たちは懸命に娘を救急病院のあちこちへ回し、娘の体内へポンプで液体を送り込んでいました。娘は重度の脱水症状の状態にありましたが、それでも、医者たちの行動に対し、娘から反応を得ることが出来ました」

「警報が、静まった」

しかし、午前3時、アンナ氏に繫げられていたモニターが、ピーッ、ピーッと、激しい電子信号を鳴らし始めました。彼女の心拍数は急激に減少。アンナ氏は昏睡状態に陥りつつあったため、医師たちは再び彼女の様態を回復させるために薬物注射を施しました。彼女は、死にかけの状態にあったのです。

「1時間近くの間、医療スタッフの人たちは様々な薬を試しました」とジョアンナ氏は語ります。「幸運にも、娘の様態は再び安定し始め、鳴っていた警報が静まりました。娘の顔色が良くなり、呼吸もより深くなったのです」

「そして、午前5時、アンナは突然起き上がりました。『ここはどこ?トイレに行きたいんだけど!』と。娘は、二度と酒に酔わないことを誓いました。教訓を得たのです」

アンナ氏は言います。「今では、アルコールの匂いすら耐えられません」と。

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