ティーンエイジャー(10代の子供)は虐待的関係にあるのか?

その他

暴力について

暴力は、ティーンエイジャー(10代の子供)の関係の中でも生じ得ます。そのサインにどんなものがあるのかを知り、お子さんを支援できるようにしておきましょう。

ティーンエイジャー同士で行われるものを含むパートナー間での虐待は男性にも起こり得ますが、大半は女性に対して行われています。また、同性同士での関係間でも虐待が生じることがあります。

さまざまな虐待のタイプ

身体的虐待には、叩く、蹴る、拳で殴る、平手打ちをする、突き飛ばす、押し込む、または性的活動への強要などが含まれます。

精神的虐待や言葉での虐待には、以下のようなものが含まれます。

・パートナーを萎縮させたり、馬鹿にすることを言う
・パートナーが望まないもの(性的なものなど)を強要する、圧力をかける
・パートナーに対してチェックを入れる(例えば、メッセージなどによって、今その人がどこにいるのか、誰と一緒にいるのかを常に把握しようとする、など)
・パートナーやペットを含む近親者を傷つけると脅迫する

あなたのティーンエイジャーのお子さんが虐待されているサイン

子供への虐待を示すサインには、以下のようなものがあります。

・友達の輪に入らなくなる
・学校での活動が上手くいかなくなったり、学校に全く行かなくなる
・常に電話を確認するようになる
・引きこもったり、通常より静かになる
・本人に様子を伺うと、怒ったり、いらいらしたりしてくる
・自分のボーイフレンドやガールフレンドに関して言い訳をする
・本人の説明できない引っかき傷や打撲が見られるようなる
・気性や個性に変化が現れる
・薬物やアルコールを使用する

あなたのティーンエイジャーのパートナーが虐待的な性質を持っているという危険信号

もしあなたのお子さんのボーイフレンドやガールフレンドに以下のような点が見られれば、そのパートナーは支配的・暴力的な振る舞いをするというサインとなります。

・極めて嫉妬深い
・メッセージや電話、メールなどを監視しており、自分へすぐに返信が来ないと怒り出す
・自身の感情(特に「怒り」)をコントロールできていない
・お子さんの友達やご家族が本人と会うあるいは話すことを求めても、お子さんにそれを許可しようとしない
・口論の際に力を行使してくる
・自分の問題点や感情の責任を他の人に押し付ける
・虐待的な言葉遣いをする
・他人に対して脅迫的な行動を見せる

支援の方法

お子さんに対し、パートナーとの関係の中で許されることと許されないことについて話してください。ティーンエイジャーの中には、暴力について「そういうものなんだろう」と認識していたり、あるいは「ふざけているだけ」と思い込んでいるケースもあります。

暴力的・支配的な行動は許されないものであり、黙って我慢すべきものではない、とお子さんが確実に理解できるようにしてください。

また、女の子の中には、ボーイフレンドが嫉妬したり自分の行動をチェックしてくるときに、それが自分を愛してくれている証拠だ、と信じてしまうケースも見られます。

ティーンエイジャーのお子さんが女の子である場合には、この種の行動は愛や恋とは無関係で、ただ支配することを目的としたものであり、それによってボーイフレンドは自分の好きなようにお子さんの行動をコントロールしようとしているのだ、と理解させるようにしましょう。

また男の子の中には、ガールフレンドの行動をコントロールすることで自分がより「男らしく」なるのだと考えているケースもあります。あなたのティーンエイジャーのお子さんが男の子である場合には、暴力の行使が男らしさを示すことなどはない、ということを理解させておきましょう。

話をする際のアドバイス

あなたのティーンエイジャーのお子さんと話を始める前に、あなた自身が懸念していることは何なのかをしっかり考えて整理しましょう。

あなたの懸念について、専門機関や友人に、内密に相談することを検討してみましょう。そうすることで、あなた自身の気持ちを理解することができ、お子さんと話す際に感情的になり過ぎるのを防ぐことができます。

お子さんと話す際に、お子さんに対して対立的な姿勢をとらないようにしてください。あなたはお子さんについて心配をしているのだと伝え、何事もないのかどうか、訊ねるようにしてください。

この時点でお子さんがあなたに話してこなかったとしても、その場を去った後に自分で今の状況について考え、後にあなたに話してきてくれます。

あなたの支援の姿勢をお子さんに示すようにする

お子さんには、何があったとしてもお子さんはあなたのもとへ来ることができるのだ、ということを伝えてください。

虐待の被害者は、恥ずかしさからためらいを感じ、その虐待が自分自身の責任によるものだと(間違って)信じ込んでしまうことがあります。虐待される原因はお子さんには決して存在しないことを明らかにし、お子さんはあなたの元へくればいつでも助けを得られるのだということを伝えるようにしてください。

また、お子さんがあなたに話しにくいと感じていたとしても相談ができるよう、チャイルドラインや専門機関による電話相談について伝えておきましょう。

関連記事一覧