妊娠期の食物嫌悪について知っておきたいこと

症状

妊娠中の食物嫌悪

今まで好きだった食物が急に嫌いになるのは何故なのでしょう。どうすればいいのでしょうか。

妊娠五週間で、今まで大好物であった卵がどういうわけか物凄く食べたくなくなる、或いは鶏肉を見た瞬間にむかつく、或いはサラダ・バーなんてくそくらえと思う、といった経験があるかと思います。

妊婦にとっての食べ物というのは、食欲の対象だけではありません。食べる・香りをかぐことができない、或いは一緒の部屋にいることすら耐えられない、といった憎悪の対象にもなるのです。研究によれば、妊婦の85%以上は(とりわけ妊娠の最初の三ヶ月に多い)何らかの形で食物嫌悪を経験するようです。経験者であれば、実際の状態は嫌悪などという言葉では表しきれない程激しい反応が起きることをご存知でしょう。この状況においてもホルモンが主要な原因です。(他の要素も働いています。例えば、汚染されている可能性のある食物に対して女性の身体が反応するという、とっくの昔(冷蔵庫が存在しなかった頃)に必要なくなっている生理メカニズムなど。)

運がよければ、妊娠中に食べるべきでない飲食物(マグロの刺身、ブリーチーズ、ダブル・エスプレッソ、麦芽のスコッチ等)にのみ食物嫌悪が働いて、このような食材を取り込まずに済みます。運が悪ければ(そうであることが一般的です)、赤ちゃんにとって重要な栄養素さえもが嫌悪の対象となります。

幸いなことに、食べたくない(或いはその食材名を口にするのにも嫌気がさす)と感じるものを無理に食す必要はないのです。賢く代替・代用する術を会得することによって、栄養面の目標を妥協することなく食物嫌悪と付き合うことが出来るのです。

多くの女性が妊娠初期に、卵、鶏肉、牛肉、といった伝統的なタンパク質供給源(とりわけ肉類に分類される食物)に対して嫌悪を抱きます。幸運にも、動物界以外にもタンパク質供給源は多量に存在します。例えば、大豆(ソイパスタ、豆腐、枝豆)、ナッツやマメ科植物、そして特定の穀物(とりわけキノアやクスクス)などです。また、平たい厚切り肉や目玉焼きが視界に入るとむかつく、というだけであれば、嫌悪の対象となる食物が見えないようにするといいでしょう。挽肉を(特に脂肪の少ないものは香りがマイルドになります)キャセロールに入れ、チキン・ミンチはパスタやスープに入れて、卵はパンケーキに入れましょう。
牛乳に嫌悪を抱くのであれば、他の酪農製品(チーズやヨーグルト)をカルシウム供給源としましょう。それでも我慢ならない、という場合は牛乳をスムージーやスープに入れてしまいましょう。酪農製品は全てダメだ、という場合は、一旦ここに分類される食物からは手を引き、代替食品を摂取しましょう。例えば、カルシウムで栄養強化されたジュース、大豆(豆腐、枝豆)、ゴマ、コラードの葉、骨と共にすりつぶされている鮭缶(コロッケにいれてしまえばわからない)ブロッコリーやドライ・ビーンズでさえも健康的な(そしてミルク・フリーの)カルシウム供給源となるのです。
気分が悪くなる原因となっている緑色野菜に別れを告げましょう。黄色やオレンジ色の野菜を代わりに食べればいいのです。にんじんやヤムイモは緑色野菜に比べてβカロテン含有量がずっと多いのです。にもかかわらず、通常、食すのはずっと簡単なのです(マフィン、ケーキ、スープ等にすりつぶしたりまぜたりしていれてしまうことさえできる)。妊娠が発覚して以来、好きな野菜など一つもなかった、という場合は、不可欠な栄養素を確保するにあたって果実を摂取しましょう。特にカンタロープ、マンゴー、パパーヤ、アプリコットはβカロテンが豊富です。
もっと代替案が必要であれば、妊娠食を調べましょう。また、食物嫌悪(そして狂気的な食欲)は時間とともに消えていくものだということを覚えておきましょう。完全に消えはしなくとも、妊娠四ヶ月に入る頃にはマシになっているはずです。但し、味覚が完全に元通りになる、ということではありません(少なくとも妊娠中はホルモンが通常運転ではないので)。ただ度が過ぎた食物嫌悪ではなくなる、というだけです。もしそうもならない、という場合なら、赤ちゃんと一緒に真夜中のおやつ(栄養代替食品とでも呼んでおきましょう)を楽しみましょう。妊婦の特権ですから。

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