過食症についての基礎知識〜兆候〜

症状

前書き

過食症は、摂食障害でもあり、精神病でもあります。

過食症を患っている人は、食事の量を厳しく制限したり、過食をしてわざと嘔吐したり下剤を使用して食べ物を体の外に過度に出そうとすることで、体重を管理しようとします。

ほかの摂食障害と同様に、過食症は、以下のようなことも引き起こすことがあります。

・低い自己評価
・アルコール乱用
・うつ病
・自傷

過食症と浄化

摂食障害は、食べ物または理想の体型に対して異常な考え方を持っていることが関係しているといわれています。

食習慣は、人によって異なります。たとえば、食物不耐性を持つ人々は、健康を保つために特定の食物を食べないようにする必要があります。しかし、摂食障害に苦しむ人は、感情的苦痛に対処するために食習慣や食に対する考え方を変える傾向があり、食べ物、カロリー、脂肪、太っていることに対して異常なほどの恐怖心を持っています。

この恐怖心から、過食症の人は食べることを制限する傾向があります。食べ過ぎて制御が利かなくなってしまう期間(過食)と、その後わざと吐いたり下剤を使って食べたものを外に出そうとする期間(浄化)を繰り返してしまいます。食べたものを外に出そうとする理由は、過食によって体重が増えることを恐れ、食べ過ぎてしまったことに罪悪感を覚え、恥ずかしいと思うからです。このことから、こうしたことは人に見られないように行うことが多いです。

このようなサイクルは、空腹やストレス、精神的な心配事によって引き起こされます。

危険な兆候

過食症の兆候には、食べ物や食べることに対する強迫観念が生まれたり、体重や体型を過度に気にすることなどが挙げられます。また、食後に頻繁にトイレに行き、戻ってきたときに顔が赤く、指の関節に傷ができている(嘔吐するために指を喉に突っ込むため)場合にも過食症を疑ってよいでしょう。

過食症は、栄養失調、過度の嘔吐、下剤の過度な使用など、やがて身体的な悪影響を及ぼします。

どのような人が過食症になるのですか?

ほかの摂食障害と同様、女性のほうが男性よりも過食症になりやすい傾向にあります。

しかし、近年では男性にも増えてきています。英国では、推定160万人が何らかの摂食障害を抱えており、そのうち25%が男性であると推測されています。

最近の研究によると、8%の女性が人生の特定の年齢において過食症になると考えられています。この症状はどの年代にも起こり得るものですが、16歳~40歳くらいの女性が発症するケースが多いです(平均では、18歳か19歳のころに始まるとされています)。

過食症は小さい子供もかかることがありますが、極めて稀です。

するべきこと

過食症などの摂食障害がある場合、問題があるということを自覚することが第一歩です。それから、検診を受け、どのような治療が必要かを相談するために主治医に見てもらってください。

過食症と疑われる人が周りにいる場合、話をし、主治医に診てもらうように説得してください。

回復への第一歩は、症状を認識することと、回復したいと心から思う気持ちです。

自己啓発の本も、過食症の人に非常に効果的であるということも分かってきました。友人や家族が協力してくれれば、なお効果的です。

もしこれらで効果がなければ、主治医は摂食障害の治療を行うための認知行動療法プログラムを紹介してくれるでしょう。また、過食と嘔吐の衝動を抑えるのに効果的な抗鬱剤(フルオキセチン)を投与することで効果が現れる人もいます。

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