ヒト免疫不全ウイルス(HIV)とエイズについて

症状

HIVとは?

ヒト免疫不全ウイルス(HIV)は身体の免疫系を攻撃します。正常な免疫系は人を病気から防ぐものです。
HIVは免疫系を傷つけるため、細菌やウイルスに感染する可能性が高まります。体が細菌やウイルスと戦うことが困難となるので、回復が難しくなります。HIVは後天性免疫不全症候群(AIDS エイズ)につながる状態をさします。

エイズとは?

エイズはHIVが進行したものです。HIVが最終段階に入るとエイズとみなされます。AIDSを患っている人は病気になるリスクがさらに高まり、HIV患者以上に感染症と戦うことが困難となります。AIDSにかかると多くの場合、感染症やがんで死亡することになります。

HIV症候群とは何ですか?

HIV症候群とは、最初にHIVに感染したときの初期段階を指します。

HIVに感染した後はどうなりますか?

HIVに感染した後、体はウイルスと懸命に戦うためウイルスはそれほど増加しません。HIVには感染していても、徐々に回復していきます。血液検査でも異常は見られません。しかしウイルスはリンパ節を攻撃し続けます。リンパ節は体の免疫系の中心となるものです。ウイルスはまた脳組織を攻撃し、徐々にダメージを与える場合もあります。
10年から15年間で、HIVは多くのCD4リンパ球といわれる細胞を死滅させ、体は感染症と戦うことができなくなります。CD4細胞数が1mLあたり200以下であれば、AIDSに感染しているとされます(通常の数は600〜1000です)。そして一度エイズに感染すれば、多くの重度の感染症に簡単に感染してしまいます。

HIV症候群の初期症状は何ですか?

HIVに感染しても、はじめは自覚症状はほとんどありません。しかしその間、インフルエンザに似た症状が数週間続きます。HIVをうつしたと思われる人も、症状が出ていないことがあります。HIVに感染した場合の徴候や症状は、単核球症や、扁桃炎、インフルエンザの症状に似ています。症状には、以下のようなものが見られます。
発熱
頭痛
疲労
腫れたリンパ節(リンパ腺)
喉の痛み
発疹

HIVの進行した症状は何ですか?

病気が進行するにつれて、症状が現れたり悪化することがあります。これには時間がかかることがあり、HIVにかかっている人の中には最大10年間症状が現れない人もいます。症状には、以下のようなものが見られます。
腫れたリンパ節(リンパ腺)
下痢
発熱
咳
息切れ
自然な体重の減少が大きい

HIV感染は女性と男性で異なりますか?

HIV感染は男性と女性でほとんど同じです。感染してから長い間、その人は健康に見えます。その後長い時間をかけて、その人の免疫系は他の感染症と戦うことができなくなるところまで弱くなっていきます。
男性と女性の違いは、HIVに感染した女性は、免疫系が弱くなるにつれて膣内の酵母感染などが生じることがあります。骨盤内炎症性疾患(女性の内部生殖器の感染)などの深刻な感染症は、治療するのが難しい場合があります。前立腺(異形成)および癌などの子宮頸部の疾患はより早く進行し、特に女性がHIVに感染していると治療が難しくなる可能性があります。

原因 HIVに感染する経緯、行為について

HIVは、血液、精液、膣液などの体液を通して、人から人へと感染することがあります。感染した母親から生まれた子供は、妊娠中に感染している可能性があります。
HIVに感染している女性の半数以上が性的パートナーから感染しています。HIVに感染した男性と女性がセックスをした場合、コンドームが適切に使用されていないと、女性がHIVに感染するリスクが高くなります。
HIVに感染する一般的な原因は次のとおりです。
感染者と無防備な肛門、膣またはオーラルセックスをした場合
薬物を注射するための針と注射器を感染者と共有した場合

どんな場合にHIV感染の危険にさらされますか?

エイズが流行し始めたころ、HIV感染は、静脈注射をする薬物使用者、同性間の性行為をする男性、血友病(頻繁な輸血を伴う治療を必要とする血液凝固疾患)患者といった、特定のグループに限定されていると考えられていました。当時の血友病患者は、HIV感染者の血液から輸血されることがありました。現在は血液のHIV検査をしており、HIV感染者による献血はなくなっています。
近年HIV感染症はますます広がっています。HIV感染のリスクが高い人は以下のとおりです。
男性間での性行為
不特定多数との性行為
性風俗店での性行為
違法注射薬などでの針の共有
性感染症者
上記のリスク要因のいずれかを持つ性的パートナーが過去にいたか、現在いる人

赤ちゃんはどのように母親からHIV感染しますか?

赤ちゃんは、妊娠中、出産中、母乳育児中に母親からHIV感染することがあります。
妊娠中の母親や新生児に投薬することで、子どものHIVの多くを予防することが可能になりました。しかし妊娠している女性が自分の感染を知らない場合は、この予防はできません。HIV感染者の多くは最初のうち自分は健康だと感じています。感染しているかどうかを知る唯一の方法は、HIV検査を受けることです。妊娠している場合は、妊婦のケアの一環としてHIV検査について医師に相談してください。また妊娠を望んでいる場合は、あなたとパートナーのHIV検査について医師に相談してください。

どんな接触が安全ですか?

HIVは体外では長く生きることができないので、少しの接触ではHIVに感染することはありません。他人の手に触れたり、握手をしたり、抱擁したり、公共のプールで泳いだり、血に一瞬ふれたり、温泉に入ったり、公衆トイレ、電話、ドアノブや水のみ場を伝ってなどでウイルスが感染することはありません。また、食物、蚊や他の昆虫から感染することはありません。

感染していると思われる場合はどうすればよいですか?

HIVに感染していると思われる場合は、すぐに医師に相談してください。この病気の治療法はありませんが、早期診断と治療は、病気の進行を遅らせるために有効です。検査でHIVに感染していることが分かった場合には、より多くの対処法を医師は伝えます。
HIVに感染したほとんどの人が健康に見えるので、感染しているかを調べるには、血液検査が必要です。血液検査が陽性であればHIV陽性と呼ばれます。医師にHIVの精密検査を受ける方法を指示してもらってください。

HIV検査を受けるべきですか?

各公的機関が、性的に活動的な若年層から高齢者まで検査を受けるよう呼びかけています。特に18歳未満の子供と65歳以上の大人で、ウイルス感染のリスクが高い場合には、検査の必要があります。また妊婦も検査を受けることを推奨しています。血液中に抗体が現れるまでに時間がかかるため、感染していると思われてから2〜3か月以上経たなければ正確にわかりません。

医師は、どのようにHIVがあることを説明しますか?

HIVが体に入ると、「CD4リンパ球」と呼ばれる白血球の中を移動します。HIVはCD4細胞に進入し、毎日何十億ものコピーを作り、増殖していきます。しかし体はHIVから自分自身を守ろうと戦います。
HIVに感染し始めた時(体がHIVと猛烈に戦っている)には、血液中に測定できる十分なHIV抗体がないので、血液検査では診断がつきません。
しかしHIVの増殖が進むと、血液中に高レベルのHIV RNAができます(RNAは「リボ核酸」の略称です)。
これは「ウイルス負荷」の検査で測定し、症状がHIV感染によるものであるかどうかがわかります。
医師ははじめに、血液を「ELISA(酵素結合免疫吸着アッセイ)検査」で調べます。この検査がHIV陽性であれば、血液を「ウエスタンブロット検査」という検査で再度検査します。両方の検査が陽性であれば、HIV感染と診断されます。

早い段階でHIV感染者であることを発見できますか?

現在、HIVに対する治療法はありませんが、体は抗体やCD4細胞を作ることでHIVの進行を遅らせることができます。しかし、完全にウイルスを駆除することはできません。逆に、HIV感染を攻撃してしまうと、短時間で免疫システムを低下させる可能性があります。しかし、HIV医薬品(通常は抗レトロウイルス薬と呼ばれる医薬品の組み合わせ)で治療することで、ウイルスを抑制し、長い時間免疫系を強く保つことができます。医療機関は、HIV感染者の早期治療を推奨しています。

自宅でできるHIV検査はありますか?

エイズの検査は保健所や病院で受けるというケースが普通ですが、簡単に自分で採取した血液サンプルを郵送して検査できる市販キットなどもあります。このテストは匿名で受けられます。結果は数日で知ることができます。

自宅で検査をするか、医師の診察を受けるべきですか?

HIV検査は、患者の健康とプライバシーを重要視しています。HIV検査を受けたい場合は、病院や保険所に相談してください。
検査を受けるべきかどうかのアドバイスや、検査の前後に必要なケアもしてくれます。自宅での検査を選んだ場合、このようなサポートを受けることはできません。
医師に相談したくなければ、自宅での検査も良いかもしれませんが、検査結果が陽性の場合は、すぐに医師に相談してください。
検査結果が陰性でも、HIVを持っていない、または将来的にそれに感染しない保証があるわけではないことを忘れないでください。感染から身を守る方法についてぜひ学んでください。

治療

HIV感染にはどんな薬が使われていますか?

HIV感染症と戦うための薬は何種類かあります。薬はしばしば組み合わせて、体内のHIVを減らすために使用されます。血液中のHIVを少なくする目的で、さまざまな薬を組み合わせる治療は、高活性抗レトロウイルス療法(HAART)と呼ばれています。これらの薬での治療で、医師は、体内のウイルス量をどれくらい抑えられているかを経過観察します。吐き気、嘔吐、疲労、貧血、末梢神経障害(手足の麻痺感)などの副作用がないことを確認します。HAARTの療法で通常使用される医薬品には以下が含まれます。
◎ヌクレオシド逆転写酵素阻害剤(「nukes」とも呼ばれる)
HIVが健康な細胞に感染し、HIVのコピーを作成するためには、細胞のDNA、または遺伝子の命令を必要とします。この薬は、細胞のDNAをコピーするHIVの能力をブロックします。完全なDNAがなければ、HIVは新しいウイルスコピーを作ることができません。
◎非ヌクレオシド逆転写酵素阻害剤
自分自身の健康な細胞のDNAを使用して、HIVを防ぐ細胞を作成します。
◎プロテアーゼ(プロティアーゼを言う)阻害剤
体内にHIVを放出する感染細胞を防止します。
◎融合阻害剤
健康な細胞へのHIVウイルスの侵入を防止します。医師によって注射されます。
◎インテグラーゼ阻害剤
インテグラーゼという有害酵素を無効にすることでHIVをブロックします。

薬を服用するのに最適な時期はいつですか?

現在の指標は、CD4細胞数が200を下回る前にHIV治療薬を開始することです。CD4細胞数が200〜500の間に、早期に薬を服用したいと考えています。
どの薬を飲むべきか、いつ飲むかについては、医師と相談してください。

薬が効いているかどうかを医師はどのように伝えますか?

血液中のウイルスの量を調べる3つの情報で、体が薬にどのように反応しているかを調べます。
1◎CD4細胞数
CD4細胞は血液中の(時にはTリンパ球、またはT細胞と呼ばれる)白血球の一種です。CD4細胞は体が感染症と戦うのを助ける重要な細胞です。
残念なことに、この細胞は、HIV感染を引き起こすウイルスの主な標的でもあります。HIVは、CD4細胞を無能にします。HIVに感染していない人では、
CD4レベルは1立方ミリメートルあたり500〜1200細胞です。医師は、CD4細胞数が一定のレベルを下回ったときにHIVと戦う薬を投与するでしょう。
HIV感染の治療の一つの目標は、CD4細胞数を可能な限り高く保つことです。
2◎ウイルス量
ウイルス量は、血液中のHIVのコピー数です。HIVに感染していない人のウイルス量は0です。体内のHIV量を低下させる薬は通常、ウイルス量が1 mLあたり1万〜3万のウイルス量が測定されたときに投与されます。治療の第2の目標は、ウィルス性負荷を可能な限り低くすることです。
3◎全血球数(CBC)
全血球数(また、CBCと呼ばれる)は、血液中の赤血球と白血球の細胞の数を測定します。赤血球は肺から体のすべての組織に酸素を運びます。白血球は感染と戦い、体の免疫系を強く保ちます。HIV感染が悪化すると、赤血球が大きく減少し、白血球も大きく減少する可能性があります。この低下は、HIVと戦うための薬によっても引き起こされる可能性があります。医師はCBCを使用して、いつ薬を変更するかを決定します。医師は赤血球と白血球の数に留意しています。

通常の受診はどのようなものですか?

HIV感染がどの程度強くなっているかを調べるいくつかのチェックがあります。医師は症状について尋ね、HIV感染が悪化していないかどうかチェックします。
CD4細胞数とウイルス量を確認するために血液検査も行います。HIV感染が悪化していると医師が判断する要素は以下の通りです。
吐き気、嘔吐、疲労、発熱、頭痛、悪寒、寝汗、咳、息切れ、下痢が新たにみられた場合
体重減少、口内炎(鵞口瘡、イースト菌感染症など)、またはより大きなリンパ節(頸部、脇の下および臀部に位置する腺)の徴候
血液中のCD4細胞数の低下
血中のウイルス量の増加

医師はどれくらいの頻度で診察しますか?

CD4細胞数が500を上回っている場合は、6ヶ月ごと、CD4細胞数が500未満であれば3ヶ月ごとの医師の診察が必要です。新たに薬を処方した場合、
より頻繁に診察して、薬の効果をチェックしたり、HIV感染が悪化しているかどうかを確認します。

その他に助けになる治癒がありますか?

HIV感染者の体の抵抗力を下げる(免疫系を弱くする)ときに起こる他の感染症や合併症を防ぐ必要があります。
毎年接種するインフルエンザワクチンはインフルエンザを防ぎます。
肺炎球菌の予防注射は、1回の注射で細菌による肺炎を5〜7年防ぐことができます。HIVを持っている人は、肺炎を起こしがちです。
結核の検査。結核は、HIV感染者の場合、非常に重篤な病気です。
女性の場合、異形成(前癌状態)および子宮頸部癌の検査。HIV感染の女性において定期的に必要となります。
B型肝炎の検査。不適切な注射針の使用で感染の危険性があります。検査でB型肝炎の感染がないことが示されても、感染を防ぐためにB型肝炎ワクチンが必要になることがあります。
TMP-SMZと呼ばれる薬が役立ちます。CD4細胞数が200未満だった場合は、この抗生物質は、ニューモシスチス・ジロヴェチ(カリニともいう)
菌によって引き起こされる肺炎の防止に効果があります。この抗生物質は、トキソプラズマ症と呼ばれる他の感染症を防ぐことができます。
CD4細胞数が、75〜50よりも低い場合には、アジスロマイシン、クラリスロマイシン及びリファブチンが役立ちます。これは、マイコバクテリウム・アビウムと呼ばれる細菌によって引き起こされる感染症から守ります。

将来的な見込みは?

併用薬物療法によって、HIV疾患は、若年成人の主要な死亡原因から、何十年にもわたって制御できる慢性疾患へと変化しました。しかし、HIV薬を服用して症状が出なくても、危険な性行為や血液交換によって他人にウイルスを感染させる恐れがあります。薬はウイルスを殺すことはありません。
薬は、AIDSを予防したり、発症をおくらせたり、免疫システムを強く保つためのものです。ウイルスを抑える新しい医薬品が開発され、試験されていますが、これらの新薬が発売されるまでには数年かかるかもしれません。

HIVの合併症をどのようにして予防することができますか?

HIV陽性の場合、自身の健康に十分気をつけてください。バランスのとれた食事をし、定期的に運動し、たくさん休息を取るようにしてください。医師の指示に従って、薬を指示どおりに服用してください。また、一般的な感染症や病気から身を守るようにします。

仕事や余暇活動について

人の出入りの多い場所、病院、診療所、老人ホームなどでの作業や仕事が、結核(TB)および他の感染症にかかるリスクを高めます。働く場所について医師に相談してください。結核検査を受けるべきかどうか、またどのくらいの頻度で検査すべきかを判断します。保育所で働く人や子育てにかかわる人は、子どもからサイトメガロウイルス(CMV)感染症、クリプトスポリジウム症、A型肝炎とジアルジアに感染するリスクが高くなります。おむつを交換した後、尿や唾液に触れた後、浴室に行った後、食事の前にいつも手を洗うなどの衛生管理を行うことで、リスクを減らすことができます。子どもにHIVがある場合は、世話をする人々に知らせる必要があります。
動物に触れる作業(ペット店、家畜飼育農場や獣医など)をする場合、クリプトスポリジウム、トキソプラズマ症、サルモネラ症、カンピロバクター症またはバルトネラ感染症の危険にさらされる可能性があるます。仕事をやめることが難しい場合は、以下の予防が必要です。
若い家畜、特に下痢状態の家畜との接触を避ける
ガーデニングや土壌を触った後には必ず手を洗う
ヒストプラズマ症が一般的な場所に住んでいる場合、鶏小屋を掃除したり、洞窟に入ったりしたり、土壌をかき回すような行動は避ける
コクシジオイデス症がよくみられる場所に住んでいるならば、掘削場所や砂嵐など土壌が舞い上がる場所は避ける

ペット飼育は安全ですか?

ペットは精神的なメリットを提供してくれます。HIV感染者にはペットを所有するリスクがあるかもしれませんが、ペットを健康に保つことが重要です。
・ペットの予防接種はすべて受ける
・ペットが下痢を起こしたら、すぐに獣医に連れて行く。原因となっている細菌がHIV患者に有害なものであるかどうかを聞く。可能であれば、このようなときには、友人などにペットの世話を頼む
食事前にペットを触ったなら、必ず手を洗う。ペットの糞には触れない。子どもがHIVを持っているなら、ペットと一緒に遊んだ後に手を洗ったかどうかを必ず確認する
新しく犬や猫を飼いたい場合は、少なくとも生後6ヶ月以降でなければならない。また、下痢の症状があってははいけません。これは、クリプトスポリジウム症のリスクを減少させる
ペットをどこで購入するかについては注意する。より清潔な衛生設備を備えているブリーダーやペットショップを選ぶ。
野良犬や野良猫にはさわらない。もしこれを飼うなら、有害な細菌をもっていないことを獣医に確認してもらう
猫のトイレ掃除は、HIVに感染しておらず、妊娠もしていない人がする。これでトキソプラズマ症を防ぐことができます。
猫は屋内で飼い、他の動物(マウスやラットなど)を捕獲させない。生肉や十分に加熱調理されていない肉は与えない。猫に引っかかれるような遊びを避ける。噛まれたり引っ掻かれたりしたら、すぐに傷の部位を洗い流す。猫が人の傷に触れることのないようにする
清潔を保つため、ノミ予防をする
サルモネラ症のリスクを減らすために、爬虫類(ヘビ、トカゲ、イグアナ、カメなど)との接触はしない。水槽や鳥かご掃除は、ゴム手袋を着用。サルなどの外来のペットとは接触しない

食べ物や水からの病気を避けるにはどうすればいいですか?

生や加熱調理が不十分な卵(クッキー生地、オランデーズソース、シーザーサラダドレッシング、マヨネーズなど生の卵を含む食品を含む)は避けてください。
生や加熱調理が不十分な家禽、肉、魚介類は避ける。低温殺菌されていない乳製品も避ける。鶏肉や肉をよく加熱調理し、芯のピンク色がなくなるまで加熱する。調理済みの肉の内部温度は、牛肉の場合最低80°C弱。鶏肉の場合、少なくとも80°C強にする
野菜や果物は、食べる前にていねいに洗う
調理されていない食材、特に肉をさわった後は、手、刃物、まな板、ナイフを石鹸と水で洗う
厳しいに免疫抑制をされている人は、リステリア症(リステリア菌に汚染された食物を通って伝播する稀な疾患)のリスクを避けるため、ホットドッグや調理済み惣菜、インスタント食品に注意する。食べる前に加熱して、病原菌を殺すようにする
湖や川から水を直接飲まない。人や動物の糞便の影響がある水中での水泳は避ける。水中の水を飲み込まない
地域で汚染水が発生した場合、または「沸騰水」の勧告が出た場合は、水を飲んだり、歯を磨く前に水を1分間煮沸する。または、個人用の水フィルターまたはペットボトルの水を使用する
「沸騰水」の勧告がない場合には水道水を沸騰させる必要はないが、感染のリスクを低減するために沸騰は効果的である。やむをえない水道水使用について、医師に相談する
水道水を避けても、汚染された水から作られた氷や、公共の水飲み場の水が感染を引き起こす可能性がある
瓶詰めや缶詰の炭酸飲料を飲むことは安全。開封するまで冷蔵を必要としない無炭酸のソフトドリンクやフルーツジュースも安全。家庭で冷凍フルーツジュースを作る場合、安全な水を使う
冷凍(凍結ではない)で販売されているフルーツジュースは、「低温殺菌」表示のものだけを飲む。他の低温殺菌飲料およびビールも安全だが、ワインの安全性に関するデータはない

旅行中は、どうすれば安全ですか?

HIV感染者にとって、特に免疫抑制が厳しい場合には、旅行すること自体が危険な可能性があります。発展途上国への旅行は、国内を旅行するよりも、食品媒介疾患や水媒介疾患のリスクが高くなる可能性があります。旅行する前に医師に相談してください。
いくつかの研究では、旅行者の下痢を予防する薬がリスクを減少させる可能性があることが示されていますが、HIV陽性患者を含む研究はありません。
一般的に、旅行前に胃や下痢を予防するために薬を服用することは推奨されませんが、医師と相談してください。下痢になる場合に備えて、抗生物質の処方や下痢がひどい場合の相談の必要があります。脱水症状を起こした場合や、熱が出た場合(悪寒の有無にかかわらず)、便に血液がある場合は、薬では良くなりません。
動物の糞便汚染の可能性が高い場所は特に、土壌や砂との直接の皮膚接触を避けてください。靴と保護服を着用し、ビーチでは、タオルに座ってください。
旅行前に必要な予防接種について医師に相談してください。多くのワクチン接種はHIV感染者にとっては問題ありませんが、予防接種はしないでください。特定の予防接種を受けることができない場合、医師に特別な指示を仰ぐを必要があります。また医師は旅行する場所に応じて、真菌感染症および原生動物感染症への接触を避けることについて話すでしょう。
食べ物や飲み物には特にに注意する。氷、生野菜や果物、水道水、生鮮で弱った魚介類や肉、乳製品、野菜や野菜を食べない
一般的に安全なものとは、非常に熱い(75℃以上加熱1分以上)食べ物、自分で皮をむいた果物、ボトル入り(特に炭酸入り)の飲み物、ホットコーヒーや紅茶、ビールや水を1分間沸かしたものなど

予防方法 HIV感染はどのように予防できますか?

HIVに感染するのを防ぐ最善の方法は次のとおりです。
見た目では誰がHIVに感染しているのかを知ることはできません。HIVに感染してからエイズの症状が出るまでに平均8年かかります。そのため、他人に感染させてしまいます。
エイズウイルス感染から守る唯一の100%確実な方法は、セックスを全くしないこと、またはHIVに感染していないパートナーとのセックスしかしないことです。また、人間の血液や他人の身体との接触を避けることも重要です。
感染している人や不特定多数の人とセックスしている人とセックスをしない
より安全なセックスの実践
注射針と注射器は共有しない

「より安全な」セックスとは何ですか?

最も安全なのは、セックスをしないことです。「より安全な」セックスとは、HIV感染しておらず、注射可能な薬物を乱用していない2人のみが行うことです。
パートナーが感染しているかどうか疑問がある場合は、ラテックスコンドームを使用してください。ラテックスにアレルギーがある場合は、ポリウレタンコンドームがあります。予防力は男性用コンドームほどではないですが、女性用コンドームもあります。
他の人の血液、精液、尿、膣液、糞便を肛門、膣または口に入れないでください。

コンドームを使用する正しい方法は何ですか?

正しい方法でコンドームを使用することが重要です。コンドームは、肛門性交、膣内および口腔内性交を含むすべての性行為中に使用する必要があります。女性のオーラルセックスのためのコンドームもあり、予防に効果があります。
コンドームには水系潤滑剤(KYゼリーなど)のみを使用してください。石油ゼリー(ワセリンなど)、ベビーオイルまたはローションなどの油性潤滑剤は、コンドームのゴムが破損する原因となります。
殺精子剤の使用を検討している場合。女性が自身で装填できる利点もありますが、炎症を起こしたり性病感染のリスクなどもあります。まったくコンドームを使用しない場合よりも、一定の予防効果はあるとされています。日本では認可はされていますが現在販売中止となっており、インターネット利用など海外からの購入が主となります。

医師に相談するための質問

HIV感染を避けるための確実な方法はありますか?
最適な治療法は何ですか?
どのようにして感染を避けることができますか?
コミュニティのサポートグループを見つけるにはどうすればよいですか?
診断検査のとはどのようなものですか?
どのくらいの頻度で医師の診察を受ける必要がありますか?
治療に副作用はありますか?
赤ちゃんに母乳を与えるのは安全ですか?
コンドームの使用で、パートナーがHIVに感染するのを防ぐことができますか?
食事で気をつけなければならないことはありますか?

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