食べ物の記録をつけることの大切さを知る

食事の記録をとる

ここにクッキーがあります。そこにあるのはパスタのボウル。一にぎりのサラダには、ドレッシングがたっぷりかかっています。私たちは栄養的に何を摂取しているかがわかっていると思っていますが、現実にはかなり的外れであることが多いです。特に、イギリスの医学雑誌に掲載された2013年の研究で明らかにされているように、外食時のカロリー摂取量は、（大半の人は、必要以上に食べ過ぎてしまうことが多いことに向き合ったほうがよいのですが、）ほとんどの場合過小評価されるのです。栄養に関する選択肢が少ないため、いわゆる「健康的な」食事でも、簡単に不健康なものにしてしまうことがあります。「サラダドレッシングは、（多くの）女性が食事の中で脂肪を摂ってしまう一番の原因で、どれだけ多くの女性が体によいはずのサラダで心臓病になっているかが証明されています」と、『Eat Your Way to Happiness』の著者であるエリザベス・ソマー氏は説明しています。

ダイエットに関して、多くのことを正しく行いますが、そのほとんどが重大な失敗をしてしまうことがあります。食べ物の記録をとると正しい方向に戻しやすくなりますし、記録をとることは思っているほど難しくありません。以下の言い訳のうちのどれが一番身近なものかを確認してみてください。

でも…私は食べ物の記録をとることの大切さが何かを理解していません

巨大な瓶にジェリービーンズがぎっしり詰めるコンテストのことを知り、その瓶にどれくらいのジェリービーンズを詰められそうか思い浮かべているかもしれません。でも、その背後にあるものに気づいていますか？カロリー、脂肪、塩分の摂取量を「ざっと計算してみる」と、何が起きるかはっきりわかるはずです。私たちは自分が何を食べているのか把握していると思っていますが、ほとんどの場合、現実からかなりかけ離れています。食べ物の記録は、経過を追いやすくなるのです。

でも…私は食事を記録をとる時間がありません

インターネットが登場する前、私の父は食べ物やカロリーの量がたくさん載っている本を持っていました。父は労を惜しまず研究し、日々の1回ごとの食事を記録し、自分でカロリーを計算していました。今は便利なアプリがあることに感謝しましょう。

でも…私はすでに健康的なものを食べています

食べ物の記録をとることは、カロリーや脂肪といった太る原因を明らかにするだけではありません。ほとんどの人は無意識のうちに、自覚している量よりもはるかに多くの塩分を摂取していたり、果物や野菜の摂取量を多く見積もったりすることがよくあります。食べ物の記録は、私たちが今まで修正する必要があると思わなかった習慣を改善するきっかけにもなり得るのです。

でも…どうすれば私は食べ物の記録を健康のために役立てられるのかがわかりません

食べ物の記録は、普段の食生活についてありのままの事実を記録することに加えて、間違っていることをよりよく理解したり、修正したりするきっかけにも役立ちます。栄養と食事学に関する研究雑誌で発表された研究によると、食べ物の記録をとっていた女性は、とっていない女性よりも6ポンドもやせたことがわかりました。

でも…私はたくさん運動しているから、何でも食べられるし、体重を落とすこともできます

いや、それは間違っています。10代の男の子のように食べている場合、確かにオリンピック選手やプロのバレリーナにとってはそう言えるかもしれませんが、ジムで1時間運動したぐらいでは、誰も体重を落とすことはできないでしょう。

でも…食べ物の記録から明らかになった問題点を解決する方法がわかりません

栄養情報はとてもややこしいです。誰かから、脂肪から摂取するカロリーは一定の割合に抑えるべきである、と言われた瞬間、私の目はうつろになります。普通の人のうち、いったいどのくらいの人があの情報を正確に理解しているのでしょう？デジタルで食べ物を記録する美しさは、すべてあなたに役立つもので、修正もものすごく簡単である、ということです。

たとえば、栄養記録表によると、あなたは塩分を摂りすぎだと示しています。問題を解決するために、ラベルの表示や塩分控えめの食品を選ぶようになります。トランス脂肪酸、カロリー、その他の健康を邪魔するようなものにも同じことが言えます。

ですから、よく考えて、あなたがつけやすい食べ物の記録ツールを選んでください。より良い健康への旅を行う上で、どんなツールも必要です！