フットケアで大切な10のポイント

治療方法

フットケアで大切なこと

フットケアで最も大切な10項目と、60歳以上の人のためのアドバイスをご紹介します。

足は、体の全体重を支えています。足に何か問題があると、生活に支障が出たり、歩き方に悪い影響を与えてしまいます。これが原因で、膝や腰の痛みが発生してしまうこともあります。

College of Podiatryの研究によると、10人中9人が何らかの足のトラブルを抱えており、5人に1人が足の痛みに悩まされているといいます。

足治療医のLorraine Jonesは、次のように話します。「この研究によって、多くの人が足の悩みを我慢してしまっているということがわかります。毎日のように足が痛むわけではないと思います。足の痛みに悩まされているとしたら、ご自分の足に合った靴を履いていないことが主な原因の一つです。我慢せずに、専門家に相談してみてください」

では、College of Podiatryが示しているフットケアで最も大切な10項目を紹介します。これらを参考にして、足の状態を良くし、トラブルを予防しましょう。

よく洗う

毎日お湯と石鹸で足を洗って清潔に保ちましょう。洗いすぎると、肌本来の油分がなくなってしまうので注意しましょう。

よく乾かす

洗ったあとは、足をしっかりと乾かしてください。とくに、指の間をしっかり拭いて、水虫を予防しましょう。

保湿して角質を取り除く

肌が乾燥していたら、足の指の間を除いて、保湿クリームを塗ってください。軽石などで硬くなった皮と角質を取り除いてください。ただし、やりすぎるとかえって皮が硬くなってしまうので、気をつけてください。

よく注意して爪を切る

ちゃんとした爪きりで定期的に足の爪を切ってください。爪の端のぎりぎりまで切らないようにしてください。巻き爪になってしまう恐れがあります。

靴は午後選びに行く

靴を買うなら、午後にしましょう。時間が経つと足はむくんできます。一番むくんでいるときに履ける靴は、一日を通して快適に履くことができるでしょう。

仕事のための靴

仕事でヒールを履かないといけない人は、職場への行き帰りには履きやすい靴で行き、オフィスでヒールに履き替えるようにするといいでしょう。また、ヒールの高さも低いものから高いものまでいろいろな種類を履くようにしましょう。

ヒールを履いている時間を減らす

時と場合に応じて靴を履き分けましょう。ハイヒールやつま先のとんがった靴は特別な日だけ履くようにし、やることに合わせて最適な靴を選ぶようにしてください。山登りにサンダルで行ってはだめです。

足の臭い防止のため靴下を取り替える

足の臭いを防ぐために、一日に何度か靴下を取り替えるようにしましょう。

公共の場での水虫に注意

トレーニングジムのシャワー、プールなどの公共の施設では、水虫やイボを防ぐためにビーチサンダルを履きましょう。

ビーチサンダルの履きすぎに注意

常にビーチサンダルを履いていてはだめです。足を守りにくいですし、履きすぎると土踏まずがなくなったり、かかとが痛くなったりしてしまいます。

60歳以上の人のためのアドバイス

60歳以上の人にとって、フットケアはさらに重要になってきます。歳を重ねると、いろいろなところが脆くなっていきます。肌が薄くなり、関節が硬くなり、足が寒さに弱くなってしまいます。

足治療医のEmma Suppleは、次のように話しています。「年を取ると、身体的に、立って歩くこと自体が難しくなってしまいます。半年に一度、足の検診を受けるとよいでしょう。足が痛いのが普通のこととして我慢しないでください。」

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