がんについての基礎知識〜終末期ケア〜

がんの終末期サポートを受けられる場所
がん慈善団体
専門のがん看護師は、がんやその治療法、実践的なアドバイス、サポートについての情報を提供しています。
カウンセリングサービス
お住まいの地域によっては、無料のセラピーを利用できる場合があります。医師、がん専門医、または医療従事者といった健康専門家が、セラビーを紹介することができます。主治医またはがん専門医は、適切なセラピストを推薦することができます。
ホスピス
ホスピスは、身体症状、心理的および精神的サポート、および死別ケアといった治療を提供することができます。また、鍼治療やマッサージ、美術や音楽療法、美容トリートメントといった補完的な治療など、幅広いサービスを提供することもできます。
ホスピスは、自宅やホスピスの建物、あるいは介護施設で人々をケアしています。サービスは通常無料です。
自助グループ
これらのグループは、経験を共有し、お互いをサポートすることができる、似たような境遇を持つ人同士をつなげます。家族のほかに、あなたと同じ経験をしている人と話すことは参考になることが多いです。
実用的な考察
遺言を作るのは、家族のためにできるもっともポジティブなことです。遺言を残さずに死んでしまうと、あなたを頼りにしてきた人が財政困難に直面する可能性があります。遺言を作る一番の方法は、弁護士を通して行うことです。それによって、後々起こりうる法的な問題を回避することができます。
将来の治療やケアのために、希望や好みを書き留めたり人に伝えたりすることもできます。これは、治療拒絶の事前決定(将来どんな治療を受けたくないかを決めておくこと)と同じく、法的拘束力はありません。ただし、医療従事者は、治療方針を検討する際にこれらを考慮する必要があります。
意向は、治療に関することだけでなく、自分にとって重要なこと(ベジタリアンの場合は食べ物の好みなど)、個人的な好き嫌い(ライトをつけて寝たい場合など)なども入れてかまいません。また、葬儀について希望を伝えることもできます。
将来的、自分のために決断を下してくれる人を指名することもできます。また、財政問題もしくは健康および個人的な福祉のどちらか、もしくは両方について決断を下す弁護士を1人、もしくはそれ以上選ぶこともできます。弁護士に永続的な権利を付与することといわれています。