子供の成長のためにも糖分は控えさせよう

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子どもの糖分を制限する

子どもが嫌がらないように甘いものを制限するにはどうしたらよいでしょうか。
もし子どもが大のお菓子好きだった場合、ケーキやクッキーなどを食べ過ぎることで、一体どのような悪影響があるのか見てみましょう。
まず考えられるのが、お菓子をたくさん食べてしまうことで、成長に必要不可欠な栄養の含まれたご飯を食べる余地がなくなってしまうということです。実際、子供と糖分の研究で、たくさんお菓子を食べた子どもは、その分野菜や穀類、乳製品を食べなくなるという結果が出ています。これは重要な栄養素をとり損ねてしまうというだけでなく、骨密度の低下や肥満、2型糖尿病のリスクを高めることにもなります。そしてもちろん、砂糖は子どもたちの歯にも影響を与えます。食生活における糖分の過剰摂取は、2歳から5歳までの子どものうち28%が乳歯に虫歯を作ってしまう原因であるとも言われています。ではどのようにして糖質制限をすればよいのでしょうか。

食品ラベルの用語を勉強しましょう

栄養価が高いことを売りにしているものも含めて、子ども向け食品の約70%が加糖です。ただしラベルを見てみることで、その製品についてよりよく知ることが出来るのです。製品内のすべての成分は上から多い順に明記されています。ですので、栄養豊富と書かれているフルーツバーでも、その成分表の最初の3つが「糖、ブドウ糖果糖液糖、濃縮果汁」になっている場合は、明らかにフルーツよりも砂糖のほうが多いということです。また砂糖は以下のように、他の様々な名前で呼ばれることがあるので注意してください。

砂糖の別名:ブドウ糖果糖液糖、濃縮果汁、ラクトース、マルトース、スクロース、グルコース、デキストロース、濃縮サトウキビジュース、糖蜜、大麦モルト、糖化性モルト、エチルマルトール、マルトデキストリン、蜂蜜

上記が砂糖の別名として用いられる成分です。

糖分を含んだ飲み物を避ける

10~15%の子どもは毎日のカロリーを、ソーダやフルーツポンチ、スポーツドリンクなどといった糖分の入った飲み物から摂取します。こういった飲み物が食事における精糖の出所であり、幼少期の肥満の主な原因となっているのです。その代わりに、牛乳や豆乳、あるいはフルーツジュースで置き換えてみてはどうでしょうか。ジュースの場合、100%果汁のものを選び、さらに一日4~6オンス以下にとどめておきましょう。また砂糖を加えずにジュースを長持ちさせたいときは、水で薄めてみると良いでしょう。

お菓子を禁止しない

何かを禁止するという行為は裏目に出てしまう可能性があります。ダイエットをしたことがある人ならわかると思いますが、手に入らないものこそほしくなってしまうし、しかもいつも以上にほしくなるのがダイエットです。そして同じことが子供たちにも言えるのですが、もし完全に甘いものを禁止してしまえば、子供が必要以上にほしがることになるかもしれません。ですので禁止するのではなく、特別な日に特別なお菓子をあげるようにすればいいのです。

健康的なおやつにする

子供が甘いものをほしがったときは、ヨーグルトとフルーツ、といったような健康的なおやつをあげましょう。そうすれば甘いものを食べたいという欲求と、必要な栄養素を同時に満たすことが出来ます。その他の健康的な甘いものとしてはフルーツスムージーや自家製フルーツアイスキャンディーなどがあげられるでしょう。

お菓子をご機嫌取りに使わないこと

子供が落ち込んでいるときなど、励ますためにすぐ好物のお菓子などをあげるのは良くありません。これは高カロリーな食品と感情を結び付けてしまうことで、最終的に体重増加につながる可能性があるからです。また、ご褒美としてあげるお菓子にも同じことが言えます。もし子供が何か良いことをしたら、お菓子を上げるのではなく、抱きしめたり。シールをあげたりしましょう。

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