妊娠の初期のサインと症状とはどのようなものか

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妊娠初期のサインを見つける

妊娠しているか否かを見分ける一つの方法は、初期の症状を見つけることです。この症状は受胎してからほんの数週間ほどで現れる可能性があります。

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生理が来ていませんか?あるいは少し違和感を感じて、妊娠しているかもしれないと考えていますか?以下に最も一般的な妊娠の初期のサインをいくつかご紹介します。

妊娠している?

過去数ヶ月間子作りに励んでいたり、あるいはパートナーと初めて避妊具を付けずに性行為をした場合、その後に生理が数週間遅れていると恐らくこう疑問に思うかもしれません。「私は妊娠しているの?」

幸いなことに、もちろん、決定的な答えを教えてくれる簡単な検査があります。しかしその間にも、いくつかの妊娠の初期のサインによって妊娠しているということが示されているかもしれません。妊娠初期には多くの女性はどんな症状も感じませんが、そのような症状に苦しめられる女性もいます。しかし、生理が来ず、疲労、吐き気、乳房が痛む、出血しているなどのことを経験している場合には、市販の妊娠検査薬で検査をし、それからその結果を確かめるための血液検査を受けに医者の診察を受けようと思うかもしれません。

妊娠の初期のサインと症状とは何か

最も一般的な妊娠の初期のサインと症状には以下のようなものがあります。

・嗅覚過敏
・乳房が痛み、腫れる
・乳輪の色が濃くなり、でこぼこする
・疲労
・出血する、生理が来ない
・吐き気
・頻尿
・腹部膨満
・体温の上昇

市販の妊娠検査薬で陽性が出て、妊娠していると確実に知る前に、初期の妊娠の症状という形で妊娠していることを知ることになるかもしれません。多くの症状は生理が来る直前に覚える極度の不快感と似ているので、その違いを見分けるのは難しいことかもしれません。けれど、妊娠しようと努力していて、この中のいくつか(あるいは全て)の症状が現れた場合には、市販の妊娠検査薬を手にする時なのかもしれないのです。

○嗅覚過敏
嗅覚が敏感になることによって、以前はきついと感じなかった匂いが、鼻をつくような匂いに変わってしまう可能性があります。これは妊婦が最初に感じる変化の一つであるため、鼻が突然以前より敏感になり、すぐに不快感を覚えやすくなった場合には、妊娠している可能性があるかもしれません。

○乳房が痛み、腫れる
胸がひりひり、ずきずきと痛むことも、妊娠の最初のサインの一つです。エストロゲンとプロゲステロンというホルモンが、乳房の過敏さの原因の大部分を占めています。ただし、これらのホルモンによって体が母乳生成を始めるための準備をしているので、この痛みは利益のある痛みなのです。

○乳輪の色が濃くなり、でこぼこする
体内に急増している妊娠ホルモンによって、乳輪の色が濃くなったりその直径が大きくなったりするかもしれません。それだけではなく、乳輪に小さなこぶのようなものが増え、その大きさも大きくなっていることに気づき始めるでしょう。このようなこぶ(モンゴメリー結節と呼ばれる)は常に乳輪に存在していたのですが、赤ちゃんが乳を飲み始めた時に乳首と乳輪を滑らかにする油をより多く生成するための準備を始めているので、数が増え、大きさも増しているのです。

○疲労
毎日少しずつ重くなるリュックを背負いながら日々マラソンを走る、あるいはトレーニングなしに山を登ることを想像してみてください。極めて簡潔に言ってしまえば妊娠とはそういうものなのです。つまり、重労働ということです。妊娠初期には、胎盤という赤ちゃんの命を支える場所を作ることに莫大な量のエネルギーが注がれます。そのような全てのことによって、いつもの気力が失われてしまう可能性があるのです。

○出血する、生理が来ない
30%以下の妊婦が、生理の予想日(受胎の6~12日後)よりも前に軽い出血や着床出血を経験します。これは胎芽が子宮壁に着床したというサインであることがあります。その一方で、当然のことを言っているとは思いますが、生理が来ない(特に普段は生理が時計のように規則的に来る人)場合は、恐らく妊娠を疑うべきでしょう。

○吐き気
胃がむかつき、吐き気がする症状はつわりとして知られていますが、妊娠してからほんの数週間ほどで始まり、一日のいかなる時間でもその症状に襲われる可能性があります。ホルモン―主にプロゲステロン値が上がって胃がよりゆっくりと空になること―がその大部分の原因となっています(ただしエストロゲンとhCGも吐き気の原因の一部となっていることもあります)。吐き気は受胎後すぐに妊婦を襲いますが、6週目ごろに始まる可能性が高いです。

○頻尿
受胎から2~3週間が経つと、頻繁にトイレに行きたくなることに気づくかもしれません。これは通常、受胎から2~3週間後に突然現れる症状で、妊娠ホルモンであるhCGによって起こります。hCGは腎臓への血流を増やし、老廃物を体からより効果的に取り除くことができるようにします。子宮が大きくなることによって膀胱に負担がかかり始め、尿を蓄えておく場所が少なくなり、それによっても頻尿が促進されます。

○腹部膨満
ジーンズのボタンを留めるのに苦労していますか?妊娠初期に腹部が膨らむことは生理前に腹部が膨らむことと見分けることが非常に困難なものですが、多くの女性が受胎後すぐに経験するものです。この食べ過ぎて膨れたような感覚は赤ちゃんが原因であると考えることはまだできませんが、プロゲステロンというホルモンのせいだと考えることはできます。プロゲステロンは消化を遅くし、食べ物から得た栄養となるものが時間をかけて血流に入り、赤ちゃんのもとまで届くようにしているのです。

○体温の上昇
特別な基礎体温計を使って朝一番の体温を計っている場合には、妊娠したときにその体温がおよそ1度上がり、妊娠期間を通して上昇し続けていることに気づくかもしれません。簡明なサインではありませんが(体温が上がることには別の理由があります)、妊娠という大ニュースに前もって気づくことはできるかもしれません。

どのくらいすぐに妊娠の症状が現れるのか

最も早期の妊娠の症状(嗅覚過敏や胸の痛みなど)は受胎後数日で現れるかもしれませんが、その他の症状(出血など)は受精後約1週間で現れる可能性があります。受胎後約2週間ほどで現れるもの(頻尿)もあります。つまり、妊娠のサインは様々な時期に現れ、また女性一人一人によっても異なるということです。妊娠してから数週間経つまで、この中の症状のほんの少ししか経験しない女性もいます。

どんな症状が現れたにせよ、妊娠を確実に知るための唯一の方法は産婦人科医の診察を受けることです。できるだけ早く診察を受けるようにしましょう。そうすれば初めから可能な限り最善の治療を受けることができます。

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