女性に対するドメスティック・バイオレンス(DV):友達を助ける方法

ドメスティック・バイオレンスについて
もしあなたが、友達が虐待を受けているのではないかと心配に感じる場合には、以下のアドバイスを参考にして、その友達の必要なサポートを行いましょう。
ドメスティック・バイオレンスの撲滅を掲げる慈善団体Women’s Aidのテレサ=パーカー氏は、次のように語ります。「あなたの友達が虐待について話したがらない際には、何をしてあげるべきか、何と声をかけるべきか、判断が難しいこともあります。ですが、あなたが彼女の様子がどこかおかしいことに気づいていると、その友達に伝えてるようにしましょう」
「彼女が自分から話してくれるよう、支援してあげてください。もし話したがらないのであれば、根気よく待ち続け、相談のための静かな時間を見つけるよう努めて、その話題について後になっても話し始めることができるようにしましょう」
ドメスティック・バイオレンスの被害を受けていると友達があなたに打ち明けてくれた場合には、以下の方法を基本として、その人をサポートしてあげましょう。
・友達の話を注意深く聴いてあげるようにし、彼女を責めないように気を遣ってください。彼女に、その友達と同じ状況に苦しむ人は他にもたくさんいるのだ、ということを伝えてください。
・虐待の被害について誰かに相談することがとても辛いことであるということを理解しておいてください。彼女に話す時間は与えても、彼女が話したくないことを強要することはしないでください。
・その友達は今、状況に対して困難や恐怖感を抱えていることを理解してください。
・たとえその虐待の加害者が自分に何と言ってこようとも、脅迫されたり暴力を振るわれたりするだけの理由がある人など誰もいない、ということを友達に伝えてください。彼女がどんな行動や発言をしたとしても、それが虐待の正当な理由となることはありません。
・友達として彼女をサポートしてあげてください。彼女が自分自身の気持ちを表現するのを手伝い、彼女自身の意思による決定を尊重してあげてください。
・もし彼女がまだ状況の整理や準備ができていないのであれば、パートナーとの関係を終わらせるよう無理に言わないでください。その決定は、彼女自身が下すことです。
・身体的な被害を受けていないかを尋ねてください。もし受けている場合には、一緒に病院や専門機関に行くことを薦めてください。
・もし彼女が虐待について警察に通報することを選んだ場合には、そのサポートをしてあげてください。
・虐待被害者への支援を行う機関・サービスについて、提供できる情報を控えておいてください。ドメスティック・バイオレンスの被害について24時間電話相談可能なサービスもありますので、その友達に教えてあげてください。
性的暴行を受けた場合には、性暴力救援センター(SARC)にて支援や医療を受けることが可能です。内容は機密事項として扱われ、第三者に知られることはありません。