子供の心理的苦痛を知って自傷行為を防ぎましょう

その他

自傷行為とは?

子どもは、心理的苦痛や怒り、欲求不満を表現するのはむずかしく、解消するためにナイフやカミソリのような鋭利なもので意図的に自分自身を傷つける 「自傷行為」として表現することがあります。
自傷行為は、目に付かない部位(たとえば服でかくすことができる腕、脚、または胴体)で行われます。 思春期に始まり、女子に多くみられますが男子でもみられます。
自傷行為があるからといって、すべてが「自殺願望」があるというわけではありません。自傷行為をしているのをみたら、自殺の警告となる徴候や、治療方法を医師に相談してください。

症状

自傷行為が肉体的な痛みを引き起こすという事実にもかかわらず、傷つけることで一時的に心理的苦痛を忘れさせてくれるために繰り返します。
心理的苦痛は、家庭、学校、またはほかの生活分野における問題がある可能性があります。 子どもが自傷行為をしていたり、その徴候がみられたときには、孤独感や混乱したセクシュアリティ、深い怒り、拒絶、罪悪感、自己嫌悪、またはパニックに対処することができないのかもしれません。 自傷行為は、子どもの心理的苦痛の明確な徴候です。
しかし、それはほとんどの場合、秘密にされていて親を驚かせます。 自傷の傷をみつけることができなければ、長い間発見されないかもしれません。 自傷行為の警告徴候は、以下のことがみられます。
自傷傷と見られる傷が、皮膚の同じ場所に複数みられる
明白な理由がなく、近くに鋭い刃物がある
外が暑くても、長袖と長ズボンを着用している
傷をみられたら、言い訳をする
さらに、複雑な人間関係の問題や、劣等感、絶望、存在価値と生きる理由などを口に出しているかもしれません。これらの症状は、衝動的に予測不可能な行動を起こす徴候かもしれません。
自傷行為の疑いがある、あるいは証拠がみられても決して怒ったり、批判したりしないでください。 その原因となっているものをみつけるためにできることのために医師に相談してください。 精神科または小児精神科の医師がサポートし、治療してくれるでしょう。

治療

自傷行為の治療には、カウンセリングや精神療法が行われます。
カウンセリングは、本人、家族、またはその2つの組み合わせで1対1で行われます。
精神療法には、以下のさまざまな種類があります:
認知行動療法(CBT):ものごとに対するとらえ方を修正することで、気分や行動を変化させようという治療法です。
弁証行動療法(DBT):認知行動療法の一つで、自分では制御できない、激しくつらい感情を抱えて苦しんでいる人のために開発された治療法です。感情を管理し、バランスを取って人間関係を改善するスキルを教えます。
精神力動的精神療法:感情的ストレスの根幹にあるかもしれない過去の経験を特定するのに役立ちます。
マインドフルネス:適切な思考と行動でその時に生きる方法を教えるに基づくストレス解消法です。
治療法は、心理的痛みと自傷行為(カッティング)の深刻さに依存します。 カウンセリングと心理療法は一回限りの治療ではありません。 自傷行為の理由を明らかにし、対処するための方法を教えるには時間がかかります。
心理的な治療以外にも、感染症、恒常的な瘢痕(はんこん)化、重度または致命的な傷害を軽減するために、自傷行為の物理的効果を治療する必要があります。
子どもの友だちに注意を向けててください。 自傷行為をする人は自傷行為した人と時間を過ごすということがわかっています。 薬物やアルコールを使用すると、そのリスクも高くなります。 自殺願望は自傷行為と共通していませんが、誤って大きく切ってしまうと死に至る危険性のある動脈を傷つけることがあります。

医師に質問すべき事項

子どもに対して自傷行為について話す方法はありませんか?
自傷行為ついて問い詰めると、それをもっと隠したいと思うでしょうか?
みているものが自傷行為であるかどうかはどうすればわかりますか?
自傷行為は遺伝的な精神状態ですか?
いつ子どもを受診させればいいですか?まず私が話をしてからにするべきですか?
その傷が自傷行為ではなかった場合、子どもに「自傷」ということばを植えつけてしまうことになりませんか?

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