膣分泌物の変化を引き起こす可能性のある感染症とは

症状

膣分泌物とは

膣と子宮頸部の内側にある腺は、少量の体液を作ります。 この液は毎日膣から流出し、膣の古い細胞を排出します。 この作用が膣を健康的かつ清潔に保ちます。 分泌は通常、透明または乳白色で、悪臭はしません。
分泌の色と量は毎月一定の変化があります。 排卵後(卵巣が卵を放出するとき)、授乳中、または性的に興奮しているとき、排泄物はより多くなります。

症状

問題とされるのは、排出量の増加、排出物の色やにおいの変化、膣内またはその周辺の刺激、かゆみ、または炎症です。 これは膣炎と呼ばれています。 生理期間ではないときの血の混じった分泌物も問題です。 これらの兆候がある場合は、医師に相談してください。
さらに、膣分泌物の変化を引き起こす可能性のある3つの感染症であるイースト菌感染症、細菌性膣炎およびトリコモナス症の症状を調べる必要があります。

イースト菌感染症とは

健康な膣には少量のイースト菌がある場合があります。 しかし、あまりにも多く増殖すると、イースト菌感染を引き起こす可能性があります。 イースト菌感染症は通常、性交では移りません。 抗生物質を使用している場合、妊娠している場合、糖尿病がある場合、または長期間汗をかいている場合は、イースト菌感染症を発症する可能性があります。 女性の中には繰り返しイースト菌感染症を発生する人もいます。

イースト菌感染症の徴候

白い、コテージチーズのような排出
外陰周囲の腫れと痛み
激しいかゆみ
性交時の痛み

イースト菌感染症の治療方法

イースト菌感染症は、通常、膣に薬を入れて治療されます。 イースト菌感染症は経口薬で治療することもできます。

細菌性膣炎とは

細菌性膣炎は、通常、ガーデネレラ・バギナリス(Gardnerella vaginalis)細菌によって引き起こされます。 女性がこの感染症を発症する理由は明らかではありません。 性交でうつる可能性は低いといわれています。

細菌性膣炎の徴候

白色、灰色または黄色の膣分泌物
性交後または石鹸で洗った後に最も強い魚のような臭い
かゆみや灼熱
膣や外陰部のわずかな赤みと腫れ

細菌性膣炎の治療方法

細菌性膣炎は抗生物質薬(通常は丸薬)で治療されます。

トリコモナス症とは

トリコモナス症は、Trichomonas vaginalisと呼ばれる生物によって引き起こされます。  トリコモナス症は通常、感染した人とコンドームなしでセックスすることによってかかります。
外部感染の可能性もありますが、現在報告されていまません。

トリコモナス症の徴候

水色、黄色または緑色の気泡分泌
不快な臭い
排尿時の痛みやかゆみ
生理期間の後で最も顕著に現れる

トリコモナス症の治療方法

通常、経口抗生物質で治療されます。

膣排出異常の原因

健康な膣内の細菌バランスが乱れると、変化が起こります。 女性用衛生スプレー、特定の石鹸やバブルバス、抗生物質、糖尿病、妊娠または感染症を含む多くのものが、健康な膣のバランスを乱すことがあります。
膣内の化学物質が膣を刺激し、膣内の細菌の正常なバランスを変えることがあります。 また、膣浸潤といわれる症状は子宮内に感染を広げ、骨盤内炎症性疾患(PID)を発症するリスクを増加させる可能性があります。 PIDは、不妊の可能性のある卵管の感染症です。
体をきれいに保つための特別な処方は必要ありません。膣(外陰部)の外からのにおいに気付いた場合は、 低刺激性の石鹸と水で洗浄すれば、においは防ぐことができます。

他の感染症

性感染症、クラミジアおよび淋病もまた、膣排出異常になり得ます。 これらは、細菌によって引き起こされる子宮頸部の感染症です。 一番多い症状は膣分泌物の増加です。 これらは、抗生物質の注射または丸薬投薬で治療することができるます。

予防法

トイレ後は、前から後ろまでよく拭いてください。 これは、肛門付近から膣に細菌が入るのを防ぎます。
日中着用する下着(パンツ)はコットン製を推奨します。 コットンは生殖器まわりを「呼吸」させます。夜間はパンツを着用しないことを推奨する医師もいます。
タイトなパンツ、パンティストッキング、スイミングスーツ、バイクショーツ、レオタードなどを長時間着用しないでください。
下着が生殖器付近を刺激すると感じたら、洗濯洗剤または柔軟剤を変えてください。
コンドームやラテックス、避妊用(精子殺傷用)ゲルは、女性の体に刺激が強い場合があります。 問題があると思う場合は、他の避妊法について医師に相談してください。
熱すぎるお風呂は避けてください。
お風呂や毎日のシャワーで、下腹部を清潔に乾燥を心がけます。
膣洗浄をしないでください。
女性用衛生スプレー、香料や加工で影響が起こりそうなトイレットペーパー、脱臭パッドやタンポン、バブルバスは避けてください。

治療方法

性的に積極的な生活の人は、医師に相談してください。 治療を受けるまではセックスをひかえるか、コンドームを使用する必要があります。
しばしばイースト菌感染症がある場合、医師は処方箋なしで購入できる薬を提案するかもしれません。 しかし、膣炎の原因について何か疑問が生じたら、医師に連絡してください。 イースト菌感染症以外の多くの原因が膣炎を引き起こす可能性があります。

医師に質問すべき事項

膣分泌物の変化の原因は何ですか?
性感染症の検査などの検査が必要ですか?
検査結果は何を意味していますか?
症状の原因に基づいて、どのような治療法を勧められますか?
薬が必要ですか? どうすればいいですか?
いつ症状を緩和することができますか?
性的パートナーは治療を必要としますか?
セックスをするのは安全ですか?

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