癌の治療後に直面するさまざまな問題について

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癌治療が終わって

癌と診断された日から、きっと日常生活に戻る日を楽しみにしていたことでしょう。しかし、治療が終わってから通常の生活に戻るには、時間がかかるかもしれません。ここでは、自分自身と家族に調整する時間を与えることが重要です。以下で、癌治療が終了した後に直面する可能性のあるいくつかの課題について説明します。

経過観察のために診察してもらう必要がありますか?

はい、治療が終わったら、定期的な経過観察が必要です。まず、3〜4ヵ月ごとに医師に診察してもらう必要があります。しばらくすると年1~2回の診察だけになります。経過観察の頻度については、医師に尋ねてください。
経過観察のときには、癌が再発したと言われるのではないかと心配し、気分が悪くなることがあるかもしれません。こういった感情は正常なもので、時間の経過とともに減少するはずです。友人や家族を連れてきて、安心感やサポートを得られるようにするとよいでしょう。しかし、治療後に健康を維持するためは、再発の可能性のある兆候に敏感でいる必要もあります。どんな兆候かわからないと、身体のちょっとした変化も癌の再発を意味すると考えてしまうかもしれません。注意が必要な特定の兆候については、医師に説明を依頼してください。情報を得れば再発の恐怖に脅かされることなく、注意すべきことだけに集中できます。
また、ほかのタイプの癌に対しても必要に応じて検査を受けることが重要です。必要な検査については、医師が教えてくれるでしょう。

治療後は食事に変更を加えるべきですか?

癌治療中、医師はタンパク質やカロリーの量を多い食事を推奨したかもしれません。しかし治療後は、よりバランスの取れた食事に戻れます。フルーツ、野菜、全粒粉、適量の低脂肪肉や乳製品を食べ、脂肪と砂糖を制限してください。健康的な食事は、癌治療後の健康につながります。 また、定期的な運動と十分な睡眠も重要です。
食事の時間を今までどおりに戻す必要があるなら、簡単な食べ物や使い慣れたレシピから始めましょう。あなた自身や家族のために調理する場合は、2〜3回の食事に十分な量を作って、後日のために余った分を冷凍することで、いくらか手間を省くことができます。
ほとんどの摂食関連の副作用は、治療が終了した後に解消するでしょう。 しかし、食欲不振、体重減少、吐き気などの症状を抱えている人もいます。 治療後に消えない副作用がある場合は、医師に相談してください。食事関連の問題をサポートしてくれます。

治療後に性的な問題が生じた場合、どうすればいいですか?

癌治療後に性的な問題が発生した場合も、深刻にとらえないでください。多くの人々は治療後にセックスに対する欲求が低くなるのではないか、セックスが今までどおりに感じられるか心配しています。また、治療であなたの見た目が変わった場合、自分で嫌悪感を覚えたり、パートナーの反応を心配したりする人もいます。そんな人は自分の気持ちをパートナーに正直に話すことが重要です。医師やカウンセラーのアドバイスを求めてもいいでしょう。 また、セックスはパートナーと密接に近づくことができる多くの方法のうちの1つに過ぎないことを覚えておいてください。
治療の特定の副作用は性行為を困難にする可能性があります。 例えば、いくつかの癌治療薬は、女性の膣乾燥を引き起こす可能性があり、一部の男性は前立腺癌 の手術後にインポテンツを体験します。性的副作用の対処法を医師が提案するのは普通のことなので、助けを求めることを恥ずかしく感じないでください。

治療後に仕事に戻ることはできますか?

癌の治療後、仕事に復帰できる人もいれば、復帰できない人もいます。あなたが復帰を決めた場合、調整に時間がかかることを覚えておいてください。
仕事内容は一部変更されているかもしれません。たとえば雇用主は、以前と同じ業務を実行できるかどうか判断できなかったり、最初はあなたと一緒に働くことを不快に感じる同僚がいるかもしれません。このような状況には、自分にできる方法で対処してください。同僚と病気について話し合わないことも、逆に経験について話し、質問に答えることもできます。選択はあなた次第です。

治療後、家族はどのような気持ちですか?

癌の治療が終わった後も、家族は、安堵から不安まであらゆる種類の感情を経験するかもしれません。子どもは特に、あなたの癌が再発することを恐れるので、安心させることが必要です。家族が病気や治療について話すことを嫌がる場合には、オープンエンドの質問をすることで会話を始めることができます。たとえば、「あなたは大丈夫?」ではなく、「癌になったときに、最も嫌だったことは何だった?」と尋ねます。

治療後、私はどのような気持ちでいればいいですか?

ポジティブな態度は、癌を克服して生存するための重要な要素ですが、常に自分が明るくしていないといけないとは思わないでください。身体的だけでなく感情的にも癒される時間をとってください。癌に対して怒ったり、治療によって引き起こされた変化で悲しむことがあるかもしれませんが、これらの感情は正常です。しかし、人生を楽しむ上で妨げになる気持ちがあり、この気持ちが消えない場合は、助けを得ることが重要です。医師は感情的な問題に対処するための治療法を提案できます。また、家族とオープンに話すときには、カウンセラーや精神的なアドバイザーが助けになるかもしれません。 癌生存者のためのサポートグループも、あなたの感情表現や行動に理解のある人からのサポートを得るのに適した場所です。

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