肌のためのファンデーションと化粧下地について

その他

化粧下地とは何か

壁を塗る準備をしたことがある人ならご存知でしょうが、下地を塗ることによってペンキが塗りやすく、長持ちします。化粧下地は顔の上でそれと同じ役割を果たし、ファンデーションが塗りやすく、崩れにくいようにします。
フィラデルフィアの皮膚科医であるナヒード・アリ医師は、「化粧下地は肌の色を均一にし、顔を明るくすると同時に、陥没した毛穴やきずあとを隠すためのものです」と言います。化粧下地は老化現象を目立たなくさせながら、細かいしわや深いしわ、それから拡張した毛穴を埋めます。
「小さな分子が細かいしわや毛穴に入り込み、より滑らかな肌を作り上げるという感じです」と、マンハッタン・ファッション・ディストリクトのメイクアップアーティスト、ケリー・ルー・ブレムは言います。化粧下地はそれ単体もしくはファンデーションの下に塗って使われます。

ファンデーションとは何か

「ファンデーションの役割は、肌の色を均一にし、しみや肌の調子の悪いところを隠すことです」と、ブレムは言います。「肌の調子が良ければ良いほど、必要なファンデーションの量は少なくなります。」
ファンデーションは、異なった色や濃さでできています。また、利益も異なり、中には乾燥肌を潤わせるものもあります。オイルフリーに作られたファンデーションは、ニキビや吹き出物のできやすい肌に最も適したものです。シリコンを含むファンデーションもあれば水性のものもあるので、アレルギー体質なら他にも選択肢はあります。また、見た目を改善する上に、肌に栄養分を与えるものもあります。

自分に合ったファンデーションを見つける

ファンデーションはスティック、リキッド、固形パウダー、クリーム、そしてミネラルの形で販売されています。また、ほとんどの化粧品メーカーがシアー、ライト、ミディアムまたはフルという濃さのファンデーションを販売しています。
・リキッドとクリームファンデーション
「大半のリキッド(とクリーム)ファンデーションは、スティックファンデーションほど覆い隠してくれません」と、ブレムは言います。「たいていはリキッド(やクリーム)のほうが軽いので、ファンデーションブラシやスポンジで塗るのが良いでしょう」
・スティックファンデーション
「スティックファンデーションのほうが一般的に重く、リキッドファンデーションよりも覆い隠してくれます」と、ブレムは言います。「肌と相性の良い色を見つけたら、最も隠す必要性のある箇所のみに直接スティックファンデーションを塗ることができます」少し湿らせたスポンジを使って、失敗してむらのできてしまったところをぬぐうことができます。
・固形パウダー
これらは、覆い隠す効果がより高い傾向にあります。ですが、もしあなたが40代で、しわを目立たせたくないのなら、パウダーファンデーションや光るファンデーションは控えましょう。清潔なパフまたは湿らせたスポンジでパウダーを塗りましょう。
・ミネラルファンデーション
従来のルースパウダーと似ていますが、ミネラルファンデーションはタルクではなくミネラルでできています。「酒さや敏感肌の女性は、肌にやさしいため、このタイプの化粧品を好みがちです」と、ブレムは言います。

自分にぴったりの色を選ぶ

ファンデーションは、さまざまな肌の色に合わせて作られています。自分の肌に合った色を見つけるのは簡単なことではありません。あなたにぴったりな色を見つけるために、次の4つのステップを取り入れてみましょう。
1.自分の自然体での肌の色と最も近い色を3つ選びましょう。コスメカウンターにいるビューティー・アドバイザーの方が手伝ってくれます。
2.その3色を顎骨のところに一箇所ずつつけていきましょう。
3.たとえ手鏡を持って駐車場に出ることになっても、日当たりの良いところでそれらを見てみましょう。
4.すっぴんに最も近い色のものを選びましょう。

プロからのアドバイス

化粧下地とファンデーション選びで成功するには、次の方法を試してみましょう。
・アリは、きれいな肌に製品を塗ることを推奨します。有害な薬品は、普段、肌に潤いとつやを与える脂腺や皮脂腺を詰まらせてしまうかもしれません。
・うっすら着色された保湿剤だけで十分に覆い隠されるかもしれません。「ニキビのないきれいな肌を手に入れるためには、肌の色は均一にするけれどあまり覆い隠さない、うっすらと着色された保湿剤を使用することをおすすめします」と、ブレムは言います。
・化粧の専門家の中には、女性は35歳あたりから質の良いセラムを使い始めることを提案する人がいます。セラムは、小さい分子が肌の奥まで刺激することができるため、保湿剤や化粧下地の効果を高めることができます。化粧下地と同じで、若く見せることができるかもしれません。

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