荷物を安全に持ち上げるために~背中の怪我防止のためのヒント~

その他

持ち上げる前に荷物をチェックしましたか?

持ち上げる前に、手や足で荷物を軽く押すなど、いろいろ力を加えてみて、動かしやすさを確認してください。これによって、どれくらい重いかがわかります。
荷物が小さいからといって、必ずしも軽いわけではないことに注意してください。

持ち上げたい荷物は正しく梱包されていますか?

重量のバランスが取れていて、転がらないように梱包されていることを確認してください。
箱が不安定だと、中身が傷つくことがあります。

荷物は掴みやすくなっていますか?

持ち上げる前に、荷物をしっかり掴んでください。
荷物に持ち手をつけると、安全に持ち運びやすくなります。

この荷物には簡単に手が届きますか?

背中を痛めないようにするために、頭の上に持ち上げる場合は、はしごを使用してください。
荷物に出来る限り近づいてください。可能なら、自分のほうに荷物を寄せてください。
背中を丸めないでください。荷物を取ろうとして、無理に手を伸ばさないでください。
足と腕で持ち上げてください。背中を使わないように意識してください。

荷物を持ち上げる最良の方法は何ですか?

ゆっくりと滑らかな動きをしてください。 急いで、ぎこちない動きをすると、背中の筋肉に負担をかけることがあります。
持ち上げている間、からだを荷物の方に向けてください。持ち上げる際にからだをひねると、背中を痛めることがあります。
荷物を身からだに近づけてください。物を持ち運ぶ際に手を伸ばすと、背中を痛めることがあります。
脚の筋肉を使って持ち上げてよい荷物は、それをまたぐことができる程度の荷物に限ります。運ぶ際には、背中ではなく膝を曲げて、荷物を持ち上げます。背中はまっすぐに保ってください。
肩と腰の間をつかって荷物を運ぶように意識してください。これにより、背中の筋肉への負担が軽減されます。

背中の負傷を避けるにはどうすればいいですか?

ウォーミングアップしてください。何かを持つ前に脚と背中を伸ばしてください。
自分のペースで行ってください。複数の荷物を持ち上げる場合、その間にこまめに休憩を取ってください。
やりすぎないようにしてください。重すぎるものを持ち上げようとはしないでください。運ぶことをためらいたくなるくらいの重さの場合は、重すぎると判断してください。
安全に持ち上げるのに十分なスペースがあることを確認してください。荷物を持ち上げる前に、荷物の周りをきれいにしてください。
持ち上げる前に周りを見て、運んでいるときも周りをよく見てください。どこを歩いているかわかるようにしてください。また、荷物を置こうとしている場所を確認するようにしてください。
滑りやすいところや、不均等なところを歩いてはいけません。
バックベルトに頼りすぎないでください。 バックベルトが背中の怪我を100%予防できる保障はありません。
重い荷物を持ち上げようとする前に助けを求めてください。可能であれば、台車やフォークリフトを使用してください。

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