おそらく、今までに聞いたことがない一番よい減量方法とは

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減量のアドバイス

減量をするための準備をしているでしょうか。でも、野菜を多く摂る、食事の量を減らす、運動をもっとするなどの立証済みのダイエットアドバイスには聞き飽きてうんざりとしているかもしれません。
今までにない新しい方法を知りたいと思っていることでしょう。あまり知られていないダイエットアドバイスを専門家が知らないか、専門家に尋ねました。今までの方法に飽き飽きしていたダイエットをしたい人たちも、きっと「素晴らしい、今日からやってみる」と思うことだと思います。
ここでは、おそらくまだ聞いたことがないはずの、9つのダイエットアドバイスをご紹介します。様々な方法での食べ方、もしくはもしくは特定の食べ物を食事に加える方法もあります。新しい習慣を知ることや、ダイエットを続けられるよう役立つ方法もご紹介します。

減量アドバイスその1「食品の種類を多くすることがよいというのは過大評価です」

例えば、ビュッフェで食事を摂っている時に、「全種類を少しずつ摂るのが良い」というアドバイスを聞いてことがありませんか?「しかし、様々な種類を摂ることは評判ほど良いことではないことがわかりました」と、緩やかな菜食主義ダイエット(The Flexitarian Diet)の著者である栄養学者のドーン・ジャクソン・ブラットナー(Dawn Jackson Blatner)は言います。
「様々な種類の食べ物を摂ると、沢山食べることになってしまいます。」と、ブラットナーは自己の研究や減量患者とのカウンセリングの経験からそう言います。
例えば、フランスの研究者は研究の被験者たちは、ケチャップとマヨネーズを添えた時、フライドポテトを沢山食べていることを発見しました。クリームやホイップクリームをチョコレートケーキに添えるか添えないかを選ぶことができるとき、チョコレートケーキだけのものよりも、クリームを添えたもののほうが沢山食べてしまっていることもわかりました。
他の研究では、食べ物の種類が限定されている食事を摂る傾向のある人の方が、減量効果を維持することができることがわかったと発表しています。

減量アドバイスその2「朝食に大麦を摂りましょう」

「大麦は新しいオートミールです」とブラットナーは言います。
朝食に大麦もしくはライ麦粒を摂ると、血糖値を安定させ続けることができることを、スウェーデンの研究者たちが発見したことにより、大麦は空腹に打ち勝つという名声を得ています。なぜかというと、大麦やライ麦粒の中の炭水化物は、「低血糖インデックス(低GI)」であるため、他の炭水化物よりも血糖値の上昇をゆっくりさせることができるのです。このため、お腹を空かせる原因となる、血糖値の急上昇急降下を防ぐことに役立ちます。
注意すべきことは、「精製大麦ではなく、皮麦を買うことです」とブラットナーは言います、スウェーデンでの研究では、最低限に精製された大麦が使われており、精製大麦のような加工された形のものでは同様の効果を得られることの保証ができないのです。

減量アドバイスその3「昼食のサラダに栄養を加える」

「ダイエットをしている人たちによくある誤りは、ドレッシングをほんの少し、または何もかけていないサラダを食べていることです。」と、ボストン大学栄養学教授であり、米国栄養士会(the American Dietetic Association)のスポークスマンである、ジョアン・サルゲ・ブレーク(Joan Salge Blake)は言います。「これでは午後の途中でお腹が空いてしまいます」と彼女は言います。
サラダを摂ること自体はよい選択ですが、タンパク質と少量の油を加えると長時間満腹感が続きます。
野菜の上に鶏胸肉を85グラム程度乗せると、タンパク質を26グラム加えられ、加わるカロリーは140カロリーだけです。ライトサラダドレッシングをテーブルスプーン2杯分加えれば、午後3時ごろにお腹が減るというスランプを、自動販売機で何か食べ物を買うということをせずにサラダの昼食だけでも満足してやり過ごせることでしょう。

減量アドバイスその4「冷凍野菜をストックして置きましょう」

もちろん、生鮮野菜はおいしくて栄養があります。しかし、にんじんの皮を剥かなければならず、ズッキーニを洗ってスライスすることや、ブロッコリーを小分けに切るなどの処理をしなければならないことが面倒で、ついには野菜ではなくポテトチップスに手を伸ばしてしまっているかもしれません。
こうした野菜の処理を簡単にするために、冷凍庫に冷凍野菜をストックしましょうと、ブレークは言います。「冷凍野菜は清潔にしてあり、切られているので、電子レンジですぐに調理ができます。」と彼女は言います。
野菜を多く摂ることができる方法として、次の方法もあります。例えばインゲン豆の冷凍食品の袋を電子レンジで解凍しておき、冷蔵庫で保存しておけば、すぐに缶のスープに加えたり、サラダに加えたり、またはそのまま食べることができます。

減量アドバイスその5「パーティ用トレイを用意しましょう」

ブラットナーが言っているパーティ用のトレイとは、大きめの野菜用の皿で、皿の端にディップソースを乗せる部分があったりする、ビュッフェで体重が気になる人のために置かれているようなものです。
これを自分と体重が気になる家族のために使います。目の高さの場所にこのお皿を置くことで、健康的な間食を摂るように促し、冷蔵庫内の高カロリー食品を避けることに役立ちます。
(翻訳者注:原文にはこう書いてあるのでわかりにくいのですが、冷蔵庫のほかの棚のものは取らないように、この皿にヘルシーな間食しか置かないようにして、ダイエットしている家族はその上のものだけを食べるということだと思います。)

いくつかの研究で、食べ物は簡単に手が届く所にあると食べてしまうことがわかっています。机にキャンディーを置いている秘書は、2メートル先にキャンディーを置いてある秘書と比べて48%キャンディーを食べてしまっていたことがわかったことをコーネル大学の食品・商標研究所(Food and Brand Lab )の所長である、ブライアン・ワンシンク(Brian Wansink)による研究では報告しています。

減量アドバイスその6「エアコンの温度を調節する」

室内16度程度の寒い部屋で時間を過ごしていますか?体内の「褐色脂肪」の脂肪燃焼力を高めることができるかもしれません。
褐色脂肪は良性脂肪と考えられており、カロリーを貯蔵し、蓄積する傾向がある、通常の脂肪(白色脂肪)とは反対のものです。研究者たちは痩せている人たちは、褐色脂肪が沢山あると信じていますが、年齢とともに褐色脂肪の量は減っていきます。
しかし、ブラットナーはこの効果にあまり期待しないほうがいいと警告しています。「奇跡的な方法というわけではありません。」と言います。また、この方法は、寒さを感じるときの方が食べてしまう人には要注意です。

減量アドバイス7「食器類のサイズを小さくする」

専門家は繰り返し言います。「お皿の大きさが大きいほど、そこに食べ物を沢山乗せてしまいます。このため、小さなお皿に食べ物を摂れば食べ物の量を減らすことに役立ちます。しかし、大きめのお皿を捨てないでくださいと、ブレークは言います、夜ご飯には小さなサイズのお皿を使い、大き目のサイズのお皿にはサラダを乗せて使いましょう。

減量アドバイス8「家の中に甘いものを用意しない」

甘いものや間食を食べ過ぎてしまうようであれば、自分の好物のために少しエクササイズをしてみてくださいとブラットナーは言います。家の中に準備しておかず、本当に食べたいと思った時だけ、外出して買いに行くようにしましょう。
チョコレートケーキが食べたいでしょうか?それであればケーキ屋に行きましょう。フローズンヨーグルトが食べたいのであれば、近所のアイスクリーム店を探して買いに行きましょう。
「甘いものを手に入れることが面倒であればあるほど、食べる気がしなくなってくることでしょう」とブラットナーは言います。彼女自身も甘いものへの渇望を感じることなく、自然と甘いものの消費が減ったことがわかったとのことでした。

減量アドバイス9「毎週金曜にスキニージーンズを穿いてみる」

ブレークは減量患者にこうアドバイスしています。「タイトなジーンズだけれど、ジッパーを上げることができるものを探してください。そして毎週金曜朝にそのジーンズを穿いてみなさい。」
なぜ金曜なのでしょうか。彼女によると、平日はダイエットをすることが典型的に難しいそうです。このため、金曜朝にジーンズを穿いてみることによって、週末の食べ方に気をつける気になると彼女は言います。
「ジーンズが緩い場合、進歩があったと思えますし、週末もこの調子のままでいたいと言う気になるはずです」と彼女は言います。
ジーンズがきつい場合はどうでしょうか?「ダイエットを続けなければならないというモチベーションになりますので、次の週にはもっとフィットさせることができるはずです」と彼女は言います。

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