目を大事にするために知っておきたいこと

定期的な視力検査が重要なのはなぜですか?
目に問題が起きても、痛くなることはめったにないので、つい放置してしまいがちです。
視力検査は、新しく眼鏡が必要かどうかや新しい処方箋が要るからという理由だけで受けるわけではありません。眼の健康をチェックするためにも重要な検査です。
視力検査では、目の健康状態や、目の病気を早期に発見することができます。たいていの目の病気は、早く発見できれば、完治させることができます。
どのくらいの頻度で検査を受けるべきですか?
検眼医は、全ての人に2年に一度視力検査を受けることを勧めています。40歳以上の人や、黒人または少数民族の人は、より頻繁に視力検査が必要になることがあります。
視界に変化があった場合、どうすればいいですか?
視力に関して心配がある場合は、眼科医または主治医に相談してください。
他の人よりも眼疾患のリスクが高い人はどのような人ですか?
視力の問題は誰にでも起こり得る可能性がありますが、眼疾患のリスクが高い人もいます。
以下に当てはまる場合は、定期的に目を検査することが重要です。
・60歳以上
・学習障害を持つ人
・家族に眼疾患の病歴がある
子供の視力はどうですか?
子供たちは通常、自分の視力に不平を言うことはありませんが、視力が悪くなっているかもしれないというサインはあります。
テレビの近くに座ったり、ものを顔に非常に近づけたり、瞬きが多かったり、目を擦ったり、どちらかの目が内側か外側を向いていたりしたら、注意してください。
お子様の視力に問題があると感じた場合は、詳しい検査のため、眼科に連れて行ってください。
文字の読めない子供でも、視力検査をうけることはできます。大人と同じように、子供も2年ごとに定期的な目の検査を受けることが推奨されています。
目を守るために他に何ができますか?
・たばこをやめる
喫煙者は、非喫煙者と比較して加齢性黄斑変性症および白内障を発症する可能性がはるかに高いです。
・運動する
運動が目によいとは意外に聞こえるかもしれませんが、非常に重要です。研究によれば、運動は、高血圧、糖尿病、動脈の狭窄または硬化の結果として起こり得る視力喪失の危険性を減少させる可能性があることを示しています。
・健康的な食生活を送る
さまざまな果物や野菜を含む健康でバランスのとれた食事は、健康な体を作るのに役立ちますが、網膜の健康を保つのにも役立ちます。
・お酒はほどほどにする
お酒を飲みすぎると、早期加齢性黄斑変性のリスクが高くなる傾向にあります。
お酒による健康被害の可能性を低くするには、以下を参考にしてください。
・男性も女性も、週に缶ビール8本以上は飲まないようにしてください。
・日常的に一週間に缶ビールを7本程度飲む場合、一日に一気に飲むのではなく、三日以上に分散して飲むようにしてください。
・お酒の量を減らしたい場合は、休肝日を週に何日か作ってください。
目を太陽から守るために
日食などの珍しい現象が起きても、太陽を直接見ることは絶対に避けてください。太陽を直接見てしまうと、視力に大きなダメージを与え、失明を招くことさえあります。いくつかの研究によると、直射日光が白内障の原因の一つでもあると考えられています。
つばの広い帽子やサングラスを着用すると、紫外線から目を保護することができます。検眼医は、品質の良いサングラスを購入することをお勧めしています。