湿疹とアトピー性皮膚炎

症状

概要

湿疹とアトピー性皮膚炎の基礎知識

湿疹とは?

湿疹は、発疹が出るの皮膚の状態の総称です。湿疹の中で最も一般的なのがアレルギー反応であるアトピー性皮膚炎です。激しいかゆみを伴い、掻くことで炎症を起こします。年齢問わず発症しますが、特に乳児に多くみられます。

アトピー性皮膚炎とは?

アトピー性皮膚炎は慢性皮膚疾患です。「アトピー性」とは皮膚炎、喘息および花粉症を発症する遺伝的傾向のことを意味し、「皮膚炎」は、皮膚が炎症を起こしてかゆいことを意味します。
アトピー性皮膚炎は乳児期に始まり、小児期へと続きます。状態が悪化する突発性と呼ぶ時期があり、その過程を経て皮膚は治癒します。アトピー性皮膚炎の徴候がない場合(寛解期)もあります。寛解期は数週間、数カ月、さらには数年間続くことがあります。成長するに従って治る人もいれば、成人になっても治らない人もいます。成人になってからの発症はあまり深刻に考える必要はありません。

症状

乾燥炎した皮膚からのかゆみが始まり、その発疹が赤く腫れ、掻いて傷つけるほど悪化します。痛みが出たり、透明な液がにじみ出たりしながら、発疹は拡大していきます。肘の内側、膝の裏、頬、臀部に出るのが一般的です。

原因

家族にアトピー性皮膚炎や湿疹を患っている人がいる場合、子どももアトピー性皮膚炎になる可能性はより高くなります。アトピー性皮膚炎の正確な原因は未だ不明ですが、伝染性でなく、他人から感染することもありません。

予防

湿疹やアトピー性皮膚炎を治癒することはできませんが、予防することは可能です。
・肌を刺激するものに触れない
肌を刺激する可能性のあるものには、家庭用洗剤、アフターシェーブローション、石鹸、ガソリン、松ヤニやその他の溶剤があります。湿疹を発症する成分との接触を避けるようにしてください。石鹸も成分と湿気が皮膚刺激を引き起こす可能性があるため、湿疹がある場合はマイルドで無香料の石鹸を使用し、洗った後、完全に乾かすようにしてください。
・手の皮膚を保護する手袋を着用する
水に触れる場合、ビニールまたはプラスチックの手袋を着用し、皮膚を刺激する可能性のあるものに触れる場合も、手袋を着用してください。手袋の中に綿の手袋を着用し、汗を吸収させ、また、汗の蓄積を防ぐため、時々取り外して乾かしてください。
冬の間、外出するときは手袋を着用してください。空気が冷たく、湿度が低いと肌が乾燥し、その結果、湿疹が悪化する可能性があります。
・綿や綿混紡の服を着る
羊毛や合成繊維は肌を刺激するため、綿製の衣類を着るようにしてください。
・お風呂やシャワーで肌のケアをする
マイルドで無香料の石鹸、またはごく少量の石鹸を使用してください。水温は温めに保ちます。皮膚の表層は水を吸収すると乾きにくくなるため、短時間浴槽に浸ることは肌によく、15〜20分間は浸かるといいでしょう。お風呂の後は、柔らかいタオルで肌をやさしく拭きます。そして、よく乾燥した後、保湿のために皮膚に保湿剤を塗ってください。
・保湿用クリームを使用する
保湿用クリームは、肌を柔らかく柔軟に保ち、皮膚の亀裂を防ぎます。添加物が少ないタイプが最適で、芳香剤や余分な成分を含むものは避けてください。ワセリンが原料で、クリームよりも(クリームには、より多くの防腐剤が含まれているため)、グリース状のものがお薦めです。保湿剤を定期的に使用することで、冬によく見られる乾燥肌を防ぐことができます。
・なるべく汗をかかないようにする
汗をかいて体温が上がると、皮膚が刺激されてかゆくなります。あまり汗をかかないようにしてください。
・ストレスをコントロールする方法を学ぶ
ストレスにさらされると湿疹が激発する可能性があります。ストレスを意識し、対処する方法を学んでください。日々のストレスを減らす方法として、ルーティンを変更することも役に立ちます。
・治癒した後も、スキンケアを続ける
湿疹を抱えていた場所は簡単に再発するので、特別な注意が必要です。治癒後も、丁寧なスキンケアを心がけてください。
治療
医師にかゆみや炎症の軽減に役立つコルチコステロイドクリームまたは軟膏を処方された場合、医師の指示に従って適切に使用してください。使用して3週間後も良化がみられない場合は、医師に相談してください。
かゆみを軽減するヒドロキシジンのような抗ヒスタミン薬で、掻くことによる傷の防止にも役立ちます。免疫調節薬と呼ばれる2種類の薬(タクロリムスとピメクロリムス)は、重度の発疹にうまく機能します。これらの薬は、アレルゲンによって刺激されたとき、免疫系の過度の反応を防ぎますが、免疫システムに影響を与えるため、、他の治療法が機能しない場合にのみ使用が推奨されます。
痒みがあっても、皮膚を掻いたりこすったりして傷つけないようにしてください。引っ掻き傷は皮膚を壊し、細菌が隙間に入り、感染を引き起こす可能性があります。肌に潤いを与えることがかゆみを防ぐのに役立ちます。

医師に相談するための質問

どのような治療法が最適ですか?
ステロイド薬や軟膏を使用すべきですか?またその副作用は何ですか?
他の薬を服用する必要がありますか?
湿疹やアトピー性皮膚炎の発症を予防する最良の方法は何ですか?
避けたほうがいい石鹸はどんなタイプですか?
子どもに湿疹があります。どのような保湿剤が最適ですか?
子どもが発疹を傷つけないようにするにはどうすればいいですか?
自分には湿疹があります。子どもにも発症しますか?
発疹が激発したら、どうやってケアすればいいですか?

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