応急処置:切り傷、擦り傷、縫合について

症状

どのように傷をきれいにするのですか?

切り傷、擦り傷または刺し傷(爪による怪我など)をきれいにする最善の方法は、冷たい水を使用することです。 流水に傷をあてるか、または容器に満たした冷たい水をカップで、傷の上から注ぎます。
石鹸と柔らかい布を使用して、傷口の周囲の皮膚をきれいにします。 石けんは刺激を引き起こす可能性があるので、傷口にあてないでください。 傷に残っている汚れは、イソプロピルアルコール(消毒用アルコール)で洗浄したピンセットを使用して取り除きます。
強力なクレンジング溶液(過酸化水素やヨウ素など)を使用する必要があるように見えるかもしれませんが、これらのものは傷口を刺激する可能性があります。 水以外のものを使用する必要があると感じたら、医師に相談してください。

出血はどうすれば良いですか?

出血は傷口をきれいにするのに役立ちます。 ほとんどの小さな切り傷や擦り傷は、短時間で出血を止めるでしょう。 顔、頭、口の部位は血管がたくさんあるため、傷口から大量に出血することがあります。
出血を止めるには、きれいな布、ティシュ、またはガーゼでしっかりとやさしく押さえてください。 傷口をおおっているガーゼや布に血液が染み込んでも、取り除かないでください。 さらに上からガーゼや他の布を巻いて、20〜30分間さらに押さえてください。
傷が腕や脚にある場合は、傷を心臓よりも高い位置に上げることが、出血をおさえるのに役立ちます。

包帯を使うべきですか?

傷口を放置しておくと、乾燥した状態になり、治っていきます。 傷が、汚れたり衣類にこすられたりする部分にない場合は、包帯の必要はありません。
手や膝など、汚れている部位や衣服の刺激がある部位にある傷口は、絆創膏(バンドエードなど)または滅菌ガーゼと粘着テープで覆います。 傷をきれいにして乾燥させるために、毎日包帯を交換してください。
体の広い部分を覆う傷は、傷が残り瘢痕(ルビ)化や治癒を早めるため、保湿して清潔に保つ必要があります。 このために使用される包帯は、閉塞性または半包帯性(解説)の包帯と呼ばれます。 処方箋がなくてもドラッグストアで購入することができます。必要があるかどうかを 医師に聞いてください。

抗生物質軟膏は使うべきですか?

抗生物質軟膏(ネオポリン、Ultra Mideなど)は感染を防ぎ、傷口をきれいに保湿して治癒を助けます。 包帯とほとんど同じ効果があります。 刺し傷がある場合、医師は抗生物質軟膏を使用するかどうかを教えてくれます。 ほとんどの小さな切り傷や擦り傷は抗生物質の軟膏がなくても治癒しますが、傷口を閉じて瘢痕化を助けます。

かさぶたへの対処法は?

何もしないでください。 かさぶたは、体が作る包帯です。 汚れから傷を守るためのものです。 取り除こないのが最善です。 いずれ、自然に落ちるでしょう。
いつ医者に連絡すればよいですか?
傷口が閉じない場合や傷が深い場合は、医師に連絡してください。傷口を 縫合や皮膚接着剤で閉じる方法をとるかもしれません。 これらは、傷痕を減らすのに役立ちます。
傷口を固定してくれるバタフライテープと呼ばれる特別なテープや、ステリストリップのようなストリップ接着剤を使用して、小さな傷口を自分で閉じることができます。

縫合部のケアはどのようにすれば良いですか?

通常、1〜3日経てば縫合した部位を洗うことができます。 縫合部の周りに形成される汚れや固い部分を洗い流すことは傷痕を減らすのに役立ちます。 傷口から黄色の液が出ている場合は、覆う必要があります。
医師は、水で傷をすすぎ、毎日1回覆いを交換することを提案するかもしれません。 洗った後はよく乾燥させてください。 腫れと痛みを軽減し、治癒を早めるために、最初の数日間は傷を心臓より高い位置に上げたままにしておく場合もあるかもしれません。
医師は、少量の抗生物質軟膏を使用して感染を予防することを提案するかもしれません。これは、大きなかさぶたになることを防ぎ、傷痕を小さくさせることがあります。
縫合した場合、通常3〜14日で抜糸します。 関節の上や関節の周りなど、動かす部位は、完全に治るためにより多くの時間が必要です。

皮膚接着剤とは何ですか?

皮膚接着剤は、小さな傷口を閉じる方法です。 医師は傷口に液体のフィルムを塗布し、乾燥させます。 フィルムは傷をつなぎ合わせます。 フィルムが自然に落ちるまで(通常5〜10日)、そのままにしておいてください。
傷口に塗った接着剤をこすったりつまんだりしないことが重要です。 医師が接着剤の上に包帯を使う場合は、包帯を乾燥した状態に保つように注意する必要があります。おそらく毎日包帯を交換するように 医師は指示するでしょう。
皮膚接着剤を使用する時は、抗生物質軟膏などの軟膏を傷口に使用しないでください。接着剤が緩んだり、はがれるのを早めてしまうことがあります。 また、直射日光や日焼けランプなどに傷をさらさないようにする必要があります。
傷を良く見守ってください。 傷の周りの皮膚が非常に赤くなったり、触ると熱かったり、傷口が開いたりした場合は、医師に連絡してください。

破傷風の注射が必要ですか?

破傷風は重傷を負った後になる感染症です。 顎のこわばりが最も頻繁に起こる症状なので、感染は「ロック顎」とも呼ばれます。
傷口が清潔で軽度である場合、破傷風感染の予防で、少なくとも3回の服薬か、または過去10年間に服用していない場合は、破傷風の注射が必要です。
傷口がより深刻な場合は、少なくとも3回、または過去5年間に注射していない場合は注射が必要です。 破傷風の感染を避けるために、医師に、あなたの注射が最新であるかどうかを確認することです。

次のことが発生した場合は、医師に連絡してください。

傷がギザギザである
傷が顔にある
傷口の縁が開いている
傷口にある汚れがとれない
傷口が柔らかくなったり炎症を起こしたりする
傷口から、濃いクリーム状の灰色がかった液体が出る
体温が37.8°を超え始める
傷口周辺の麻痺
快適に動かない
傷の近くに赤い筋が現れる
刺し傷または深い傷で、過去5年間に破傷風の注射を受けていない
傷口から出血し、血液が包帯を通ってしみ出したり、しっかりとふさいで20分経過しても出血が止まらない

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