出産後の膣からの出血(悪露)について

症状
産後の膣からの出血について
産後に膣から出血していませんか?赤ちゃんを出産したあとの出血に対処する方法をまとめました。
悪露とは?
これは、産後の症状の一つで、多量の血液や粘膜が膣から流れ出るもので、出産直後から10日ほど続きます。量が少ない場合は、一ヶ月から一ヵ月半続く場合もあります。
原因は?
自然分娩か帝王切開による出産かに関係なく起こるもので、妊娠中に赤ちゃんに栄養を与えるために必要だった血液や組織が、産後は不要になるため、体外へ排出されます。これが、悪露です。
知っておいたほうがいいこと
悪露は生理に似ていますが、それよりも量が多く、期間も長いです。また、通常の生理ではあまり見られないような、粘液や子宮の組織の一部も排出されます。これらは、胎盤がくっついていたところから剥がれ落ちてきます。血の量が最も多いのは産後3~10日間で、その後は徐々に量が少なくなります。また、色も赤からピンク、茶褐色、最後には黄色がかった白へと変化していきます。悪露は、たいてい出産から一ヶ月~一ヵ月半続きます。
対処法
・生理用ナプキンや産褥パッドを活用しましょう。
・タンポンは使用しないでください。出産直後は子宮がまだ回復している最中ですから、細菌が侵入しやすい状態にあります。
・出産直後は、お気に入りの洋服は着ないようにしましょう。血液が染み出て、服を汚してしまうかもしれません。
・無理は禁物です。頑張りすぎると、産後の肥立ちが悪くなってしまったり、一度悪露の量が少なくなったのに再び量が増えてしまうことがあります。
・非常に大きな塊があったり、何度パッドを換えても毎回びしょびしょになるくらい量が多い場合、また、嫌なにおいがする場合は、医者に相談してください。正常な悪露は、生理のときの血に近い臭いがします。