交通事故後の外傷後ストレスについて

症状

事故後の感情

事故にあった人は事故当時とそれ以降、次のようなさまざまな感情に襲われることがあります。
・ショック
・事故が本当に起きたとは信じられず混乱する
・怒り
・緊張感や心配
・恐怖や不安
・罪悪感

さらに、心の中で事故がフラッシュバックし、頭から離れないかもしれません。
事故にあったほとんどの人は、上記の感情のいずれか(またはすべて)を持っており、感情のあまりに日常生活を妨げてしまうこともあります。

事故後の正常な気持ちと異常な気持ちの違いは何ですか?

交通事故にあった人の大半は、時間の経過とともに激烈な感情から解放されます。しかし時々、それらの気持ちが消えたり、強くなったりして、思考や行動に影響を与えることがあります。 長い間、日常生活の中で苦しめられるこの激烈な感情は、心的外傷後ストレスという状態の兆候です。 心的外傷後ストレスの場合は、次のような症状があります。
・進行中の一般的な不安感
・運転や乗り物に乗るのが困難
・医療検査や手術が怖い
・神経過敏、過度の心配や怒り
・悪夢や睡眠障害
・孤独感
・止められないフラッシュバック

事故後、どうやって気持ちを整理すればいいですか?

・事故の詳細と、事故当時やそれ以降どのように考え、感じ、行動したか、友人、親戚、カウンセラーに話す
・頻繁に運動し、いろいろな活動に参加する
・主治医の助けを得る
必要に応じてほかの機関に紹介し、あなたの回復を見守り、必要な薬を処方できます。
・日常生活に戻る
事故がきっかけで行動範囲が狭くなる人もいますが、怖くても普通の生活に戻ろうとすること大切です。
・安全運転をする
事故後は運転や乗車が難しいかもしれませんが、運転中は常にシートベルトを着用し集中することで、将来の事故や怪我のリスクを抑えることができます。ただし疲れているときや、お酒、判断に影響を与える薬を飲んだりしたら、運転しないでください。

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